からみないキャンプ場(秋田県)
2009年 7月

所在地:秋田県北秋田市阿仁町比立内
料金:無料

梅雨であります・・・梅雨。
連日ジメジメとしているのです。

それにもう、今年も7月ですよ・・・
もうじきこの梅雨が終われば、暑くて嫌いな真夏の季節も、今年もまたやってくるのか・・・なんてね^^

まぁ、ぶつぶつ言っても何にもならん!
梅雨の中、幕営へ出るのだ(汗



さて、向かう先は決まった。
よく向かう北秋田への道程はもう目をつぶっても行ける(笑

宮城から山形へ出て、R13を北上。
秋田への県境を越え、横手、大曲、角館と上がり、R105へ乗る。
このR105に分岐してからが、自分的には気分の乗ってくる頃合だ・・・。

今日は阿仁町で最後の分岐です。
いつもは、さらにその先の野営場へ向かうので、今日はまだ近いほうで楽だ(笑
とは言っても、家を出て下道のみですでに7時間ほど経っている・・・いつもながら、よくやるよね(笑

さて、その阿仁町へ到着、pm2時半であります。
温泉へ浸かって野営場へ向かいましょうか・・・。
いつも見かけていた大きな看板の案内で、「せせらぎ温泉」が近いので向かってみる。



ありゃ・・・営業してない。
休業?・・・(後で聞いたが、温泉が出なくなって営業を辞めたと言う事です)

どうするか〜〜!
手前で分岐の打当温泉「またぎの湯」は結構遠い、車で20分ほどかな。
とはいえ、梅雨時のジメついた日は温泉のひと浴びが嬉しいもの。
今日の幕営場は森の中ゆえ、ここで浸かって行こう。



温泉を楽しんだ後、いよいよ今日の幕営場所へ向かう。
「道の駅あに マタギの里」の向かいの道へ入って行く。



ちなみにこの道の駅では、鹿肉(¥3,000)と熊肉(¥5,000)を販売している。
高いので土産にも無理(汗

集落を過ぎると林道に変わる。
細いが舗装路であって、しばらくは普通に走ってゆくことが出来る。

     

さて、からみないキャンプ場は、「大阿仁地区生活環境保全林」の中にある。
先月、数年ぶりにここを視察したのだが・・・
実はこのエリアには、この「からみないキャンプ場」以外に2箇所のキャンプ広場があるのだ。
後に巡回の管理人に確認をとったのである。
「からみないキャンプ場」自体の情報は、webでもガイドブックでも容易に見られるが、この広場が幕営可とはどれにも書かれていない。
そういう活きた確証情報は貴重だ。



まず、その一つ。
「からみないキャンプ場」への1km手前、分岐に看板があり、「ふれあい広場」と案内がある場所だ。



来る途中、チラリと建物が見える場所である。

      

立派で大きな東屋風の建物。
この前の広場は、草丈も短く整地状態も良く、格好のテン場だ。
しかも、目の前は清冽な渓流となっており、川遊びにはもって来いの環境だ。

こんな簡易トイレが一つだけで、水場は無い。
後で管理人に聞いたことだが、この目の前の川沿いに湧水場所があると言う・・・このときは全く気が付かなかったが。

う〜ん、これイイ場所じゃないですか〜!
素晴らしい環境ですよ・・・まさにプライベート感覚の幕営サイト!

天気が荒れたときは、この大きな東屋に入れば、かなり快適に過ごせることでしょう。
からみないキャンプ場が釣り客でにぎわっている時には、ひっそりしたこちらが最適です・・・自分的には。



その二つ目。
看板のある分岐場所を、からみないキャンプ場へ向かうと、右下に広場が見える。

   

前回のレポを参照されたし。
ここも幕営してもOKと、管理人から確証を得ている。
ただしここにはトイレと水場が無い、ただ草地広場と東屋があるのみだ。
まぁ、直ぐ先、歩ける距離に「からみないキャンプ場」があるので、それほど問題ではない。

ここもなかなかイイ感じだ・・・。
先のふれあい広場も、この広場も、からみないの鬱蒼とした雰囲気が嫌なときにはこちらのほうが開放感があって良さげだ。





さて、いよいよ「からみないキャンプ場」であります。
前出の広場から直ぐにキャンプ場がある。

      

来ました、野営場。
トイレに炊事棟と、立派なキャンプ場だ^^
サイトは数箇所あって、適宜、好きな場所に幕営すればよい。

     

ブナ林の中に入ると、足元は落ち葉の絨毯である。
頭上は殆どブナの葉に覆われており、真夏なら木陰を作り涼しく過ごせるはずだ。



この野営場での設営の一例・・・のつもりであります(汗
心配だった蚊などは気にならない、湿った感じではあるが、佇んで嫌な感じではないようです。

管理棟には土日であっても管理人の常駐は無い。
受付も無いのだが、夕方に軽トラで来たおじさんが、どうも見回りの管理人のようだった。
釣り客に間違えられたが、しばし、情報収集がてらいろいろ話を聞く。

なお管理人曰く、ここの炊事場の水道から出ている水は、贅沢にもこの先で湧いている湧き水・天然水を引いているとのことだそうだ。
冷たくて美味い水が潤沢に使えて嬉しい。

     

焚き火用の薪はたんまりあって、濡れているので乗せると煙が盛大に出るが、徐々に勢いが出てくる。
焚き火の炎を見て煙に当たりつつ、腰を下ろして一杯やり始める。
このひと時が至高の瞬間だ。

     

屋根を持って来て良かった・・・。
一杯やり始めたとたん、雨が降り始めたのです。
弱く降るのかな、と思いきや徐々に強くなってきた。
遠くで雷も鳴り始めた。

      

雨のまま次第に日が暮れてゆく。
盛況だった焚き火は雨に打たれ、消えそうな危ない状態。
しばらくして、雨が止み焚き火を復旧させ、焚き火の前に座る。

強い雨も、ブナの葉のおかげでクッション効果があってしとしと降る感じだ。
足元も深い落ち葉の中に吸われる様に染みていく。
深い森の中に居る、イイ感じの幕営です。

夜も更け、テントに入ると湿気っぽさも無く快適。
パネルを下げメッシュを拡げると涼しく、快適にお休みです・・・。



翌朝
雨は降らなかったようだ。



しばしテントの中でまどろむ。
トイレに行くのに起きる。

    

直ぐ下の渓流に下りる。
でかい木が倒れている。



壁画園・・・って何?だれか教えてください。

      

お湯を沸かして、深い森の中での朝食とお茶。
梅雨の時期だからこそ、瑞々しい森の情景だ。

「からみないキャンプ場」・・・素晴らしい野営場である。
秋の頃はまた素晴らしい雰囲気であろうと思う。



素晴らしい幕営場の余韻を味わいながら、ゆっくりと帰路についた。
山形まで下がるが、順調で時間が早いので気まぐれで寄り道する。



山奥に入って行き・・・



こんな看板を見て・・・例によって林道に・・・汗



こっちは通行止めで・・・



某キャンプ場跡には多数の車が停まっていました・・・。
ここから登山している方々の車です。
ホントに何にも無い、サイトの跡すらない小さなキャンプ場跡。
でも、ここでキャンプされている方も居るとか居ないとか?(笑
緑が濃く、草の匂いが梅雨を感じさせました。





END



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