河辺いこいの森キャンプ場跡地（秋田県）
2009年　5月

所在地：秋田県秋田市河辺三内

幕営旅、二日目です。
道路は全く渋滞しておらず、とてもスムーズにスイスイと車は進む。

今日は秋田で幕営することにしているのです。
東京から来ているキャンプ友の三太夫さんと、今回の幕営旅中は予定の各幕営地で合流となっているのです。



＜視察・大曲ファミリーキャンプ場＞
秋田県大仙市大曲西根字仁応治 　無料

スイスイと北上してきて大仙市まで来た。
時間に余裕があるので、一つキャンプ場を見ていく。

大曲スキー場に併設されているキャンプ場だ。



案内板でテントサイトを確認する。
ここは６月〜９月までの短い開設で、いわゆる管理キャンプ場の類である。
と、言うことで今現在は閉鎖中だ。



桜が満開で咲いていて、散り始めていてとても風情がある。
スキー場のゲレンデ脇の斜面に広場やテント場、トイレ＆炊事等がひな壇式に配置されている。

　　　　　　

仕切られた狭い区画より、上の芝生広場のほうが張り心地が良いだろうか。
良く思うことだが、こんな仕切りを入れるのでなく、適宜な木立のある清清しい芝地広場を作ってくれないだろうか？
そのほうが、かなりキャンプ利用には最適におもうのだが。

まぁ、そうは言ってもなかなか雰囲気の良いところではある。
炊事棟とトイレがしっかりしており、名の通りその点ではとても楽にキャンプができるだろう。



場所柄、高い場所にあるので大仙市の町並みを眼下にすることが出来る。
おそらく、テント持込なら無料で利用できるであろうから、それなりに利用価値はあるのではないかと思う。



＜河辺いこいの森キャンプ場の跡地＞

さてジツは、本日の幕営予定地は河辺三内の「井出舞沢園地」であったのだ。
岩見ダムの先河北林道への入り口の手前、釣り愛好家の好む渓流沿いにある小さな広場である。

さて、目的地の井出舞沢だが、これももう５年も前にソロで幕営を楽しんだところである。
昨年もチョイと覗いてもいるが、少し整備が進みやや面白味が減った気がする。
昨年はこの河北林道は通行止めで、その先のカラミナイ野営場へ行くことが出来なかった。
カラミナイ野営場もまた自分好みの良い雰囲気の場所で、幕営のタイミングを見計らっている場所なのです。
さて今回は、久々にその井出舞沢園地でひっそりと幕営が出来ないものかともくろんでいた訳です。

午後も良い時間になってきたので、そろそろ現地へ向かうとする。
そんな頃合のとき、先に向かっていた三太夫さんから、岩見ダムから先への進路が通行止めだという。
あらら・・・早速もくろみが外れちゃいましたね。
もう、この時期なら行けるものと思っていましたが・・・。
でも、こういう思い通りにいかない旅が面白いんですね〜、周到に立てた事前計画通りに実行して悦に入るのは好みではないのです。

さて、こんな人里離れた山奥ですが幕営地の代案はいくつもあって、すぐに思いつくことが出来る。
一番近いのはまさに通行止めの岩見ダムのところ、ダム公園。
そして少し戻って、５，６年前に見たときにもすでに廃墟になっていたキャンプ場の「いこいの森キャンプ場」
もう一つ、温泉施設ユフォーレに併設されている、「ユフォーレキャンプ場」があるが、有料の上どこにでもあるようなキャンプ場なので候補外。
こういう温泉つきのキャンプ場は人気が有って、こんな山奥でも結構混みやすいのだ。

　　　　　

そんなことで、河辺いこいの森キャンプ場’跡地’だ。
正確には、これより林の中に下りて行った所が本来の’跡地’なのだが、進入路はチェーンで止められていて行けないのだった。

この広場は筑紫森への登山口の少し手前にある。
隣にはバンガローのような建物が残されている。

車を降りるとすぐに、ハエの小さくした小虫が寄ってくる・・・。
状況はあまり良くないけれど、開放的な広場が良さげなのでここに決めよう。
整備されて「いかにも・・・」という場所より、こうしたもはや野宿に近い幕営が、自分的には面白くて良い。
あくまで「自分的には・・・」ということで御容赦願いたい（笑。



広場にある桜は散り始めているけれど、まだまだ花見が楽しめる状況でした。
いや、しかしまぁ、今日は暑いんであります・・・。



トトと三太夫さんが念入りに場所を決め、そこにて設営に掛かる。

　　　　　　

少しマッタリした後の夕方前、例のユフォーレに入浴に向かう・・・車で約１０分もかからない。
温泉そのものは特に何の面白味も無いところだが、今日は暑い日なのでこうして汗を流してサッパリ出来るのは嬉しい。

　　　　　　

夕刻になり、先の小虫が煩い・・・恐らく刺しバエとか言うヤツで、油断すると噛まれて痒くなる。
焚き火の煙を当てて虫除けにする。
ととも包丁を使い始めて豆腐を切り、味噌汁なんて作るようになった（笑。

考えてみたら、ととは物心つく前からキャンプに来ているから、すでにかなりのキャンプ経験者だよな・・・。
このまま毎週のように自分に付いて来て幕営していたら、どんな大人になっちゃうのであろうか？？？（笑
長男のマキは４月からは私の母校の高校生となり、挙句に何を考えているのか山岳部に入ってしまった。
早速、私の持つザックやら道具を奪い早速の山行、すっかり山屋になってしまったのだ（汗。
なにより、いきなり本格装備にカネが掛かる・・・あぁ、自分だってその高い装備、欲しいのに（笑
まぁ、良いのです、こっちは大人だから味わえるレジャーの楽しみだけんね、学生さんの体育会の世界とはちゃうんです・・・と毒づく（笑

　　　　　　

さて、日が暮れると小虫も去り、とても心地良い状況になる。
今夜もこうして幕営で焚き火が出来る・・・いいねぇ。

　　　　　

三太夫さんといえばコレだ・・・熱缶、じゃなくて熱燗ね。
これが美味い、幕営ならではの味だ。
あ〜極楽〜いいですねぇ。（笑
夜も更けて・・・さて、寝るべ。



翌朝は薄曇で、寒い朝だ。
熱いオジヤなんかをすすっておなかを温めると、体が目覚めてきて良い感じ。

さて、本日はロングドライブが待っている・・・。
気が付けば車を出したのは８時前頃であった。





三日目につづく



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