蔵王坊平国設野営場<蔵王坊平キャンプ場>(山形県)
2021年 8月

山形県上山市蔵王高原坊平
有料:\350/一人
↓    
上山市公式HP

夏の残暑です。
暑いんです。

この平地の蒸し暑さから逃げるようにして、標高約1,000mの高原エリアの坊平高原野営場へ上がって行くことにします^^)
坊平高原へはつい先日も行ったばかりですが、エアコンの涼しい部屋でグデッとパソコン相手に籠っているより、涼くて広い野営場でのびのびとしたいのだよ^^)

本日、自宅のあるエリアの最高気温の予報は33℃だ。
行く先は標高1,000mの高地であり理論上は約6℃ほど気温が下がる目論見で、更に夜ともなればかなり冷涼さを味わえるに違いない。
ここ連日残暑の熱帯夜から一時的にも解放されたい・・・



宮城側、遠刈田(とおがった)温泉から蔵王エコーラインを上がって行く。
蔵王エコーラインは宮城と山形とを蔵王連峰を横断して結ぶ、風光明媚な景色を味わえる約26kmほどの山岳道路です。



蔵王エコーラインって、正式名称は「宮城県道・山形県道12号白石上山線」って言うんだねぇ、改めて知りました^^)
エコーラインは幾度も曲がりくねってその度に標高は上がり、刈田岳の山頂へ行く”ハイライン”との分岐をやり過ごし、山形県境を越える。
この辺りは気温21℃!!
車を降りて外の風に当たると涼しいを越して肌寒いのだった・・・山って凄いな。



さて、順調に進んできて現地に到着。
この辺りはペンション群やスポーツ施設などが集まっているエリア。



野営場の看板をみてその先に上がると管理棟。
受付する。
人単位課金の勘定で、一人の利用なので¥350と安い部類です。

キャンプ場の敷地は広大で約6.9ha、収容人数は3,000人という・・・
サイトは林の中のフリーサイトなのですが範囲が広くて、ざっくりと第1〜第4エリアとなっていてその間を未舗装で轍のある荒れた細い砂利道が通っています。
またそれとは別に、綺麗な芝状のクロスカントリーコースが通っていて、そこをトレーニングで走っているランナーを見ることが出来る。

   

これだけ広いのだからどこに落ち着いても良いようであるけれども、これがまた、なかなか決め手のイイところがない。
どの場所も凸凹で畝っていて全体に緩く傾斜しており、平らな場所を見つけるのが困難で、都合のイイところは既に先客が居る。

とは言え、よほど神経質な人でもなければ全く困ることはなく、どこであってもそれなりにテントを建てられて、そこがその日の天国なのです。
こういうキャンプ場には、ソロ用の小型テントのほうが適応しやすいでしょうかね。



だいぶ場内のあちこちを見て回ってみるが、目移りして決め手がなくチョッと放浪する。
その間にも新規で入ってくる車が場所探しをしていて、少しばかり焦る・・・

結局、つい先日張った場所が一番落ち着く場所に見えたのでした^^)
第4エリアの奥側、管理棟脇を下りて行き第3エリアに下りる手前を左手に入り込み、その先の丘に上がったところでクロスカントリーコースの脇の頂上付近です。



この周囲がポッカリ空いているのは、だいぶ奥の場所だったり場内2ヵ所のトイレ棟から遠かったりの事が原因かもしれない。
広い場内に2棟のトイレ棟であるから、遠くなってしまうのは仕方がないことです。

さて、上記の通りで結局は先日と同じ場所に落ち着くことにしたワケです。
やはり、ここの周囲は芝地で足元が気持ち良い。
周りを見下ろす感じもイイ。

   

今回の幕体はコレを張る。
6月の岩洞湖で張った以来の2度目です、あの時も格闘したっけ・・・。

未だ幕体のコツが頭に入っていないので、どのように張って良いかいま一つしっくり来ていません。
しかたなく、取説を開いてその通りにやってみるが、それでもなんだか納得できず変。
あれこれやってみるうちに何となく形が解ってきたので、自己流の手順で一からやり直す。

   

格闘すること30分、ようやく完成であります(笑
やはりね、テントはオーソドックスな2本ポール交差のドーム型自立テントが、時間的に一番早く建つね。



まるでエアコンが効いているかのような涼しさにもかかわらず、この作業でひと汗流してしまいました〜(汗。



このところの定番配置であります^^)

過ごしやすい季節には、こうしたスタイルが開放的で過ごしやすいです。
周囲に誰もいないし、このまま寝転がっても良し(笑
そもそもここが芝地で、心地イイから出来ることですね。

   

周囲、目線の先には誰も上がって来ないし広々と開放感もあって、非常に居心地イイですね。
さて、一揃い出来ました、早速、狼煙を上げてウィスキー遣ります。

車載の外気温計では25℃を表示、なかなか涼しい!
肌感覚でもカラリとしていて爽やか、いいねぇ。



昔、ジョニ赤って呼んでたヤツね、同じ棚にジョニ黒もあったけれど予算外。
どのみち炭酸割りだから、深い味わいのプレミアムな酒だともったいない。
縦長の角型、スリムなボトルがイイね。
ジツは氷たっぷりのキンキンに冷たいハイボールより、冷水での氷なし水割のほうが香りが立って美味いんよね。

   

日差しが強い分、木陰も濃い。
お仕着せの指定場所でなく、思い思いの場所を選ぶことが出来て、更にほとんど整地されていない林であり野趣も満点だと思う。
そしてなにより、標高1,000m高原の冷涼さが嬉しい!



やがて夕刻どき。
朱色が射した。

   

まだ明るく早いけれど点灯しておく・・・。

   

ご飯、炊きます・・・
肉、焼きます・・・



焼肉タレ、忘れました・・・塩コショウの味付けでごまかす(笑
塩ダレ焼肉的で、これはこれでイケる。
が、しかし実は肉より野菜のほうが好き、夏野菜を食いたい・・・
狭小の庭先菜園の夏野菜を袋に入れたまま、持ってくるのを忘れました(凹



一気に暗くなってランタンの灯かりが頼もしい。



狙い通りに非常に過ごしやすい、心地良い状況。
露も無く湿気らない状況もイイ。

ランタンの灯が冴える。

敷地が広大なこともありますが周囲は非常に静か、嬌声も薪割り音も無くシ〜ンとして非常にイイ状況で独り野営を味わっています。



いやー涼しい、寝心地良好・・・



曇よりの朝ですが、心地良く寝れたので気持ちのいい朝模様です^^)

   

3棟の炊事棟とは別に水道は場内あちこちにあり、自分のところにも歩いて10秒ほどのところにある。
トイレ棟は立派ですが広い場内、特に夜には道が見えにくいこともあって足元には要注意。



自サイトに向かう途中、見上げるとこんな感じ。
丘の上にでもいるような一角だ。

   

テントの直ぐ脇がクロスカントリー用のコース、今朝も早い時間からトレーニングで走っている人が居る。
しばらくマッタリしているがポツポツ霧雨模様となり、それを機に撤収する。

今回も涼しくて非常に過ごしやすく、標高1,000mの高原エリアの心地良さを存分に享受しました。
山の季節の変わりは早い・・・あと2週間もすれば一足先に秋めいてくるのではないでしょうか?
キャンプ場の営業は10月末までとのこと、その間にはまた何度か来たいね。

【拾い物しました・・・】
設営の場所で、ガイロープを拾いました。
お心当たりの方はご連絡下さいね!









END




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