野営キャンプ旅−1日目
岩洞湖家族旅行村 ピクニック広場(岩手県)
2021年 7月

所在地:岩手県盛岡市玉山区藪川亀橋
料金:無料(オートサイトは有料)

7月も中旬、前回の野営キャンプは梅雨の入り直前であったが、それが明けた頃合いです。
梅雨明けすれば一気に真夏だなぁ・・・真夏日とか猛暑日とか、キビシイ季節の到来だ。

天気が良いに越したことはないにせよ、真夏の猛暑日続きとなったなかでのキャンプって結構ツライものだなぁ。
気絶しそうに蒸し暑いし、併せて突然の雷雨なども危険だし・・・
そうは言いつつ、今年は今年の、今は今のこの季節の情景を感じるために、あちこち見に行きたい。



いつものことですが、気の向くままのドライブ野営旅でありますから、何処に向かって何処の野営場に寝処を得るかを計画してません。
車に荷を詰め込むのですが、どれが必須でどれが不要か判然としていないことはいつも通り。
実際に持って行った約半分は要らなかったと後悔するのですが、何度繰り返してもまったく学習しないのには、まったく恥じ入るばかりです(汗。

さて、今回も気の向くままでありながら、またしても向かっているのは岩手・盛岡の岩洞湖家族旅行村のピクニック広場なのだった。
無計画で出張ってくるのはダメだな、結局、手っ取り早くお気に入りの場所へ決めてしまう・・・
ピクニック広場の白樺林での野営キャンプは、つい先日の梅雨入り頃に行ったばかりであった。

まぁ、ピクニック広場の白樺林の場所での野営キャンプには、昔からの個人的な思い入れがあって致し方ない。



いつもの判で押したような行動パターンとなり、盛岡でR455へ分岐して県営球場脇のスーパーJOISで野営酒&酒肴を買い込む。
出立してここまで約7時間、途中はトイレ休憩のみで一気に車を走らせて来た。



さて、ここから目的地にはまだ遠いんです、あと約30〜40分くらいの行程だ。

   

この辺りからいつも気分がワクワクしてきますよ(笑
R455から家族旅行村への取り付き道路へ分岐、やがて湖畔の道となる。



さぁ到着しましたよー、受付で利用申請を出します。



ピクニック広場です。
先日来た時とはあまり変化は無し、多少草丈が高くなったかな。
白樺の木陰がイイ感じで、涼しそうな景観がイイね。

案の定、この時期の大型の白黒アブが車にぶつかってくるので、エンジンを切ってからしばらく待つ。
今回はアブの数も数匹程度でまだまだ少なく、数分ほど待つと居なくなった。

   

前回はトレッキングポールを忘れて建てなかった幕体だ。
トレッキングポールを持って行動するシチュエーションで使う幕体、ということだろうね。
歩きではなく車での移動する旅には所詮ミスマッチなものではありますが、なんにせよ今回ようやく初張。

まったく予行もせずいきなり建てようとするので勝手が解らない、なぜペグ袋が2種あるのだ?笑



一応、建ててみたものの、なんか納得の張りが出来ないでいます・・・



う〜〜ん!?いいのか?これで?
あれこれやるものの、全身汗まみれでツラいのでこのへんで妥協しちゃう・・・。



今回、チェアは要らなかった・・・シートに座る。
アブが居なくて助かるねぇ、なにせ上半身タオルで汗拭き中なんだからして・・・(汗



セミさん、脱皮の抜け殻・・・



とっても素晴らしい景観。
木陰が涼しくて嬉しい、日に当たる場所に出ると焼けるように暑い。

   

さあ、一式揃った、落ち着こう・・・
今回は冷えた「南部美人」、岩手県二戸市の地酒で好きな酒です。

旨いねぇ、今の状況に最適な美味さ。
蚊取り線香を脇に・・・なんか、一気に夏模様。



ようやく汗も退いて落ち着いたので、焚火の準備。
今回はこのタイプのヤツ。



空の青、白樺の白、繁った葉と草の緑・・・
その色彩のコンビネーションの景観の中に、焚火の炎と自家製クルミ薪の燃え香が心地良くミックスして、この野営情景が堪らない。

あぁ、素晴らしいなぁ・・・



ようやく落ち着いて一息つくと、もう夕刻を迎える頃。
場内には他に誰もいない、完全貸し切り状態の贅沢さ。
脇の砂利道を、工事関係者が帰って行く車の音が響いたのみの静けさ。



シートに座ると地面からのヒンヤリ感が気持ちイイ。
あ〜、もう動きたくない(笑

   

今回はこの赤ランタンの灯かりが夜のお供となる。



とりあえずの湯沸かし、お湯があるといろいろ使える。

   

日が沈んだ。
気温もイイ感じに涼しくなってゆく。



無風、快晴の夜、三日月が上がってきて光る。
上弦の月・・・



素晴らしくイイ状況です。
ときおり林奥の方から鋭い鳴き声など聞こえてくる、トラツグミのヒーンの声も聞こえる時もある。



周囲がしっかり暗いことで、ランタンの明るさが際立つ。
三日月が冴えて光っており、夜空は僅かに明るい。
そして満天の星の数々・・・



最高の晩を味わえました・・・

抵当に酔いも回って小物を仕舞うが、その時に初めて夜露で湿気っている事に気が付く。
夜露が弱くびしょ濡れにならなかったのは幸いでした、軽く湿気った程度。

濡れ物は軽く拭いて仕舞い、幕体に敷いたシートにゴロリ。
ヒンヤリして涼しい、薄手の夏シュラフに身を入れると丁度良い。

オヤスミなさい。





おはようございます^^)
野鳥のさえずりが賑わっています。

起床で身体を起して出てみると、シート下には蟻さんの群れが出来てました(焦
露も少なくびしょ濡れにはならなくて良かった。

   

静かな朝模様。
涼しい。



この白樺林の情景が好いんです。

   

やがて日差しが強くなり始めて、木陰を濃くしてきています。
ひんやりと涼しかった空気感は、刻一刻と熱を帯びてくるようです。

まだ朝の早い頃合いで撤収は終わり。
今回は連泊ではなく移動しますよ・・・
こんな良い状況に心残りですが、車内の冷房の快適さ優先という軟弱ぶり。

さて、本日はどこにフラフラしようかなぁ・・・と、アテも無く脇道へと逸れ山間を進み、川口でR4へ出たのでした。





つづく




掲示板に、ご感想をお寄せくださると大変嬉しいです。
新掲示板

home | back | next