野営キャンプ旅−2日目−
大間崎テント広場(青森県)
2020年 8月

所在地:青森県下北郡大間町大字大間字大間平
料金:無料

出立は岩手県盛岡・岩洞湖家族旅行村のピクニック広場からであった・・・
昨晩寝るまでは好い状況、今朝は雨模様だ。

雨とは言え、それまでの猛暑続きの中ではこの雨模様は一息ついた状態なのではないだろうか?
意を決して帰路としたころには、弱い小雨模様となっていました。

姫神山一本杉園地を横目に見やり、好摩に下りた頃にはそのまま帰路にするには消化不良気味なのだった。



日が照っていないので涼しい、特に車内はエアコンが利いて快適そのもの。
帰路にするにしてもどこかドライブ、寄り道しながらとしようなどと余計なことを思う。

素直に盛岡へ下りればこんなことはなかった、そのままR4号で南下していたろうに、ねぇ・・・



なんにしても雨なんです。
何を思ったか、何も考えていないか・・・なぜか北方面にむかって舵を採っている。

全然寄り道なんてもんじゃないな、ましてや帰路とは完全に真逆方面の北方面へ上がってる・・・



あいや〜〜、ついに青森への県境まで越えちゃったよ(笑
こりゃ、今日はどっかに落ち着かにゃならんよなぁ〜〜?!

近隣の野営場は・・・まぁ、何処にでもあるわな。



そんなことを言いながら野辺地に来たところで正気に帰り、右か左かを迫られる。
反射的に懐かしい交差点でR4からR279”はなますライン”へ分岐してしまう。

マサカリの形、下北半島に入ってしまった。
この道に入ったとなれば、もうこの先に行きつくのは大間崎となるかな・・・「興奮してきたな」(笑



むつ市にきたところで、また右か左かを迫られる。
ここは右側のR279を素直には進まず、県道4号”むつ恐山公園大畑線”の山間路線を行く。



やがて山を下りると宇曽利山湖に出る。

   

恐山菩提寺に着く。



結構、観光客もいる。

   

山門を覗く。
こんな天気なので宇曽利山は雲に覆われ、菩提寺も宇曽利山湖も独特のムード。

散策を終えて、さてこの先に進もうかな・・・
県道4号”むつ恐山公園大畑線”をさらに進むと、薬研温泉へと出る。



そこから左折、”奥薬研温泉かっぱ”の湯を目指す。
あの広い露天の温泉に浸かりたい、懐かしいなぁ。

  

到着したのがpm15時、ちょうど男湯の時間になるので都合が良かった。

  

いやー、気持ちイイね!!
気温約22℃、温泉に浸かるには好い状況ですねぇ。

昔は柱も目隠し格子も一切無く、もっと開放的で脇の渓流と一体感のある本当の野天湯だった。
その当時が懐かしく感じる。

紅葉時期はまた一層、美しい所なんだよなぁ・・・
また来たい!・・・って思うけれど、宮城の自分のところからここまでは、かなり遠いなー(凹



大畑の町へ出て再度R279へ乗る。
大畑から大間崎まではまだ遠い、約31kmくらいあるね。

海沿いのドライブルート、今は未だ真夏の気分だから海の風景が似合うよね。
大間崎を目指して進むにつれ、何時しか空も明るくなっています。

  

さあ来ましたねぇ、本州最北端は大間崎・・・何年振りかなぁ。
宮城へ帰路のつもりが、はるばる大間崎まで来るとはねぇ・・・



テント広場は人がまばらながら、駐車場には結構車あり。

  

今日は穏やかで波も静かで風もほぼ無風・・・
来る途中まではどこも雨模様だったのに、ここは天気が良くて日が照っていて暑い。

便利で立派な炊事棟には3密を避けるためか、それより暑いこともあってか中で寛ぐ人はいなかった。
それに今日は外の方が気持ちがいいし。

   

さしあたり、今朝雨に濡れている幕体を乾かしがてらサクッと張る。
カモメが多く飛来して、広場の芝地で餌をついばむようです、人が近づいてもびくともしないのはだいぶ人慣れしているようです。

   

夕方となっており日が翳り始めると、周囲に居た人たちが一斉にテントを建て始めた。
そんな様子を眺めながら、スーパー・マエダストアで買った青森弘前の名物「いがメンチ」を肴に野営酒を遣る。



夕刻・・・
大間崎で見る夕陽も見事なモノだ。

今日は叶わなかったが、昔来たときに見た夕日は感動的だった・・・



いつかまたここで、同じように見事な夕陽を見たいものです。



テント広場脇に酒処「たけ」さんが出来ていた。
確かに、本州最北の簡易な居酒屋・呑み処だろう・・・

   

日が暮れて良い頃合いとなり、入店。

しごく小さく簡素、夏時期の季節営業と聞く。
ぐるりと中を見回す・・・好い風情だなぁ、旅情が湧く。
今時らしく、アクリル板越しに若い店長さんと過ごす。

大間のマグロに日本酒、
更には目の前の海で釣れたという生イカの刺身山盛りを差し入れされ、ありがたく頂戴する。

その日本酒は、冷蔵庫に入れてある七戸町の地酒「作田」のみ一択の提供であった、だがこれまた美味い酒だった。
軽い呑み口ながらしっかりとコクがあって、個人的にも好みな酒質だ

今回、青森上北地方のイイ地酒に出会ったな、嬉しい。



その美味し「作田」を数杯頂き、ほろ酔い加減でサイトに戻る。
まだ早い宵の口ですが、寝酒を少しやって寝ることにする。



今日は結構ドライブしたな・・・
明日、ここから宮城に戻るとすれば、下道だとほぼ一日を要するのだろうなぁ・・・どうするかなぁ?!。



夜明けとともに目が覚める・・・そんなお年頃(凹
周囲のキャンパーさんは動きが早い、既に発った人もいる。



朝日を見に岬へ出る。
本州の最北端に立っている。



日の出後の早朝は、涼しく気持ちがいい。
まだ人も歩いていない。

   

まだam6時頃というのに早々に日が照ってくる。
日の上がりに伴って、広場に広がっていたテントも大概が仕舞われていた。

さて、暑くなってくる前に車を出すか・・・
どのルートでの帰路にしようかねぇ・・・遠いなぁ。



つづく




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