野営キャンプ旅−3日目・4日目−
大間崎〜龍飛崎〜男鹿半島一周(青森県/秋田県)
2020年 8月
旅の3日目。
大間崎のテント広場を出立した。
朝、まだ早い・・・am7時前だ。
本州最北端の、ここ大間岬から宮城の自宅までは結構遠いな・・・(凹
まぁ、せっかく下北半島は大間崎へ来ているので、半島の左側のマサカリの刃の部分もドライブしたいのは人情・・・^^)
大間崎からR338を進むと、右手には津軽海峡を望み左手には深い山の連なり・・・そこを進む道はカーブとアップダウンの連続で、さながら山岳道路だ。
佐井村、願掛岩、仏ヶ浦・・・
風光明媚な海岸風景が次々とめぐってきて絶景の連続、とにかく飽きない。
本当に何度来てもこの辺りのドライブは風景に富んで楽しい。
それに下北は涼しい!ドライブ中のここは今21℃!!
毎日30℃超の宮城から来ると、まさに別世界の涼しさを味わえるエリアだ。
更に山間の道を進むと、やがてマサカリの刃下の角部分(笑)の脇野沢村へと下りてゆく。
九艘泊の漁村集落まで行き、海岸沿いの遊歩道を歩いて貝崎園地キャンプ場跡への散策は、やはり今回も諦めました・・・凹
その先を進むとやがてむつ市へ入り、それまでのR339からR279へと分岐してそのまま野辺地へと戻る。。
野辺地からR4に入り南下すれば自宅への帰路となるのですが・・・
野辺地湾に沿って進むうちに、R4は帰路で南下とは反対の青森市方面へ舵を向けてしまったのだった・・・笑
R4を青森市に向かって進み、陸奥湾沿いを夏泊半島の根元を横切ると、こんどは青森湾沿いとなる。
さて、いよいよ青森市街を通過するが、そろそろこの辺りで今日をどうするか決めなければならない。
ここ青森からなら、高速道路を使えばなんとか今日中には帰宅が出来そうである。
今回、単に1泊2日にて岩洞湖での野営キャンプにと出てきたはずだが、興が乗ってきてしまったのだろうか?!(汗
結局ここも、R4からR280へと分岐してしまった・・・(笑
つまり、ここからは津軽半島のドライブへと突き進むのだった。
津軽半島をR280で海岸沿いを上がって行く・・・
青森湾〜下北半島に挟まれた陸奥湾〜平舘海峡。
さっきまで、湾の向こうの下北半島をドライブしていたのだなぁ・・・
やがて今別の高野崎、そして袰月の鋳釜崎。
鋳釜崎キャンプ場にてトイレ休憩。
このキャンプ場ときたら目前には津軽海峡の絶景が広がるという、なんとも素晴らしいロケーションであり最高な場所だ。
当然、こういう素晴らしき場所には昔に泊ったことがある。
今日は風も無く状況も最高、もうココに泊まってしまおうか・・・
キャンプ客も1組程度しかおらず空いており、居心地もよさそうだし。
なにより、このロケーションの素晴らしさよ・・・
と言いつつ、やはり車を進めて行きつくところまで行かねばと・・・
R280は既にR338となっており、辿り着いたのは津軽半島の先端、龍飛埼灯台だ。
今日のように風が無い時に到着したのは初めてだと思う、これまでは強風ばかりだった。
龍飛埼灯台は白亜の灯台で、とても美しい。
先端から津軽海峡を望む・・・
真夏の穏やかな海峡。
本州のもう一つの北の果て、津軽半島・龍飛崎。
この穏やかでありつつ真夏の強い日差しに輝く白亜の灯台、そして眼下に広がる海峡の絶景を見納める。
龍飛崎を後にすると、R339竜泊ラインを下って行く。
小泊〜脇元海岸を過ぎる。
脇元海水浴場は賑わっており、本日いよいよここで腰を下ろそうかとも思うが、海水浴場の賑わいを横に見やるとそのまま通過してしまった。
更に下り行くと、やがてシジミで有名な十三湖。
県道12号側へ入り、十三湖大橋を渡る。
やがて再度R101へと繋ぎ、鰺ヶ沢町へ入る。
焼きイカロードへ入り、いつもの「種差チギリの店」にてイカを焼いてもらう。
昔は「イカのカーテン」が名物の風景だったが、イカ不漁が続くなか今後はもうそういった風景は見られないのだろうか?
イカ漁の不良とともに昔の賑わいは無くなってしまったような印象、それでも見ているとポツポツとお客さんは来ていて安心。
さて、未だ青森の西海岸をうろついている。
もうpm4時を過ぎ、うかうかしていると夕方になってしまう。
今日も適宜、寝処を決めなくてはならない頃合いとなった・・・
結局、今日も帰路にはつかず放浪の日となってしまった^^)
深浦町のキャンプ場を覗くが、有料\1,600の岡崎キャンプ場は満員御礼、同じく有料・町民の森はコロナにて今シーズン営業無し。
海沿いなので海水浴場を覗いていくが、この時間であってもまだ賑わっていて上手くテン泊出来そうな場所がない。
さて、困った・・・
そろそろ車を止めて一杯遣りたい頃合いだ(凹
もう日が暮れようかという頃に、ようやく落ち着ける場所に辿り着いた・・・
水道がポンプ故障で給水が出来なかったのは困った、ウォータージャグに入っている1Lほどを捨てないでいて助かった。
トイレも旧和式だがないよりマシ、開いていて利用可なのも助かる。
何とか幕体を広げて寝れる、ホッと安心して野営酒を酌み静かに夜を過ごす。
焼きイカがめっぽう美味い、もう一枚でも良かったか?
でも値段が昔に比べてだいぶ高騰した・・・
夜も更けマッタリしていると突如、車が一台入ってきた。
こんな時間にかよ・・・?
離れたところに地元ナンバーの車を止めると、まとめた荷を持ちはるか向こうの、もう林の入り口あたりの広場に落ち着いたようだ。
何故に?・・・と訝るが、ふと空を見やれば満天の星空!ミルキーウェイも薄っすら見える。
もしかして、先の人は星空観賞にでも来ているのか?などと、ほろ酔いの頭で推察してみたりする(笑
さて、とても静かな夜・・・
寝るかな。
今日もたっぷりドライブしたんじゃないかなぁ?!
だって大間崎から龍飛崎へと行って、そこから日本海の海岸沿いに南下したんだからね・・・
朝早く発って寝処に着いたのは夕方のpm6時過ぎだもの・・・
いやー、今日も疲れました(汗
就寝・・・
旅の4日目
今朝も天気よし・・・
今日もまた早い時間ながら身支度が終わってしまい、早々に車を出したのだった・・・。
またR101へと戻り、しばらく南下して進むと秋田への県境を越える。
能代を過ぎて、八郎潟の大潟村へ入る。
この八郎潟、かつては琵琶湖に次ぐ大きさの湖であったが大部分を干拓して陸地になったというから、まさに想像を絶する。
その入植記念公園にある、南の池キャンプ場を覗く。
昨晩は頑張ってここまで来ても良かったのかもしれない。
モニュメントを見ながら場内を歩き回りながら、キャンプ場の情景を見る。
夏で伸びている草丈が気になるが、簡素でなかなか良い。
トイレも利用可で端のほうにある。
この日はキャンパーが2組。
昔見たときより寂れた感もあるが、季節によるものかもしれない。
もとより、このキャンプ場はツーリング・キャンパー御用達なところであり、概ねバイカーさんの聖地的な印象もあったが今はどうなんだろうか?
さて、八郎潟まで来ている。
ここまで来たら・・・せっかくなんだから、男鹿半島にもドライブしたいじゃないでしょうか?
日本海に沿うR101へ戻り、それを進んで県道55号へ分岐する。
男鹿温泉郷を過ぎ、行きつく先は・・・
男鹿半島の先っちょ、入道崎まで来た・・・
何度か来ているな、ここも。
そして入道埼灯台・・・
白黒の縞模様で独特なデザインで、スッとした堂々の立ち姿、その背景には抜けるような青空、その下には広い芝生地、その先には日本海。
ここもまた絶景地の一つ、素晴らしい場所だ。
なんか・・・イイ(笑
風もない状況のここの芝地で海と灯台を眺めながら野営できたなら、どんなに素晴らしいかなぁ・・・
入道崎を後にすると、半島を日本海沿いにゆっくりドライブする。
男鹿半島も、丸一日かけて隅々を巡りたい・・・
どこを見ても絶景ばかりだし、なまはげの資料館も楽しい。
後ろ髪を引かれる思いで進んでいる。
ここの海沿いの道もまたスリリングで面白い。
大きく上下にうねっていて、まるで快晴の空や紺碧の海に飛び込んでしまいそうな錯覚!
日本海に沿って戸賀を進み、ゴジラ岩が人気の塩瀬崎・・・
今日もBBQで賑わっている鵜ノ崎海岸、遠浅の風景が人気スポットだという・・・
夕方の夕陽をここで観たいものだ。
この海岸を横目に進むと、男鹿線の終端の男鹿駅を通り出戸浜でR7に乗り、やがて秋田市街地を南下となる。
あぁ、いよいよ馴染みのルートに戻ってしまった・・・
こうなれば仕方がないので、ようやくいつもの帰路ルートとなった、帰るか。
といっても、ここから宮城の自宅までも相当遠いんだけどね(凹
それにしても、今回この旅・・・
出てきたときには1泊2日、岩手・岩洞湖家族旅行村での野営キャンプのはずだった。
それが、興がノってか只の気まぐれ気の向くままというものか、フタを開ければ3泊4日の岩手〜青森〜秋田のドライブ旅となっていました(笑
青森入りしてからの海沿いに移動するドライブは、なんとも楽しかった!
とにかく、風光明媚なスポットの連続だ!
とはいえ、反省点も大いにある。
いつものことだが、もっと一つ一つの名所や景勝地を丹念にめぐるべきだと思うのです。
夫々のどこを取っても、旅の目的地になりうるイイ場所なのだから、こんなに軽くサァーッと通り過ぎてはイカンよ・・・と、思う次第。
最終日、男鹿半島・海沿い一周ドライブの後、宮城の自宅に戻ったのは夕刻pm6時ちょうど。
この旅の全行程、下道でのドライブでした^^)
END
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