岩洞湖家族旅行村/ピクニック広場(岩手県)
2016年 6月



所在地:岩手県盛岡市玉山区藪川亀橋
料金:無料(オートサイトは有料)

今年は、ようやくこの岩洞湖のピクニック広場へ野営に来ることができました。
何年も前には何度も野営に来た常連者であったが、近年は・・・

この野営場所は、宮城の自宅からは結構遠い。
下道だと、移動だけで約7、8時間かかる。

今回もそうして地味に車を走らせながら、白樺の林のなかで野営をしたくてやってきました。



管理棟で受付をして、白樺の広場に設営を始めたのは夕方の4時にならんとする頃合いでした。



風はやや強いけれども、カラリとして爽やかな場内です。
セミの声が充満している。

やはり、この白樺林の場所は素晴らしいの一言。
この場所で野営できることの状況の良さに喜び、感謝したい。

     

駐車場下の広場から回り込んで、奥のほうにある東屋の下部の白樺林のほうに落ち着いた。
何度か車までの往復をして、簡易な荷を運び終えます。



ここの白樺林の風景/情景を壊さないように、目立たず自然な風合いの幕体にしたつもり。
うまく周りの風景に溶け込んだろうか・・・。

     

pm5時を過ぎたが、日が長くてまだまだ明るい。
今時期はアブも発生しておらず、とても居心地のいい頃合いです。



簡素な水場、ここから出る水は夏でも冷たく感じ、そしてうまい。



設営は整えられたので、そのまま腰を落ち着けてマッタリすれば良いのでしょうが・・・
昨年以来の久しぶりの訪問のこともあって、この白樺林の風景を見ては回りをウロウロして落ち着かない。

本当に、この岩洞湖家族旅行村のピクニック広場の情景は素晴らしい野営スポットなんだと思う。

自分はここに通い始めて今年でもう10年来のこととなる・・・年月の過ぎるのはあっという間だ。
その10年間、何度来ても素晴らしい野営をさせてくれる。
走馬灯のようにその間の野営のことを思い出してしまう。



日が長くなって、pm6時だというのにまだまだ明るい。
ようやく日の射し込みがうっすらオレンジに変わり始めてきました。

少し離れたかまどは格好の焚火場所。
焚火があればその前に居ついてしまう・・・せっかくのタープもただ張っただけになって、入るべき主人は不在となってしまった。



白い幹を夕陽が照らし始めて来た。



風がやや冷たくなって当たる。
火の前は居心地が良い。

管理人さんによれば昨日の明け方は氷点下近くまで気温が下がったというが、ここ薮川エリアといえば「薮川蕎麦」とともに「本州で一番気温の下がる場所」として有名だ。
標高が約700mくらいの高原地帯なことや山間であることも要因なのかもしれません。
真冬の岩洞湖は氷上ワカサギ釣りでその筋にも超有名だ。

   

pm8時を過ぎると風は止んで無風となり、ますます野営の夜としての情景が良くなってきた。
焚火の炎が真上に立ち上る。



まだ宵の口ですが、眠気に逆らわずにテント入って就寝。
遠出の野営旅は一日がすぐに終わってしまう・・・。



夜明け薄明るくなるころ、野鳥の声の響きがピークになる。
しばらくはその野鳥の響きを聞きながら、幕体の中でまどろむ。



am7時を過ぎてテントを抜け出て、身支度を整える。

     

やや風はあるが好天で文句なし。



本日のイベントは山歩です。

岩洞湖から姫神山一本杉園地までは、山間を縫って移動し約20〜30分ほど。
一本杉の登山口の駐車場に到着すると、すでに多くの登山者の車があった。



約80分ほどで山頂。
麓の街から見ると端正な三角形の山容ですが、頂上はゴツゴツした岩の場所だ。



パノラマの絶景を味わう。
正面には岩手山がクッキリと見えて嬉しい。

再び登山口へ下りてくると、まだ昼前の11時ちょうど。
今日は時間に余裕がある。
もう一本、近隣の七時雨山も・・・とも思うが、次の機会に残す。

      

更に車を走らせ、網張温泉へ。
林の奥、亀滝の前にある野天風呂、「仙女の湯」で入湯。

青白色で硫黄臭の強い温泉。
まだ周囲にアブが発生していないので、安心してとっても快適に浸かっていられる。
あまりに気持ちのいい野天風呂なので、かれこれ一時間ほどここで温泉に浸かっていました。

さて、車に戻り岩洞湖の野営場所へ戻る。
さっき登った姫神山を廻り込むように、来た道を同じくして岩洞湖へ。

      

焚火を眺めながら、薄めに割ったハイボールを遣る。
好い心地だ・・・至福。



白樺林は春蝉の声に充満されている・・・
気が付くと、あちこちにセミの小さな抜け殻がある。



鍋を火に掛けようとしたら、おっと危ない、取っ手にセミがしがみ付いていたよ^^)



また今日も夕刻、白樺の白い幹が夕日色に染められている。
素晴らしい情景。



夕方からやや風が強く、昨晩は暗くなると無風だったが今夜は風が退かない。
やがて雨も降りだしてきた・・・タープがありがたい。
雨となっても、この素晴らしい白樺林の下で過ごす夜は味わい深い。

かまどの焚火の火が静まってくるのを待って、今夜も早々に寝る。
雨音が良い感じに響く。



夜の雨は小刻みに降ったようで、適量のようでした。
乾いた風も止まずに吹いていたので、幕体も気になるほどの濡れではなかった。



そして、時間とともに日が射し始めて良い天気になる模様です。
今朝も、相変わらず清々しいピクニック広場の情景だ。



広場から離れたこっち側、落ち着いた雰囲気があってなかなかいい場所だね。
それに白樺林の眺めもすごく良い。

     

しばらく白樺林の下を散歩し、頃合いで撤収。
名残惜しいのですが、今回の野営を〆ねばなりません。



帰り際には、また清々しく最高の情景の白樺林に囲まれたピクニック広場になって輝いていた。


YouTube-岩洞湖家族旅行村ピクニック広場 野営の朝-

朝日に輝く白樺の幹と鮮やかな新緑、盛大な蝉しぐれの情景に後ろ髪を引かれながら、今回の野営を後にしました。
また近いうちに来なくては・・・。




END




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