米沢市緑地休養施設 市民の森(山形県)
2009年 7月

住所:山形県米沢市小野川町→場所はココ
料金:無料

このところ天気が不安定で、天気予報もはずれ気味だ。
この週末も予報は思わしくなく、出かけるのにもヤル気をなくす様相なのでした。
それでも休日の朝となり、空模様が落ち着いていると、後先を思いやることなく鉄砲玉のように出てしまう・・・(汗



さて、行くって言ってもどこへ?
思いを巡らせて、ふと以前の記憶を辿ってみた。
そう言えば・・・よく通る近辺に面白いところがあったっけ。

もう3年前頃に見ていた幕営地なのですが、引き出しの奥に入ったまますっかり忘れていたスポットなのでした。
思いついたのも何かの縁・・・その場所が自分に幕営しに来い、と呼んでいるのでしょう。(汗
まずは行って見ようか・・・。

宮城から山形へ抜け、山形の南端に位置する米沢市。
いまは、ドラマ「天地人」のブームとかで、ゆかりの米沢市も人気のエリアであり、週末は観光客も多い。

そんな市内の名所も良いだろうが・・・
なぜか、自分はこんな山奥の道を走っている。



小野川町に入る前に、普段寄り道できないところの・・・綱木川ダム方面へ気ままにドライブする。
すっかり秘境地の趣・・・
綱木川ダムを超えて行けるまで先に行き、その後は少し戻って綱木峠を行く。



途中、旧会津街道の松坂峠です。
峠道路で狭い道だが、舗装されて林道の趣は無い。
ここまで、県道233から234へのルートです。

やがて、県道234を船坂峠の手前で小野川温泉方面へ分岐する。
そのまま行けば小野川温泉へ着く。

      

わざわざ、えらく遠回りしているが、本来は米沢市から小野川温泉に向かって来るのが妥当だろう。
さて、県道234沿いの分岐部分に、この看板が立っている。

この看板を見落とさないようにしなければならない。
この看板の正面が、目的地への林道の入り口であります。
林道とは言え、舗装路で問題なく走行できる・・・やはり道幅は狭く、すれ違いには要注意だ。

      

約4km、この細い道路を進み、山奥へと上っていく。
やがて、道沿いに大きな駐車場が現れる。
今日の目的地へ到着だ。

3年前に覗いた時と全く一緒だ。
この駐車場の正面を登って行かねばならない。
駐車場の正面にトイレがあり、水が出ているが手洗い用でそのままは飲めない。

この急坂がネックだと思っていたのだった・・・実際、荷揚げは労力が居る。
道具の多い向きには合わない幕営スポットでしょうか・・・。

      

坂を登って右に進むと「こども広場」があって、ここがテン場となる適地だ。
草刈がされており、とても気持ちの良さそうな状況になっている・・・。
草の匂いも清々しく、端に建っている東屋がポツンの風情が好い。



標高は約400mほど・・・胸のすくような爽快な眺望だ。
この場所の一番の魅力は、この眺望そのものである。
眼下には米沢市の市街地が一望で、これ以上無い好立地の幕営場なのである。
これだけの眺望、当然夜には市街地の夜景が期待されるのは当然です。

     

広場の端にはカマドもあるが、使用されず荒れた状態である。
使用期間は7月〜11月、とある。
4月〜6月は風が強く使用するなと書いてある・・・その時期には風があるということです。

さて・・・天気予報を覆して、まさに真夏模様・・・暑いの!!(汗
蒸し暑い!
広々した開放感抜群の広場なれど・・・日陰が欲しい〜〜!

東屋へ荷を運び様子を伺う。
隣の西向沼への見物客は居るが、この広場へは誰も来ないので、この東屋に陣取ってもよさそうだ。
東屋に入ると、日陰で涼しい・・・。

      

隣に、西向沼というチョッと不気味にも思える雰囲気の沼がある。
沼・・・って、なにか好い感じはしないんですよねぇ。
アイヌの伝説を秘める、とあるがどういうことかはよく判らない。
縄文時代前期遺跡との碑もあるが、これもどれを示しているのかは判らない。

さて、先の「こども広場」の雰囲気の良さに一安心し、直射日光を東屋で凌ぎ一休みする。
この状態の暑さでは迂闊にテントは広げられない・・・夕方になり涼しくなるのを待たねば。
真夏の昼はタープの日陰も大して涼しくならない・・・木陰の下でないとダメだ。

そろそろ、山を下りて温泉で汗を流してこよう。
すぐ近くには小野川温泉があって、露天風呂小町の湯はよく利用する野天風呂です。

     

先の市民の森からこの小町の湯まで、車でおよそ10分というところ。
清掃協力金を箱に入れ暖簾をくぐると、嬉しい貸切。
いつもは熱くてキビシイ湯も、今日は適温。
やはり、日差しが強く岩も熱く焼けているし、脱衣所脇のわずかな日陰に逃げたりして大変です(笑



湯上りに温泉街の店で、冷たいビールを買い込み市民の森へ戻ってきた。
涼しい東屋に入り、米沢の市街地を見下ろしながら早速プシュッと遣り始める。



好いですねぇ〜!
もう、最高の眺望・・・良い場所です。

      

ただ、もうチョッと木陰があれば更に良いのですがね〜、この真夏時期は。
ともあれ、秋ごろはもっと過ごし易く居心地も良いのでしょう・・・。
そのときは、東屋でなくとも広場の好きな場所に陣取り、タープ下で寛げるんでしょうねぇ。



氷たっぷりでハイボール・・・風呂上りの喉の渇きに最高の飲み心地。
幸せを感じていました・・・この時は(汗

このまま夕方、そして夜の夜景へと楽しみが募る頃合だったのですが・・・。
何か、周囲が暗くなってきています。
空を見やれば・・・



ううっ!!黒い雲が・・・汗
まもなく雨になるぞ!!

     

のんびりはして居られず、そそくさとフライを装着。
次第に遠くで雷鳴が聞こえ始めたのです。



少しすると、やっぱりの土砂降りと雷。
少しで止むかという淡い期待は通じず、雷雨は激しさを増してきていた。

これは非常に拙い状況で、東屋の下の小物を整理し避難の体制だ。
雷の様子を見ながら、ミニととの手を引き一目散で車のある駐車場へ駆け降りる。
広場は、まるでタップリと水を含んだスポンジ状態、その上を歩くようで水はけの悪さが伺える・・・というより、それ以上に豪雨なのだ!



車に入り、エアコンを入れると乾いた風に濡れた服を当て乾かした。
その間も、激しさを増す閃光と、遅れてくる雷鳴・・・まだ遠くで鳴っているのが救いだ。
やはり、子供にはこの雷の迫力は耐え難い恐怖だろうね。

約1時間ほど車の中で過ごすと、やがて状況は安定を取り戻しているのでした。
雷も治まり静けさを取り戻しているので、再度広場の東屋へ戻ることに。

     

炭火を熾し、マッタリする。

降り止んだと思われた雨も、しつこく降ったりする。
一瞬、市街地の夜景も見えた時もあるが、下でも大雨が降っているのだろう・・・すぐに煙って見えなくなってしまった。
楽しみだった素晴らしい夜景は、次回の時のお預けとなってしまった・・・。



翌朝、天気は好転。
陽射しが強い・・・。



良い天気ですなぁ〜早朝から・・・笑
良い雰囲気ですね。



今日はゆっくりしてから帰ろうと、早朝から焼肉三昧です(笑
あ〜〜美味い!バーベキュー気分です。

ふと気が付くと、下の駐車場には10台もの車が集結しており、大勢が来ていました。
隣の西向沼と展望台へのハイキングの行事のようです。
がしかし、この心地良い広場へは誰も訪れませんね・・・。



静かで眺めも良く、居心地の良い広場・・・なかなか好ましい場所ですね。
昨夕の雷雨はどこへやら・・・テントも乾いており撤収も楽だ。

この幕営スポットは、是が非にも再訪せねばなるまい!
今回はチョッとしか楽しめなかった夜景を楽しみに再訪したいものだ。
撤収の後、山を下りればまた小野川温泉に寄り、小町の湯の野天風呂を楽しむ。

さて、帰路。
せっかくなので・・・

     

南陽市へ来て・・・
須刈田キャンプ場・・・縄文キャンプ場へ立ち寄ってみた。
ここも・・・また良い雰囲気ですなぁ〜!

見て回るうちに、またまた空は黒くなり雷鳴が遠くで聞こえ始めた・・・。
なんだかなぁ〜?この数日は雷雨が連続だ。
R113まで戻ると、一気に大雨、雷雨となってしまった・・・やれやれ(笑

次週は落ち着いた天気だと良いな・・・。






END



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