稲庭キャンプ場(岩手県)
2009年 8月

住所:岩手県二戸郡浄法寺町大字大清水
無料

今年の夏は冷夏・・・8月に入りましたが、未だ梅雨明けの気配がありません。
低温の日が続き、農作物への影響は必至の模様だ・・・何とかならないものか、と思います。

さて、この週末も幕営に出る。
天気は良いのか悪いのかは、もう判断がつきません(笑
この時期は予報も難しいようです。

今回は遠くへ出る。
とは言え、向かう先に何かしらのアテがあるわけではない。
非日常へのトリップとして、鉄砲玉のように訳も無くただ遠くへと行くのです・・・。



早朝の出立。
北へ北へと向かう・・・とりあえずの進路は青森だ。
とはいえ、前出のようになにか目的があるわけではないのです。
どこまで行けるのかな・・・。

     

道中のレポは・・・寄り道も無いので特にありません(汗
渋滞に巻き込まれました・・・何の渋滞かは知りませんが、なぜか混むんですねぇ。

で、一気に青森・・・十和田湖に到着です(笑
いやー、来られるモンですねぇ(笑
まぁ、こんなことばかりしているものですから、車もたった3年半で10万キロを超えるわけですな・・・。



お約束の「乙女の像」ですね。

せっかく来たのですから、ゆっくりしていきましょうか。
付近のお店に入って休憩・・・客も寄らずに閑散としてますなぁー。
真夏なのに冷涼、汗が出ないのは楽だけど、全然夏の雰囲気が無いよね。

さて、この先はどうするかな?
このまま北上は・・・明日の帰路を考えると難しいですね。
この付近で宿営場所を探りましょうか。

十和田湖の湖畔には、いくつものキャンプ場があるのだけれど、有料の場所ばかりなのでパス。
湖畔を離れたところに、「迷ヶ平国設野営場」がある。

      

良さげならここに決めても良かった・・・。

近くに着たが、場所がよく判らないですよ・・・。
道路沿いに建つ鳥居をくぐると、その先に野営場があった^^

ですが・・・草茫々が気を萎えさせる(笑
見渡して、良さげなところには既にキャンパーが居りました。
ここは秋深まる頃合がベスト、と思いました。

さて、まだ時間には余裕がありますから、他をあたります。



そうだ!と思い出した場所がありました。
数年前に見つけたあそこです・・・。
南下して、青森・田子(たっこ)町・・・にんにくで有名な、青森の最南端に位置する町だ。

      

「大雷鉢砂防愛ランド」にある無料キャンプサイトです。
この奥のほうに、無料のオートキャンプサイトがあるのでした。
が・・・閉鎖ですかね〜?どーしたんでしょう?(汗

チェーンが掛かって、奥に見えるトイレ棟も閉まっています。
数年前に偶然見つけて視察したときには結構良い感じだったので、期待してきたんですがねぇ。
あら〜残念、夕方なのでここらでもう落ち着きたかったですね〜(汗



まぁあえて、こんな思慮の無い成り行きの旅に身を任せて楽しんでいるわけです。
とは言え、そろそろマッタリと酒を飲みたいんでありますよ・・・(笑

う〜む、また十和田湖湖畔に戻って確実な有料キャンプ場へ潜り込むか・・・?
いや、しかし待て・・。
お?すぐ近くにあるじゃない!

ということでR104から田子町へ戻つ途中で分岐し、岩手県への県境を越える。
田子町は青森南端の町で、すぐに岩手・・・浄法寺町へは約40分程度だった。

     

山間を縫うようにドライブして、浄法寺の山はずれへ出てくる。
目的地の「稲庭キャンプ場」の5km手前にある温泉施設、「天台の湯」・・・こんな山奥にもかかわらず、素晴らしく立派。
村のお祭り?という雰囲気だ。
暗くなりつつあるので、あまりゆっくり出来ないね・・・まだ今日の寝所がどうなるか、なのだから。

      

稲庭キャンプ場へ到着。
なんとかまだ明るく周囲が見える。
場内はやや湿気っぽい。

検分・・・炊事棟もOK、周囲の状況もまぁOK。
よし!これなら良いでしょう。

     

この時間で貸切、天気は今にも雨が降りそうな感じであるので、またまた炊事棟に陣取らせて頂く。
なんだか、このところ炊事棟やら東屋にお世話になることが多いね^^

テントは後回しで、まずはカマドで火を熾す。
立派な炊事棟だ・・・煤けさせるのは気が引けるが、使うための施設だろうし綺麗に使わせていただく。
これまた幸いにも、廃材や太枝があって燃やすのに困らない。
湿気っぽい場内に焚き火の煙が漂って、人気(ひとけ)の証しをつける。

     

マッタリといつものを遣る。
カマドでは勢い良く焚き火が燃え盛っていて心強い。

一息ついて、炊事棟の下にテントを張る。
なかなか平らで良い場所が無い。
地面もジクジクと湿っぽくて、なんとも心地良くは無いのですが、エイヤっとやってしまう。
テントを張り終えしばらくすると、やはり、雨模様となった。



時折、強く降る雨・・・
こうして炊事棟に居られるのはラッキーだ。
小さな花火を楽しむ・・・梅雨が明けないけど一応は夏だもんな(笑

雨が止まないので、なかなかテントに行けない・・・。
小雨になったところでテントに駆け込む。
湿気っぽい場所だが幸いなことに蚊が居ない。
テントに入ると幕体を叩く雨音が心地良い。

ラジオを聴きながら雨の中テントに篭る・・・こんなひと時は結構好きですよ。
しばらくするうちに二人とも眠気が・・・。



眼を覚ますと、まだ薄暗く野鳥の鳴き声が響いていた。
雨は無いようだ。
もうちょっと寝ていよう・・・。

      

しばらくしてテントを出てみる。
周囲は濃い霧に囲まれていた・・・。
なかなか良い雰囲気・・・素晴らしい、絵になる情景です。



いいですねぇー!
霧に煙る幕営情景・・・。

簡単に朝食をしながら、しばらくゆっくりしているうちに、霧が晴れて来ました。
一気に日が射してきました。

      

霧に囲まれた雰囲気と、晴れの雰囲気とどちらも味わえた(笑
ここは真夏の日差しの強い時には、この濃い木陰があってとても涼しげだ・・・そんなときに来たいね^^

     

このキャンプ場は、稲庭岳への登山口にあるキャンプ場。
道路沿いには立派なトイレがあって整っている。

撤収の後、このキャンプ場の近くにある風力発電施設を見ようと思ったが、再度の濃い霧に囲まれ見られなかった。
やがて浄法寺の町に下りる。

二戸のほうへ出てR4へ抜けよう。
南下して、七時雨高原へ向かう。

     

七時雨高原の周辺は独特の風景。
あの広く綺麗な緑の場所に、テントを張りたい!・・・と、思ってしまう(笑



お気に入りの温泉で〆る。
西根町老人憩いの家  白坂の湯(流霞荘)だ。
名前の通り・・・地元の御老人しか居りませぬ(笑
いつもながら、自分の行く先はこんなシブイところばかりだな。

ここはいわゆる鉱泉(冷泉)なのですが、とってもイイお湯なんです。
湯船の角に蒸気パイプがあり、この蒸気で湯船のお湯を熱くするという、非常に珍しい仕組みです。
笹濁り、わずかな硫黄臭、塩味、淵の析出物の多さ・・・冷泉(鉱泉)とはいえ、素晴らしい泉質ですね。
湯上りもとても爽やかになる湯で、気分上々で帰路を進めたのでした。





END



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