石倉山キャンプ場(秋田県)/三崎公園キャンプ場(秋田県)
2008年 10月

   

今回は連休なのですが、何処で幕営するか何も考えていないのでした。
いつものように当日の早朝になって車に荷を積む時点で決める。
なんにしても岩手か秋田になるのだろうが、青森までどうだろう、などと考えると楽しい。



<石倉山キャンプ場>
秋田県山本郡三種町(旧 山本町)森岳木戸沢   無料


そうは言っても宮城を抜けるにあたりおよその方角は決めねばならない・・・。
ワタシの希望は某野営地だったのだが、同行のミニととは海沿いが良いとのリクエストなのだった。
では日本海ルートとなり、宮城−山形−秋田へのルートを辿る。
ゆっくり移動しながら幕営地を考えると、石倉山キャンプ場への再訪に決まった。

   

pm15時過ぎ、石倉山キャンプ場に到着。
来る手前の道路沿いにある管理棟で受付を済まして場内へ下りてくる。

今日は天気がよくて場内も明るい雰囲気で、とても良い感じであるものの風が強い。
風が強いのでタープを張る気にならない・・・、広々気持ち良い芝生の上に広げたかったのだけれど。

   

となると、やはり便利の良いこの給水所に落ち着いてしまう。
苔生した感じの屋根が良い趣を出している。



給水所の上のほうにテントを建てる。
綺麗な芝生がとても気持ちの良い状態だ。
少し風が強いのが気になるが、まぁいいでしょう。

日が暮れる前に近場の温泉、健康保険センターのゆうぱるへ向かう。
子供と二人で¥500(大人¥300)という安さ。
しょっぱいお湯でスベスベになる。
塩の温泉は温まりの湯で湯ざめしないと言われる。
今日のように少し冷え込むような日には最適な温泉だ。

ゆったりと温泉に浸かって、イイ気分でキャンプ場に戻ると早速湯を沸かして夕食の仕込み。
しばらくすると日が暮れてくる。

      

風もあるせいでだいぶ肌寒い。
炭を熾す匂いがとても好ましい季節になったような気がする。
熱々の食べ物も嬉しい。

   

静かな夜も更けてゆく・・・。
小物を片付けてテントに篭る。
寝る前に、ミニととにせがまれてトランプのひと時。
眠気が来て就寝。



翌朝

    

爽やかで好い朝の模様だ。
風も収まって気持ちのいい状況、テントも結露せず濡れていないのが嬉しい。



連休で余裕があるので、早朝の早立ちで帰路にならないのでゆっくりしている。
石倉山キャンプ場、なかなか良い感じのキャンプ場なのだ。
バンガローも安価なようだ。



石倉山キャンプ場を後にして今日のドライブコースを考える。
秋らしく爽やかな青空の天気で、男鹿半島を廻ろうと思うのだが気になるキャンプ場も棄て難い。
同行のミニととはなまはげのいる男鹿方面は苦手なので、とりあえずキャンプ場を視察してみよう。

かなりの山奥なのだが、前回とは違い今回のルートだと行けるようだ。
ダム沿いの細い道路を辿り、キャンプ場の手前数kmが荒れた未舗装道路となる。
路面の凹凸が激しく、車高の高い車で無いと簡単に車の底を擦ってしまう。
街乗りの軽自動車で来ているゆえ、ところどころ止まりつつ凹凸を乗り越えて進む。
苦労してキャンプ場手前まで来ると、もう此処で引き返すわけにいかなくなる。

      

こんな山奥の秘境に来たというのに、キャンプ場は整備されておりトイレ棟もしっかりと立派な施設となっている。
サイト自体は大きな運動広場といった感じ、特にワイルド感は全く無い。



紅葉は少し早い、と言った感じだ。
何にせよ、このキャンプ場はそのアクセスそのものが「超ワイルド」なのだがサイト自体は普通だ、というより面白味は少ない。
隣を渓流が流れており、御多分に漏れず釣り人には人気のエリアらしくその筋での利用者が多いらしい。



簡素なバンガローもあって、中を管理人らしきが清掃しておりすれ違いに軽く挨拶したが返事は無かった(笑。
さ引き返そうと来た道を戻るが、舗装路に出るまでが神経を使う・・・まぁRV車なら無問題ですが。
ワイルドなんですよ「道」が・・・ちなみに反対側からはさらに地獄のような道だが、もっとも通行止めで来ることができない。



<三崎公園キャンプ場>
秋田県にかほ市象潟町小砂川三崎クツカケ1-2  ¥310/一人


さて幹線道路まで引き戻り、今日の目的地へ向かう。
時間を喰ってしまったので、どのみち残念ながら男鹿を廻るドライブはやめるしかなさそうだ^^
やがてR7へ出ると、後は素直に南下する。
例によってまずは飛を覗く。

   

目の前の海は強い風に煽られ、波が白い泡になっていて大荒れ状態だ。
サイトは芝生が緑から茶色に変わってきている。
予想通り、強風で安楽な感じは無い・・・こんな時は三崎公園のほうがいい。
と言うわけで三崎公園へ向かうことにするが、途中いつものように温泉でマッタリ過ごして向かう。

三崎公園に到着すると、ライダーさんのテントが数張りあるが余裕のある状態だ。
管理人が居ないので受付できず、とりあえず設営する。

      

やはりここに来ると風があたらない、落ち着いた感じで居心地が良い。
空いた場所の海岸側に陣取ると、松の木越しに見える海岸風景がとてもいい。
ただ、やはり波が荒くて波音が轟々と唸っている感じである。



とりあえず、持参のジャガイモでも茹でてジャガバターで酒のツマミ。
ゆるゆると呑み始める。
海岸風景を眺め、少し大きな波音を聴きながらマッタリと過ごす至福の時間。
そんなことだけでもすぐに時間が過ぎてしまう・・・。

      

今日も早々日が暮れてしまった・・・。
ここからの夜の海の風景もいいものだ。
赤い灯台の点滅する赤いランプ。
水平線に見えるイカ釣り船の白い灯り。
時折、潮の匂いが漂う。
あれこれするうちに夜も更け、今夜も早い時間に寝てしまう。

    

翌朝
今日も天気が良くて嬉しい。
やはり今朝も結露も無く濡れて無くていいね。
こうして天気の良い朝は爽やかでイイ。
気分良くお茶を飲みつつ過ごす。

    

いやー、本当に好い素晴らしい風景だ。
波も穏やか。
この風景を堪能した後、管理人が来ていたので料金を払いキャンプ場を後にする。



帰路は風光明媚な海岸沿いの道を南下し、ドライブを楽しむ。
景色が良く好きなドライブルートだ。
山形−新潟の県境を越えるとすぐに山北町(村上市)。



久しぶりのミネラル工房さんへ立ち寄ろう。
タイミングよく富樫さんが入り口で出迎えてくれた^^

      

お久しぶりの挨拶のあと、久々に煮釜を見学させて頂く、今日も日本海の海水を煮ている。
話でも伺ったが、過酷な塩作りでは煮釜は割れては修理の繰り返しだという・・・。
確かにポッコリ空いた穴を見ると実感する。
焚くための燃料材は何とか確保しているそうだが、先の釜の修理など大変だそうだ。
目の前の日本海、透明感のある綺麗な海水・・・大海原の無料の原料は無尽にあるのに、などと二人で笑った。
気持ち良く工房を後にすると、またキラキラ光る日本海の海岸沿いのドライブを堪能し、帰路を進めた。




END



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