レークピア白水(白水川ダム公園キャンプ場)(山形県)
2008年 10月

所在地:山形県東根市泉郷後沢アザミ沢1484-3
料金:無料

今週から10月に入った・・・今年ももう10月、一年が過ぎるのが早く感じてしまってしょうがない。
このHPで一年前のレポを見ても、見返すたびについ先日のような錯覚がしてしまう。
何にしても季節は秋・・・一般的には今が幕営にはベストなシーズンといえるだろう。
深まる秋の、紅葉に染まる幕営の旅をしたいものだ・・・理想と現実はいつも乖離するものだけれど・・・。



今回は所用の為に出かけるつもりは無かったのだが、この抜けるような好天がそそのかすのが悪い(笑
しかし昼過ぎからでは近場にしか出向けないので、今一つワクワク感はない。
なぜなら、未だ先週の想うが如くの野営場Cでの幕営の余韻を引いていて、同類の野営場が近場には皆無だからだ。
こんな中途半端な状況には、今回のようなこんな場所が都合が良いのだろうか。

宮城−山形の県境を越え白水川ダムへ分岐して奥地へ向かう。
ダムをぐるりと回り込むように進むとキャンプ場に到着となる。
今の時期、山形へ来るとそこかしこで「芋煮会」が行われていて、普段ひっそりした場所でもこのときばかりは人が多いのだ。
ワタシは大人数のキャンパーがひしめく場所は苦手なゆえ、どうしても人が居ない辺鄙なエリアに向かってしまう。
が、このレジャーに最適な時期はどうしても思うようには都合良く行かないのだ。
そんな訳で尚更、先週の幕営や遠いものの北東北の某野営場A、Bなどは自分的にとても好い幕営地なのだ。

さて、いざ現地到着である・・・既に数組キャンパーが居る。
中段に位置する広場がいいかなと思っていたが、先客のキャンパーの邪魔にならないよう離れた手前の運動広場に陣取ろう。



特に景観が優れたキャンプ場では無いが、それでも広々した綺麗な芝生はとても気持ちがいい。
上部サイトのほうには炊事棟とサイトがあるが、もとより使えるとは想定していないのでこの場所の方が都合がいいのだ。
ミニととはこの広い芝生広場を駆け巡り、またはすぐそこの渓流に下りたりと遊び放題だ。
天気が良かったので芝生が乾いているのが心地良いね。

   

夕方前のいい時間の頃合なので、サクリと屋根を設えるともう呑みの体制である^^。
芝生も丈が短く足元もスッキリしてなかなか心地良いね。

   

薄暗くなったところでようやく今夜の寝所を設営。
テントも持ってきてはいるのだけれど、呑んでしまうとテントは面倒に思えて簡単なシェルタにしてしまう。
もうブヨも居なくなり丁度良いだろう
床なしのシェルタや簡易なツェルトの類は夜露を凌ぐ程度のシンプルな装備だ。
しかし、あれこれ重装備と違って快適性を過剰に求めないところが、ワタシには魅力だとおもう。

ラジオを聴きながら日が暮れるさまを静かに見ている・・・やがて雨模様となった。
時折強くタープを叩いて賑やかになる。
昼はあれだけ見事な青空で暑かったのに・・・が、風の無い時の雨は好きなのだ。
家にいてはタープ越しに聴く雨音の良さは解らないものだ。

      

さすがに暗くなり、ランタンをアルコールでプリヒートした後点灯すると、一気にまばゆく手元が明るくなる。
夏と違って煩い虫が寄ってこないのがいい。

123Rにも点火しいつもの炊飯、甘く香ばしい匂いが漂う・・・。
123Rとチタンコッフェルとの組み合わせは炊飯が上手くいく。
火力が強すぎず、また火加減も其れなりに調整できるのがイイのだろう。

ワタシは酒飲みなので炊飯せずとも酒のツマミが一品あれば上等なのだが、ミニととが同伴だと食事を提供せねばならず面倒。
それでもミニととのリクエストに従って簡単なメニューを作る。



雨が時折降るので、焚き火台を屋根下に持ってきてごく小さな焚き火にする。
乾いた空気が漂って心地いい。
熾き火になったところでおもむろに食材を適当に炙ると、これがまた美味い。

ゆっくりといい時間が流れて・・・夜も更けました。
雨も上がってとても静かな夜です。
二人でシェルタに入りシュラフに潜るとすぐに寝入ってしまった。



目を覚ますと薄明るくなっていた・・・am6時だ。
昨夜は早く寝入ったのにずいぶん寝たもんだ^^。
それにしてもここの目覚めのカラスの煩さは興醒めですな(笑



ゆるゆる起きだす。
まずはストーブに火を入れて湯沸し。
熱いお茶を飲みつつマッタリする。

      

軽く周囲を散歩。

   

炊事棟では水が出なかった。
本来のサイトは小さい上に実質使える状況ではない。
その下の広場が実際にはテントサイトとなっている状態である。



渓流沿いの隣にはこんな芝生広場サイトもある。
ただ、道路の真下だしトイレなどから離れていて実際には張る気にはならない場所だが・・・。
ちなみに脇の渓流の岩の澱みには多くの魚影が見えた(何の魚かワタシにはワカラン)。



しばらくゆっくり過ごしていると、何台もの車が入ってきた。
かまどの前に装備を運んでいる所を見ると、どうも芋煮会の集合のようだ。
こりゃいかん、そそくさと撤収にかかる。



白水川ダム沿いに下る。
紅葉にはまだ少しばかり早いようだった。





END



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