金田森公園(宮城県)
2016年 11月

住所:宮城県栗原市鶯沢南郷
料金:無料

今回向かっている先は宮城県の県北エリア、栗原市の鴬沢(旧 鴬沢町)にある野営スポットです。
金田森公園という場所になります。

きっかけは先月の野営旅の道すがら、すでに何年も前に視察していたこの場所の記憶を突然思い起こしたことでした。
思い出したその時には寄った時間が早いため泊まりませんでした。
しかし、何年もたってこの場所のことを思い出したことで急に懐かしくなり、近いうちに野営したくなっていたのでした。

初めて視察した時もなかなか綺麗な公園と思いましたが、その当時はなにか野営気分をそそらなかったのでした・・・。
しかし、それから何年も経た先月に立ち寄り改めて見ると、季節も違うこともあって印象もまた変わったようです。



さて、冒頭に記した経緯があったとはいえ、実は車を出して出立した後も行き先が定まらないでいます。
そのまま県境を越え秋田方面か、または岩手のほうも好いのではないか?または真逆の福島方面も好い。

・・・などと、いつものごとくの休日の放浪癖が顔をのぞかせて迷う。
とは言えこういう感じもまた、しがらみの無い自由を感じる贅沢な時間でもあります。

いろいろ思いが廻ったが、やはり冒頭の経緯で思いついた場所へ向かってみようか、と考えを正します。
なるべく渋滞の無いR457を移動し、県北の栗原エリアへと上がっていく。



金田森公園への目印は「細倉マインパーク」である。
そのランドマークな施設周辺のわき道からも行けるし、その反対側のR457にある看板のところからも入れる。
どちらからも、初めての場合はやや迷うだろうか・・・少しわかりずらいエントランスではあります。



現地に到着しました。
今日も、上々の状況でイイ雰囲気です。

すでに芝生は緑から枯れ色と変わっており、季節の入れ替わりを感じさせます。

    

広大な多目的広場には誰もおらず、どこに張るか迷う。



炊事棟の周囲が都合のいい場所なのでしょうが、万一BBQの団体が来ると居づらくなりそうなので、少し離れたところにする。
だいぶ寒くなった季節なので、それほど心配はいらないとは踏んではいますが。



炊事棟、トイレ棟からはやや離れるものの、広い多目的広場のほうにポツンと張った。
いや、しかしまぁ実際広いねぇ。

      

トイレはこのように立派、水洗で障害者用の広い部屋もある。
ただし、電灯が点かないので夜は明かり必携となる。
炊事棟も水道は使えた。
両方とも真冬でも使用可なのかは未確認です。



広くて気持ちの良い芝地、トイレと炊事棟完備で無料のキャンプ場。
もっぱら地元のバーベキュー利用や小さな子供連れのファミリーキャンパー向きの場所ではありますが、あまり知られていないのは不思議です。



小さな町で、その町中の小高い森の中にひっそりとあるような広場。
その在り様に風情を感じる。
ちょっと下りるとすぐ町なかなのです。

この多目的広場は公園の一部で、ひと山全体が公園という感じで敷地は結構広い。
ただ、となりの沼も含め所々は通行止めとなっており、実質この場所がメインとなっています。



今日は気温が高く、動くと暑いくらいだ。
こんなに暖かいのは、もう今年は最後ではないでしょうかね。



こんな広いところで、申し訳ないような貸し切り状態。
炊事棟周りや広場内には木々がないので、木陰が得られないため真夏の昼だと遮光性の高いタープなどが要るのではないかと思う。



なかなか上々の雰囲気です。



pm5時を前に日が落ち、暮れていく。
日が短い。

    

今日も野営の夜が来た。
晩酌の供にコンビニの総菜と棒ラーメン・・・。



相変わらず公園には車は入ってこない。
静かで好い夜であります。

夜中の2時ころ、目を覚ますと風と雨に見舞われていた。
どうも前線でも通過して荒れているらしい・・・。

何度かの突風を受けてペグが外れたらしく、テントがひしゃげた。
そのままでは幕体が破壊しそうなので、すぐに外へ出てきちんと張り直し。
昼間は風もなく状況が良かったこともあって、ペグ刺しが浅いままで油断していたのだった・・・。

作業を終えた後も風が続いたが、やがて止んだ。



夜中の騒動がウソのように朝は穏やかで、何事もなかったかのようでした。



炊事棟側のこっちのほうもいい場所、次回は・・・。
どの場所も綺麗な芝地が広がり、団体バーベキューには最高の公園です。

そろそろ頃合いで撤収。



野営地の佇まいを見下ろし、見納めて車を出す。

    

広場の上にある展望所。
上ってみた。
お城を模した立派な休憩場兼展望所です。

この後、栗原のエリアをドライブ。
宮城内陸地震での、荒砥沢の山肌崩落を望むジオパークを見て進むと耕英地区へ出て、復活した駒の湯温泉へ。

    

日帰り温泉として復活。
ここが旅館として健在だった頃、隣のキャンプ場へ家族キャンプに来てこの駒の湯温泉旅館での入浴が記憶にあった。



場所は変わったものの、あの時も風呂場の窓の向こうに林が見えていました。



帰路の道すがらの山奥で、紅葉を見る。
晩秋、もうすぐ冬です・・・。


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END





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