山奥某所の野営
2014年 11月
もう季節は冬の入り口ですね。
既に何度か木枯らしが吹いた。
今年も、もう冬の季節が来るのか・・・。
本当に、季節の移り変わりとか年が経るのが早く感じられる・・・所謂、歳だな(凹
さて、予報では週末頃の今日は良い天気だと伝えている。
そして休日の朝は抜けるような青空、心地良い日和であって野営に出かけたくなってしまった。
さて行き先なのですが、雪が降れば入り込めない場所へ今のうちに行っておこうと思う。
今年2度目になる野営場所へ・・・。
この場所は8年も前から来ている所ではあるのですが、今年の野営までレポには上げていませんでした。
さすがに同じ場所ばかりの繰り返しレポでこの当webページもマンネリ感は避けられず、たまには、新しい場所でのレポも必要になってしまう(笑。
昼過ぎ、早い時間に現地着。
この場所へは、未舗装の坂道を上がってくるのですが、枯れた夏草が鬱蒼と細い道の全面を覆っていました・・・。
自分の軽車のような古くなった車なら問題ないですが、新しくて綺麗な車ならばとてもこんな状態のところは走らせたくないだろうと思います。
冬の入りではありますが、まだまだ背の高い雑草が枯れた状態で残っておりました・・・。
こりゃあ、大丈夫だろうかねぇ?と心配したもののサイトに上がってみると、状況はまぁまぁ良好で安心。
鹿威しは水が枯れていて、ほぼ動いていない。
水道蛇口からの水は、おそらく沢の引き水でゴミが混じっており飲用に適さないが手を濯ぐくらいには問題ない。
トイレは簡易仮設のものがポツンと置いてある。
こんな状況なのだから、先のキャンプ場の表記板が無ければ只の草地広場にしか見えないであろう。
がしかし、実際にこの場に佇んでみると、里山の麓のなんとも言えない情景というか雰囲気の心地良さに癒される。
野営に浸る・・・まさにそんな情景だと思う。
とは言っても、実はそれほどの山奥というわけではありません(笑
テントを建てる。
この場所、平地のように見えるが実際には僅かに傾斜していている。
周囲には桜の木々が多くあり、特に前回来たとき見頃だった八重桜の木は、今時期、葉が赤く染まってまた映えているのでした。
今日は無風で居心地もいい。
まったく素晴らしい、野営の情景・・・。
ここの場所が善いんですね。
しばらく過ごすうちに、空はすっかり曇ってきてしまい、綺麗な青空ではなくなってしまった。
雨は・・・今夜は降らないでいてくれるとおもう。
しかし・・・看板が無ければまるで林道沿いの僅かな広場、的な状況に見える(笑
それでも、ここはれっきとしたキャンプ場です・・・ほとんど世間には知られてませんが(笑
そろそろ日が暮れてくる・・・。
夕焼けを期待してきたけれど、今日は残念ながら望めないようです。
とても静かな野営の夜を迎えています。
うーむ!満足です。
やはり、ここの野営地は好い。
できれば雪化粧した時期も来て野営に入りたいですが、自分の軽自動車では手前の坂道は無理でしょう。
あとひと月もすると本格的な冬。
既に大半のキャンプ場は閉ってきているので、行ける場所は限られてきてしまう・・・。
そんなことを考えながら、夜も更けた・・・。
翌日はやはり・・・どんよりの重い空模様でした。
いまにも雨になりそうな感じでありました。
それでもしばらく、この好い場所を味わうようにマッタリと過ごす。
名残惜しいのだけれど・・・
雨が降りそうなので撤収にかかる。
好い野営だった。
枯れ草を踏み分けるように車を下げて行く。
麓の大きな道路へ出ると、まだ昼には早い頃合で少し気になる場所へとナビをセットし舵を切ったのでした。
END
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