達居森と湖畔自然公園（牛野キャンプ場）（宮城県）
2013年　2月

所在地：宮城県黒川郡大衡村大瓜牛野９
料金：無料

2月・・・厳冬の様相となっております。
ここ宮城県はそれほどでもないけれど、この数日は各地の大雪ニュースが多く続いています。

青森県の八甲田エリアにある「酸ヶ湯温泉」では、なんと積雪５ｍ２０ｃｍを超えたと伝えています。
酸ヶ湯温泉にあるアメダスの観測計器が埋もれて測定不能になる寸前だという・・・
気温計はもう少し高い位置だというが、このまま積雪が続けば温度すら計測不能となるらしい・・・。

いや〜凄いですね・・・。
たしか、暖冬予報さえあったこのシーズンの冬ですが、こんなことになるとは。



さて・・・

今回は近場、通称「牛野キャンプ場」にて雪中の野営を愉しむことで向かっている。
イントロに書いた大雪とはまったく無縁の宮城の状況だ。
当然、車で向かっているけれど道すがらの雪害はまったくなく、あっけなく大衡村へ着く。

大衡村は某自動車メーカーの工場が誘致されたことで、工場団地脇に新たなＩＣが出来て周囲の道路は拡張された。
牛野キャンプ場とは、その工業団地から車でわずか１０分ほどで来られる位置関係だ。

分岐して牛野ダムの手前まで来ると、道は圧雪路となる。
ダムの周回道路は除雪されないため、雪でできた轍が深くて車高の低い車やタイヤの小さな軽自動車では入り込めない状況にあった。

今回は、４駆のＳＷの車で来ていたので何とか雪の轍の厳しいダム周回道路を進むことが出来た。
今時期、うかつに車高の低い車などでココに来ないほうが賢明と思う。
ちょっと深い雪にタイヤが嵌ると、簡単に脱出不能となると推測するし、側溝への脱輪にも注意すべき。



現地に到着。
周囲は深い雪で覆われている。

一旦、最奥まで行きＵターンで車を切り返す。
設営の場所はもう決めているので、車道より内側に車を置く。

　　　　　

湿った感じの雪、下側も固めの状態なので簡単に踏み固められる。



ペグも良く効きサクサクと幕体が建つ。



ダムも一面凍っているようです・・・。



うむ・・・

落ち着いたな・・・。

好い雰囲気だ。



キャンプ場内も一面の雪・・・
とても良い雪風景。



風も弱くなかなか居心地もよくて、のんびりと凍ったダム風景を眺めてます。



やはり・・
この時期の野営は最高だな！
蚊やブヨ、アブなどに邪魔されない。



夕刻になりました。

　　　　

今日は日本酒、宮城の酒。
少し熱めの燗をつける。

ほのかに甘い酒の香りが立つ。

お気に入りの酒盃・・・青磁三様の盃。

これでチビチビと遣る。



風がなく穏やかな晩で、マッタリ過ごせている。

外は氷点下5度ほどであるが、寒さを感じない。



道路が雪のために通行が厳しいためか、普段は夜中でも車が往来するものだが今夜はさすがにそんな車は来ない。

静か・・・

夏時期だと煩い嬌声の響きがあるけれども、今はシン・・・と静かで、とても心地良い野営となっています。



さて・・・

好い心地のところで、シュラフに潜り込むことにしましょう・・・。



まったく寒さを感じない寝心地だった。
グッスリ寝たな〜（笑

　　　　　

10cmほど雪が積もった。

この幕体は吊り下げのインナーと外幕とのクリアランスが大きいので、中で寝ているときは非常に快適だ。



しばらくマッタリと雪景色を堪能している間・・・
周期的に吹雪いてくる。

次第に強く吹雪くようになり、荒れ模様。

　　　　　

もっとゆっくりしていたいけれど、荒れてきそうな雰囲気なので撤収にかかるか・・・。

撤収のあいだも吹雪きが本格的になってきている。



フレームが凍って抜けない（笑
素手で暖めつつ、なんとか収容する・・・

う〜〜冷たい（笑



撤収が終わると、今度は車の雪下ろし（笑

町からそれほど離れていないのに、このダム周囲は別世界だ。

今回は、なかなか好い感じの牛野キャンプ場を味わった。
やはり、この時期・・・冬の雪中の野営は何かと心地良いものです。




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