青ノ木グリーンパークキャンプ場(岩手県)
2009年 5月

岩手県釜石市橋野町第2地割6番地
料金:無料

青森の岩木青少年スポーツセンターを発ってすでに9時間・・・
何箇所かの野営場に寄って見学しながらなので、もう夕方になってしまった。
ようやく今夜の寝床の野営場へ。



現地で三太夫さんと合流。
が、まだテントを建てていませんな?
どしたのかな?



聞けば、キャンプ場は小さな川を渡った先の丘の上だと言うのです。
で、その場所を見ればすでに先客が居りまして、テントが数張り。
え〜〜?こ、こんな山奥で世間に知られていない場所なのに???

まー、とりあえず見てみますか。
と、なんじゃ?この急坂は!!

      

どは!すげー!!この斜度!
テントを張っている先客様が帰ってきたようで、そのランクルが誇らしげに登っていきましたが・・・
自分の軽は不可能ですぜ〜(焦

あははー、実はね、橋を渡って右側にくると、この坂でテン場へすぐに入れると言う寸法なのです。
本来は橋を渡り左側から回り込むとテン場へ行けるのです・・・が、コレも荒れた未整地路なので、かなり厳しいですがね。
三太夫さんと相談するが、狭いテン場に押し入るのは気が引けます・・・既にキャンプ中の先住の方には御親切にお誘いを受けましたが。
それと、三太夫さんも明日は帰路で、首都圏の渋滞対策で夜明け頃には出立するので、離れていたほうが気が楽なのだ。

では、手前の大きな芝生広場でしょう!
何でここに張ってなかったの?・・・と、思いましたが・・・。
がしかーし、よく見てみるとですね、やはりこの気持ちよさげに思えどこの広場、そうでもなく断念です。
ま、理由は後でね。(笑

と、いうことで・・・どこにする〜?もう暗くなってきちまったよ〜(焦
ま〜、しゃーないか〜、この橋を渡ったところ、テントサイトの下の渓流沿いのエリア。
ちゃんと平らな部分はないのだけれど、もう、ここしかないね。

     

まだ桜も残っていて、まぁ、それなりに良い感じじゃないですか。
ただ、脇の渓流の水音がちょっと煩いのね。
よし!そうと決めたら速攻で設営しましょ!



雨が降らないので、野天スタイルが気持ち良いですね。
うん!先の大きな芝生広場でタープ張ってのスタイルよりも、こうしたスタイルのほうが好きですね。
日が暮れた後だし雨もなし、わざわざ時間掛けて屋根を設えなくても良いでしょ?

さて、早々に食事を作ろう・・・今日は朝からずっと走りっぱなしで、腹がへりましたよ(笑
今夜は珍しく料理しまっせー(笑



先月、ミネラル工房さんのところにいつもの白いダイヤを買い求めに行ったのですが、そのとき、オリーブオイルを一本頂いたのです。
これは店主とがしさんと交流のあるお店 ラ・ファリネッラの、こだわりの逸品・「本物」のオリーブOILです。
幕営で使ってください、と一本頂いておりバックに入れていたのを思い出し、途中、トマトだけ買ってきました(笑

     

逸品のオリーブオイル、逸品の日本海の天然塩、トマトとニンニクと乾燥バジル、イタリア産のスパゲティ・・・全材料、たったこれだけ。
こういうシンプルなパスタは大好きなんですよね〜笑。
スパゲティ・ポモドーロ、って事になるのでしょうかね?手際が悪くても、先の二つの逸品でカバーしてくれますね〜。

やはりこのオリーブオイルが良いのかなぁ?いつもの家のものより香りが良いです。
まだ旬じゃないトマトですが、それでも、この天然塩白いダイヤの旨みでコクを引き出してくれますよ。

でもね〜こんな自己満足ながら・・・すっごく美味しい!
三太夫さんもパスタ好きで助かりました(笑

   

スパゲティを食べ終わるころ、炭火が良い感じになっていて、お次は三太夫さんが焼肉をしてくれた。
そして三太夫さんのいつもの空き缶でつける熱燗も。



気が付けば、来たときのテン場選びの時間ロスも何のことはなく、いつものマッタリ時間です。
お互い今日の朝、青森は弘前、岩木山の麓のキャンプ場を出て、今夜は遠く岩手・釜石の山奥で再合流して酒を飲んでいる。
自分は今日も約400km、ドライブしてきたもんなぁ・・・。

     

さて、今夜もコレで寝ますか・・・。
焚き火台とテーブルだけ残し、食材とか他はすべて片付けよう。

シュラフに入ると、ととも一緒に爆睡しそうです(笑
ではおやすみなさい。



目が覚めると明け方の4時30分・・・まだ薄暗い。
三太夫さんは既に撤収中。
5時前には出立で、お見送りです、お気をつけて。

     

さて、まだ早い時間ですね、も一度シュラフに入り二度寝。
6時を回って再起床。
静かに周囲を散策しましょうかね。

      

遠目にテントサイトを覗きますよ^^
トイレがあります。テントの奥に炊事場もあります。



自分たちが居た場所はこんな感じ・・・こうして見ると、なかなか良さげですね^^
ただ、殆ど平らな場所はないんですよねぇ・・・ま、こりゃ、もはや野宿の域ですね(冷汗。

      

日が射してきて、爽やかな朝になってきました。
熱いお茶をすすりながら、まどろみます。
いや〜、いいなぁ〜こんな雰囲気・・・。

     

さて、手前にあるこのひろーい芝生の広場。
ね?良い感じでしょう?・・・当然、ここに張りたいですよね?
ところがですね、よーくこの芝地を見ると、ところどころに動物の丸っこいフンがポロポロあるんですよ(汗

見れば見るほど、あちこちに点在してまとまってあるんです。
ま、乾いてるんですけどね、やはりチョイとヤですね。
隣の遊具広場はそんなことはなく良い状況で、トイレもあって良いのだけれど、遊具の隣にテントは・・・これも、ちょっとねぇ(笑
ま、そんな訳だったのです。



さて、レポはこれで終わりませんよ^^
ジツはですね、この場所というのはなんと、国指定史跡(文化財)の場所なのですよ!
それは、橋野高炉跡です。

      

いかにも「鉄の街・釜石」の大元を感じさせる史跡じゃありませんか。
この貴重な文化財・・・ちっとも知りませんでしたねぇ、自分は。
凄い史跡だと思いませんか?出来ればもうちょっとちゃんと保存して広めることを望みたいものですね。

史跡にある野営場・・・といえば、山形の「大野平・須刈田キャンプ場」が浮かびますね。
そこと引けをとらない、と言うより史跡の規模は比較にならん。

     

その史跡の隣の一帯が、「青ノ木グリーンパーク」というレジャーエリアとして整備されたらしい・・・昔。
いまは施設は殆ど手を掛けていない状況だ。
が、こうしてこの全く無名なキャンプ場には、関東ナンバーの車のキャンパーが滞在している模様で、意外に知られているのかしらん?笑

ゆっくりとこの遺跡を散策し終えて、帰路に向かったのでした。





END



掲示板に、ご感想をお寄せくださると大変嬉しいです。
掲示板

home | back | next