あだたら高原野営場(福島県)
2008年 11月

住所:福島県二本松市上葉木坂3-2
料金:無料

11月に入り、朝晩の冷え込みがはっきりと晩秋から冬への移行を感じさせています。
この週末は天気はやや荒れ加減で、それは冷たい北の風・・・木枯しが吹いているのでした。
幕営が趣味になると、こうして日々の天気や季節の移り変わりを感じるようになるようです(笑
今回も近場でないと出掛けられないので、近隣で天気の良い方での幕営地を選ぶ。



そんな訳で昼前に車を走らせ福島へと出向くのでした。
行き先は、あだたら高原野営場だ。
濃い温泉三昧の幕営がしたい。

しかし家を出る時点でこの木枯しは激しさを増しており、現地で風が強いのであれば温泉に浸かって帰ることにしよう。
現地到着・・・いざ勝負!!(笑



はい、平穏ですた^^
ラッキーですね、福島への県境まではかなりの強い風だったのですが、二本松に入ると穏やかに落ち着いていました。
今夜もこのまま穏やかに過ごせることを祈りつつ、設営に掛る。

      

珍しく長男マキも出動と相成り、ミニとととの三人組みでの幕営なのだ。
場内は貸切・・・いい感じ・・・と、言いたいところなのだが・・・。
遠くからのサーキットの走行音が聞こえてきて、周りが静かなだけに尚更イライラするのである。
何が悲しくて幕営に来てあんな無遠慮なエンジン音やブレーキの音を聞かねばならないのか。
以前から気にはなっていたのだがこの野営場での残念な点だ・・・。
あ、いや野営場自体が悪いのではない・・・近隣のサーキット場の防音策が悪い。

さて、気を取り直して温泉を楽しみに行こう。
濃いお湯に入りたいとの御所望なので、新野地温泉の相模屋旅館だ。
がしかし、土湯峠を上り行くとこれまた強風が吹き荒れていたのだった。
それでもこの土湯峠の紅葉はもの凄く、ピークは過ぎたのかも知れないが素晴らしいものだった。

相模屋旅館に入り轟々と唸る風音を聞くと、とてもあの野趣溢れる野天風呂が心地良いとは思えないのだった。
野趣溢れる・・・ではなくまさに荒天地そのもの。
従って外へ出る手前の鄙びた雰囲気の内湯へ入ることにする。

木枠の湯船、お湯に浸かり冷えた手足を伸ばすとお湯が染みてくるようだ。
がしかし、次第に慣れてくるとどうも温い感じに思えてくる・・・。
しばらく浸かっているがどうも満足しない・・・少し温めだ。
野天のほうはたしか熱めだったと思うが、この強風ではわざわざ向かう気にならん。
少しばかり心残りなのだが、しっかり硫黄臭を身につけて幕営地に戻ろう^^。

      

野営場は相変わらず弱い風で状況が良く、これなら火を熾しても大丈夫。
テントの広い前室で寛ぎつつ、夕暮れを待つ・・・なかなか良いひと時なのだ・・・サーキットの音が届かなければね。

   

夕方を前にまだ夕食には早い・・・夜を前にまた温泉はどうか?
今回は濃い温泉を堪能の幕営だしね^^
と言う事で、近くの岳温泉の共同浴場、岳の湯に行こう、と全員一致で決まり。
ここのお湯がとても良かった!申し分無い湯温で浸かった充実感がある。
じっくりと長湯で楽しむ・・・湯船脇の窓を少し開けて頭寒足熱、気持ち良く浸かる。

      

長男マキが作るというので、夕食はおまかせして楽チンで呑み始める。
心配していた風も無く、居心地のいい夜・・・。

   

テントの中、寝る前のトランプはミニととのお気に入りでどうしても付き合わされる^^
何かテントの中は温泉臭がするのだが、気のせいだろうか?

pm9時を回るともう眠気がやって来る。
マキは別宅へ入りこちらもパネルを閉めて寝ましょうか。
結構冷えるね・・・こんな夜はシュラフに入るとなんとも言えない幸せな気持ちになるね。

翌朝は寒く薄暗かった。
厚い雲に覆われて日が出ない。



あまりに暗い朝なので、ランタンを灯す。
昼行灯でなく朝行灯状態・・・笑

   

しばらくして明るさを増して、そろそろ撤収でも・・・と思っていると、シンイチさんが来ていた。
通りすがって見かけたのだという。
久しぶりなのでしばし世間話に盛り上がった。



撤収後、そのまま直帰では物足りないよね。
ってなことで、高湯温泉のあったか湯に立ち寄る。



ここのお湯もまた青白色の濁り湯で濃い、浸かり応えのある満足な温泉でお気に入りだ。
ここの下の旅館玉子湯の野天風呂も好いね、ここの温泉の濃さも一級品だ・・・今度ゆっくり来てみよう。



高湯温泉への行き帰りも、それはもう見事な紅葉に囲まれていた・・・
山が燃え立つような妖艶な風情さえ漂わせた風景なのだった。





END



掲示板にご感想をお寄せください。
掲示板

home | page top | back | next