姫神山一本杉園地キャンプ場(岩手県)
2007年 3月

住所:岩手県盛岡市玉山区馬場前田
料金:無料

この週末の独り野営は北方面へ・・・北岩手は姫神山の麓、姫神山一本杉園地キャンプ場だ。
今年になって、1月に続いてもう二度目だ。
家を出たのは8時半を過ぎ、ちょっと遅い出発となってしまったか・・・。



天気は快晴、行く先が楽しみだ・・・と思ったが、ラジオの天気予報によれば午後からは曇ると言う。
今日はのんびりとドライブして、温泉に浸かって、テントで一杯遣って・・・ん?いつもと同じか?(笑
特に寄る所を考えてなかったので、街道沿いにあるDIYセンターやリサイクルショップなどを覗いて見る。



姫神山一本杉園地キャンプ場、到着はpm2時半過ぎ頃だった。
お気に入りの登山口前の場所へは、アプローチする側道が雪深くなっていて今回の装備では断念。
判っていればザックに詰めてきたのだが・・・スコップも持参しなかった。
それでは今回は、昨年の同月に張った場所と同じところに幕営を決めた。

     

炊事棟より下のほうは雪がなくなっている。
もっとも、周囲の残雪は既にシャーベット状になっていて水っぽい状態であり、雪上にこだわる必要は無い。

     

松林の中にテントを張る。
登山口の前に登ると風が当たるが、ここはほぼ無風で状態が良い。
写真右の向こう側の雪原は第一駐車場である。
この駐車場も正面に岩手山が望めて、非常に眺望が良い。

さて、今日の幕営場所も決まった。
温泉に向かう。



今日は久しぶりに、七時雨鉱泉・白坂の湯(老人憩いの家)へ向かう。
ここからは車で約30〜40分掛かるほど遠いが、ドライブがてら行って見よう。



地元のご老人に混じって浸からせていただく。
源泉部は5人も入れば満員の狭い湯船である。

しばらく浸かっていると突然話し掛けられる・・・
「ちっと、ぬるくねぇがい〜?」と地元のご老人。
「そうですねぇ?少しぬるめですかねぇ?」とワタシ。
と、やおらそのご老人は、湯船の角に下りている太いパイプに付いているレバーを、くるりんと回した。
するとパイプ下から湯船の底を伝って熱い湯が噴出し、1分もするとたちまち推定43℃ほどの熱めの湯となった。
熱い湯が好きなワタシもこれで満足・・・と、思いきやまだまだ止める気配が無い・・・ちょ、ちょっと〜?(汗
熱過ぎじゃないかい〜?、と思う頃やっとバルブを止めてくれた。
なんとも、ここのご老人達はツワモノだ。(笑

硫黄の湯の香がかすかに漂う薄い乳緑色の湯・・・
熱い湯にとっぷりと浸かって茹リあがる。



お風呂をゆっくり堪能して野営地へ戻る。
途中、小さなスーパーに寄って惣菜を買う。



一本杉園地に戻る頃には夕日は厚い雲に遮られて、岩手山も良く見えなかった。
さて、一杯遣るか・・・



うまく風も当たらずに居心地が良い。

     

周りの枯れ枝を集めて焚き火をする。
しみじみとイイ野営の時間の始まりなのだ。



日がとっぷり暮れた・・・ランタンに灯を入れる。

     

ケロストーブの綺麗な炎を見ているだけでも楽しい・・・こんな時間が独りキャンプではイイよね。



一本杉園地は、登山口前の高台の見晴らしの良い場所が最高だろう。
でも炊事棟下のこの松林の中も、なかなか居心地が良い場所だ。
独り野営の静かな時を過ごしている。



夜も更けてテントに篭る。
呑んだ後の熱いうどんで今夜の〆。



さて、気持ち良く寝ることにしよう。
火の始末をしてシュラフの中に潜る・・・あぁ〜いい気持。
しばらくしてそのまま寝てしまった。



早朝の風景。

     

今朝は曇りで薄暗い朝だ。
am5時半、ラジオを聞きながらストーブに火を点けて湯沸しする。



曇りで朝日も射さない暗いあさ・・・岩手山も霞に掛かったように薄っすらとしか拝めない。
しばらく周囲を散策して過ごすうちに9時頃となった。
撤収を終わらせ、二杯目の紅茶を飲んで帰路に発った。

ここの周囲には桜の木々もあるようだ。
陽気の良い花見の時期を狙ってまた来て見よう。
花見の野営が出来るかもしれないな・・・(笑





END





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