こだま湖(小玉ダム公園)キャンプ場
2007年 2月

所在地:福島県いわき市小川町高萩
開設:通年  料金:無料

今回は福島県いわき方面でのキャンプとする。
独りで焚き火にあたってひっそりと楽しむのだ。
天気は晴天、非常に気分良く気ままに走り出すのだった。



いつものように南下して行く。
今日も車内で楽しむ音楽は当然、大好きなパットメセニーのCDだ。
もう十数年来同じアルバムを聞いているが、全く飽きたことが無く聞くたびに癒される。
その合間には、これまた懐かしいChicago(シカゴ)のCD・・・名曲「(25or6to4)長い夜」なんて鳥肌が立つ(笑
中学生の頃の当時、レコードが擦り切れるほど聴いたのだ・・・懐
こんな風に自由気ままにドライブできるのが独りドライブの楽しみなのだ。

さて、南下してきたのは鮫川村。



観光スポットだという、江竜田の滝を見に行く。



滝の手前にはバンガローもあってアウトドアレジャーも出来るらしいが、幕営的な雰囲気は無い。



なかなか良い雰囲気で春の花見や紅葉時期にはもっと風光明媚と思う。
江竜田の滝の後は手当たり次第に峠道を選んでドライブする。
雪が無く山中でも普通にドライブできる。
さて、午後も2時頃となりそろそろ宿営地へ舵を向ける。



今夜の寝所はこだま湖のダム公園と決めた。

      

午後3時過ぎ、こだま湖に到着、よし!誰も居ない貸切だ!
風も無く好状況。



今回は独りながらコレでやってみる。
テントを建てた後、焚き火用の薪を探しに散策する。



炊事棟周りにはもう薪は無くなっていたが、それでも落ちている薪を集めて車で運搬する。
ちなみにここの水は沢水で、蛇口を開ければ水は出るが煮沸にて飲用可である。



注意書きを読んでみる・・・焚き火は「後始末を完全に行うこと」・・・焚き火は禁止ではない、改めて了解である(笑

     

早速、狼煙を立ち上げるのだ。
いつものウィスキー、ブラックニッカはワタシの定番だ。
ワタシは大のニッカファンで、NIKKAには特別な想い入れがあるのだ。



さて、風も無く焚き火の炎は垂直に立ち上り良い感じだ。
じんわりと温まってくる。

     

うむ!!
まったくもって、イイ焚き火加減である。
何の木なのだろう?桜?苔付いた太い枝だったが火付きが良く薫香も心地良いのだ。



電気ブランもハイボールで遣ってみる・・・焚き火を前に遣ると更に美味い。



だんだんと冷え込んできて、湯を沸かしてホットウィスキーを遣り始める。
夜は長い・・・時間をかけてウィスキー用に湯を沸かす作業自体が楽しいのだ(笑
最近はWGが高価で使えない(買えない)ので、もっぱらケロ(灯油)専用なのだ(笑
ケロは安価で入手性も良くて、コレが使えるなら最高だ。
ガスも使うことはあるがインスタント過ぎて面白みは無い・・・緊急性が無ければ液体器具の方がキャンプでは楽しいのだ。



久しぶりにサバ缶を焚き火の熾き火で温める。
美味い!・・・一気に平らげてしまう(笑。
独りでのキャンプではこんな酒の肴で充分だろう。



夜も更けてきた。
テントに篭ることにする。
このテントは前室が大きく寛ぐことが出来て居心地が良い。



ランタンの灯りに照らされ、ブラックニッカの瓶が影絵になって面白い。
東海ラジオが感度が良く入り、小さな音で聴いている。
辺りは物音一つしない静かなキャンプ。

さて、気持ち良く過ごしてもうpm11時。
寝る時間だ。
焚き火の火も小さくなっている。
シュラフに包まるとすぐに寝てしまった。



翌朝5時過ぎ・・・
雨音が目覚めのBGMだった。
今日は雨か・・・。
小雨程度だがやはり撤収時に雨降りは嫌なものだ。

     

いつもの早朝の散歩は止めて、しばらくルーズにシュラフに入ったままで過ごす。
インスタントのスープ用にお湯を沸かすと、ジワリとテントの中が温かくなる。
天気が悪いので早朝から訪れる人も無く、静かで落ち着く。
ラジオを聞くが、何故に日曜の早朝は宗教番組と健康食品の通販の番組しかないのだ?(笑
FMが受信できるラジオなら良いのだけれど・・・。
まぁ、NHKが入れば良いのだ。天気概況など聞いていて飽きないし。

さて、一向に雨は止む気配は無く、天気予報でも今日は雨模様だという。
仕方が無いので撤収にかかる。
車が目の前のオートキャンプと同然の状況で、使うものしか出してないので撤収も楽だ。

      

撤収の後、周囲のゴミ拾いを終え、出立前にトイレ。
ありがたいことに、綺麗で素晴らしく快適な施設である。
炊事棟は残念ながらBBQ利用者のマナーが悪いのだろうか、散かり気味なのが残念。



帰路はR399の峠に次ぐ峠道の険しい道のりをゆっくりドライブ。
吹雪に見舞われながら、峠ドライブを堪能する。
長い峠道が終わり山村に抜けると、厳しいドライブに一息つけるように温泉施設で休憩する。
吹雪の舞う露天風呂に浸かると、縮み込んだ身体をほぐしてくれたのだった。





END





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