岩手県県民の森キャンプ場(岩手県)
2006年 9月

岩手県八幡平市松尾寄木1-515-2
料金:¥500/一張り
森林ふれあい学習館フォレスト・アイ:0195-78-2092

この週末は北岩手、八幡平方面に決めた。
・・・と言っても特に理由があるわけではないのですが、9月になり白濁の濃い温泉が恋しくなったのだ。(笑
八幡平には多くの温泉があって非常に迷うが、秘湯の面影のある松川温泉が思い浮かぶ。
確かそのあたりには安価なキャンプ場も数箇所ある。
そんなわけで何となく八幡平・・・なのだった。



いつもなら金曜日の夜、仕事から帰った後に前泊で旅に出る・・・
と、したいのだが、今回はとおるちゃんと親子キャンプだ。
土曜日の朝8時に出発。

寄り道しないで一路八幡平へ。

     

難なくキャンプ場の看板発見。
看板下には小さな受付管理棟・・・無人だった。
さらに小道を下りて行くとキャンプ場が見えてきた。

     

      

なかなか広い場内です。
奥まで遠い・・・
が、チト困った・・・木製テントデッキだ。
何基あるのだろう?番号からみて50基以上ありそうだ。

      

左:立派な炊事棟A〜Cの3棟、中:最奥にある炊事棟はやや使い辛い、右:入り口に近い快適なトイレ棟
施設はかなり整っている。
テントサイトは雑木林に囲まれて、とても良い感じだ。
しかし、テントデッキ・・・困ったこれには小型テントは張り辛いのだ。
がしかし、所々に草地が点在しており、何とかなりそうではあった。

     

最奥まで来て見ると、ちょっとした草地がイイ感じであった。
ここが今日の宿営適地に思えた。
よーし!ここに決める。



     

ササッと設営を手伝ってご機嫌なトオルちゃんである。(爆
周囲の雰囲気も良く、設営も問題なく決まった。
さて、楽しみの温泉に行く前に、受付しに行こう・・・学習館が管理棟だろう、受付必要なはず。



あ?ありゃ?
てっきり無料キャンプ場と思っていましたが、2006年つまり今年度から有料化であったか!!
もう設営してしまったではないか!(笑





受付をする。
有料化とはいえ、¥500/一張りの安価な料金設定だ。
しかも先ほど見た快適で立派な設備であれば、文句なしだとおもう。
う〜〜む、昨年度までは無料・・・穴場キャンプ場だったなココは。



さて、温泉だ。
何処に行くか迷う・・・

<松川自然休養林キャンプ場>
所在地:岩手県松尾村寄木松川国有林内  料金:¥500/一人 (場内温泉は別料金)

松川温泉に向かう道すがら、松川自然休養林キャンプ場がある。



     

手前はやはり板張りのテントデッキ。先の県民の森のに比べるとやや小さい。
温泉棟もある。この場内の温泉が人気のキャンプ場だ。
奥にあるフリーサイトは見学しなかった。



最奥の峡雲荘に着き、さらに奥の松川地熱発電所を横切る。
隣には松川荘。
この一帯はまさに秘湯の雰囲気漂う良い感じのエリアだ。
ココには県営松川キャンプ場があるのだが、入り口がわからない・・・
松川荘の脇を奥に行こうとしたがゲートが閉まっており、断念した。

さて、何処で浸かろうか・・・
松川温泉には3件の温泉宿がある。
もう一つの温泉宿、松楓荘へ行く。



なんとも、風情溢れる宿の風情だ。
充分に鄙びている(笑
良い!コレでなくては。



     

    

混浴の露天風呂だ。お湯はやや緑がかった白濁の湯だ。
脱衣所の先には湯船しかない。立ち止まるような所も無く歩けない。
当然洗い場など無いが、温泉そのものを味わうのだから必要が無いのだ。
がしかし、このしっとりと身体に沁み込むようなお湯がなんとも言えず良いのだ。
ふぅ〜〜〜、来た甲斐がある。ぷ〜〜くぷく。(笑



キャンプ場に戻ってきた。



いざ、狼煙を上げる。

      

さっきの温泉の自販機で買ってきた冷たいジュースと缶ビールで乾杯。
あ〜〜、うんまい!(笑



焚き火用の枯れ枝は幾らでも調達できる。



まったりした夕方4時30分頃、車が入ってきて声を掛けられる。
場内巡回の管理人さんだ。しばし雑談。
食料品を出しっぱなしにしないように、との連絡である。
いわゆる熊などの野生動物が寄らないように、ということだ。



向かいにある小屋、何だろうと思っていたらトイレだった。
同じく向かいの簡易炊事棟と共に、明かりが点いた。
清掃状態がよく、ほとんど使用されていないのか意外に綺麗だった。

     

暗くなり始めた。
ご飯もそろそろ炊き上がる。
トオルちゃんと二人で賑やかな宴会が始まる(笑
pm8時を回った頃、最後の巡回があった。



夜はかなり涼しくなるかと予想していたのだが、意外に涼しくない。
焚き火が良い感じだ。

     

夜も更けると、トオルちゃんは歯磨きしてオヤスミ。
ラジオから流れる音、虫の音、松の木々の匂い。
良い夜です。

ランタンの明かりを落として暗くする。
テーブルに置いたキャンドルランタンの小さい灯りがまた良い。
pm11時、そろそろ寝るか。



静かな夜だった。
気持ち良く起きる、さわやか〜!
周辺を散歩して軽く朝食。



撤収が終えたのはam8時30分。
朝の巡回で管理人さんが回ってきた。
昨日、今日とたった一組の親子キャンパーのために、巡回ご苦労様でした。

名残惜しいが、遠くに来ているので早めに撤収せねばならない。
もっと秋が深まった頃も良い感じと思われるキャンプサイトだ。



広場の向こうには雄大な、岩手山が望めるはずだが生憎の曇り空で、ついに見ることが出来なかった。



草原脇の白樺並木。
とても雰囲気の良い風景だ。



帰路は下道を行く。

普通に下がって帰ればよいものを、なぜか三陸方面へ・・・
姫神山一本杉園地を視察して、早坂高原へ向かう・・・帰る気があるのか?(自爆
海沿いまで真横に移動し、宮古、釜石、大船渡と南下する。なんと言う遠回りか!

     

山田湾はとても綺麗な青の風景だった。
南下する沿岸の所々の浜ではサーフィンを楽しんでいる風景も見られた。

帰宅したのは夕方6時ちょうど。
総走行距離、約750kmであった。





END





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