粟ヶ岳県民休養地キャンプ場(新潟県)
2006年 6月

所在地:新潟県加茂市大字宮寄上
料金:無料

いよいよ今年も梅雨入りとなりました。
なんとか雨の降らなさそうな方面へと・・・新潟方面はどうかな、最近赴いていないことだし。
と、そう思ったのは土曜日の朝、目が覚めて思った事だった。
久々、西に向かってドライブするのも良い!と即決だ。
・・・と、決まれば動きは速い!出発だ。



<視察・夏針藤助小屋(仙見川の河原)>
昼前頃、新潟・新発田あたりに入る。
村松町夏針の仙見川河原にある、「夏針藤助小屋」と言うのを視察に寄って見る。



     



道路沿いにトイレ、その下に看板があって車で河原に下りられる。
浅瀬の渓流でゆるい流れ、これはなかなか良い感じ。
ここはBBQや川遊びに格好なスポットらしい。タープを張り賑わうBBQのグループがいた。
一応キャンプスポットのようだが、施設の体裁は無く河原があるのみ・・・自己責任でどうぞ、という雰囲気。
ある意味、かなりのネイチャーキャンプができるか?・・・う〜〜ん。笑
視察したことのある奥村杉キャンプ場よりは、多少ロケーションは良いかもしれません・・・が。

      

河原奥に行った藤助小屋は、もはや廃屋と言う風情で近寄りがたい。ここは以前は何だったのか??
その昔は赤提灯が下がり人が集ってイイ雰囲気だったのだろうか・・・。
車で下りた付近の川から離れた草地がテン場か・・・。付近に神社などあり観音の字も見え何となく空気が重い。



<下条川ダム公園キャンプ場>
村松町を過ぎ加茂市へ進む。
下条川ダムにあるキャンプ場を覗く。

     



小さく狭いキャンプエリア。約10サイト程度しかない。
既に大型テントと大人数の団体・・・ボーイスカウトの一団がキャンプに利用していたのだった。
サイトは空いていたが、この大人数の雰囲気ではここに泊まるのは遠慮する。
ダム湖には多くの釣り人が居て賑わっているが、この日の風景はワタシにはパッとしない。



<粟ヶ岳県民休養地キャンプ場>
さて、午後2時過ぎなった・・・そろそろどこか落ち着きたいね。
うーん、何処に行こうかね〜。あても無く彷徨ってもマズイし。
ここから直ぐ近くは粟ヶ岳県民休養地キャンプ場だ。
ここは以前にマキと一緒に来たことがあった。
それから約2年がたち、今日は弟のトオルちゃんとの二人親子キャンプだ。





さほど遠くないのですぐに到着。
既に一組のグループがキャンプ中なので、離れるように炊事棟の向こうの最奥に入る。
ここなら干渉されずに過ごせるかもしれない。

     



所々が一段高くなっておりテン場なのだが、大型テントの床面積は無いだろう。



小型テントだとうまい具合にピッタリと決まる。

     

到着して20分後、設営完了。
トオルちゃんはジュースで、ワタシはウィスキーで乾杯。
しばらくして夕刻になり更に2組ファミリーがテントを張った。
う〜〜ん、賑わってきた。

     

設営していた時は蒸し暑かったが、時間がたつにつれサラリと乾いて涼しくなり居心地が良くなった。
やがてとっぷりと日が暮れた。



無風。イイ感じに焚き火も出来る。
炊事棟の向こうの中年のグループが盛り上がっている。賑やかだ・・・と言うより煩い。
大声を張り上げて歌っている中年の方々・・・騒音だ、ジツに困り者。
それにしても・・・若者Gだけでなく、いい歳の熟年グループも大人数グループとなるとこうなってしまうのか・・・

対して、我々親子ペアのキャンプはとてもイイ感じだ。キャンプは少人数のほうが落ち着いて楽しい。
8時を過ぎトオルちゃんは先に就寝。
しばらくラジオを聞きつつ晩酌しながらいろんな考え事・・・。こういう一人の時間が好きなのだ。
夜も更けた。
自分も酔いがまわり、先の中年グループの騒音も多少は静かになった・・・気にならず寝れる。
おやすみなさい。



翌朝6時。良く寝れてスッキリ目が覚める。
場内の最奥に陣取ったのは正解だった。
落ち着いて気分良く過ごせる。

     

雨も何とか降らずに堪えている。
早朝の静かな場内に野鳥の声が響く。良い感じだ。
朝食の後ゆっくり撤収した後、周辺を散歩してみる。



テントサイトは大きく3つに分かれる。
一番上は一段上がった雑木林の中。ここにもテントサイトがある。
中段は炊事棟とファイヤーサークルがあるところで、車も乗り入れできここがメインだ。

     

炊事棟のある段の下にあるサイト。
こじんまりしている。

     

下から見上げたところ。この階段を下りてトイレに通う。チョッと遠いね。
さほど綺麗ではないが、一応トイレは水洗。

      

駐車場の上のほうにはビジターセンターがある。
駐車場にはたくさんの車がある。全て粟ヶ岳への登山客なのだ。



水源地の小さな湖。
この周囲にはヤマメなどの釣り場、釣堀もあり釣り好きには竿が必携だ。



キャンプ場を後にして直ぐの温泉に寄る。「加茂 美人の湯」にてお風呂。
すごく立派な施設だ。
成分表でみると申し分ない温泉なのだが、期待に反して温泉らしさの無い湯でがっかり。
丸一日ここで過ごすのならリーズナブルなのかもしれません。

さて、思い起こせば約2年ぶり位の再訪のキャンプ場でした。
梅雨入りのニュースもある中、こんな山奥の無料キャンプ場が賑わっているのは想定外でした。
ま、時の運かもしれませんね。
このあとはせっかくなので、奥村杉キャンプ場、どんぐりの森キャンプ場を見て帰路へとなった。



<奥村杉キャンプ場>
奥村杉キャンプ場を見るのは3度目だ。
相変わらずの状況、雰囲気だ。



村杉温泉から車で数分走って奥に入っていったようなところだ。川沿い。

     

トイレは綺麗。水場の水は沢水で飲用不可。
で、サイトは・・・?いつも思うがここはホントにキャンプ場なのか疑問・・・なんて思ってしまう。
テン場らしいところが無いのです。

     

川沿いに下りて行くとこんな感じ。入り口方面を見上げた所だ。
この背後は工事中のようだ。
草地は斜面でテント張りにはチト厳しい。

      

川沿いなので当然夏の時期はアブが多いのですが、それでも結構キャンパーが多い場所です。
村杉温泉には共同浴場があって安価で入れるので、このキャンプ場のメリットはその温泉に近いことだろうか。

<どんぐりの森キャンプ場>
奥村杉温泉を更に山奥に向かって行く。
朽ち果てた五頭高原スキー場の錆付いたリフトを横目に見て、更に奥に進む。

     

標識が出てきて行き止まりとなる。
橋を渡って約30〜40m位歩く。



キャンプ場の看板はしっかりしているが・・・これは、もはやジャングル状態!(笑



      

一応トイレはあるが期待してはいけない。
水は出るが沢水のため飲用不可。

     

かなり鬱蒼としていて、独りきりでのキャンプはさぞ心細いだろう。盛大な焚き火が似合いそうだ。(笑
三の峰登山道の起点の野営場らしい。
あまり利用された跡も無く、廃墟寸前といった感じ。
林の奥からはクマが出てきてコンニチワ・・・も不思議ではない感じ?(笑
テントを張れる良い感じの平地も少ない。
どんぐりの森、のイメージにはイマイチ似合わない超ワイルドな野営地だった。
視察を終え、この直ぐ近くにあるはずの扇山キャンプ場に行きたかったが、アクセスが判らず断念したのだった。




END





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