唐松観音前広場(山形県)
2023年3月

所在地:山形県山形市大字釈迦堂
料金:無料

今回は宮城/山形の県境を越えてすぐ山形市近郊で芋煮で有名な馬見ヶ崎川の右岸、山形キャンパー様御用達の唐松観音前広場にお邪魔させていただいた。
この場所はよく通るのだけれど、いつもテントが多く建っている情景しか見たことがなかったので、ほとんど泊りに来たことがない。

今日は山形を通過して、秋田方面へぶらりと出向いて行こうと思ってドライブしていました。
そっち方面で適宜、キャンプ場/野営場があるだろうと思った・・・

念のためスマホで確認すると、大概の場所は4月中旬頃以降にならないと冬季閉鎖が解けないことが判った・・・
そういうことは家にいるうちに調べとけって(凹

まぁ・・・山奥や公園、河川敷などキャンプ場以外のどこでも、やろうと思えばやれるけれど災害の非常時でもないしね・・・
昔と違ってそうしたイレギュラーな者へ世間は長閑で寛容な状況ではなくなっているし、通報や職質などされたら面倒だし気分も台無しになるだろう。



ということで、山形市をR112で通過したところのコンビニ休憩で予定変更。
先日も通った時に覗いていた唐松観音前広場を思い出し、もう駐車場の水洗トイレも利用可となっていて広場にはテントも多く張ってあった。

今日はあちこち無駄にブラつかないで、もう手っ取り早くそこの広場を寝処として落ち着いてしまおう・・・
あー最近、歳のせいかこうして気が短くなったな、楽なほうへ楽なほうへと・・・(虐



初代鍋太郎、直径5.6mほどだとか・・・
いやはやデカいよねぇ。

見事な鉄鍋ですよ、見惚れてしまいます。

   

奥に見えるのは唐松観音。
車は赤い橋の下を潜って、石の突き出る悪路を慎重に移動して広場へ下りる。

車を降りると、う〜〜ん強風・・・
風速5m前後の感覚、強いね。

どうするかな・・・

   

トイレは利用可、水洗できれい。
外の水道では給水できないけれど持参してるので問題なし。

結構風が強めですが、とりあえず幕を張ってみる。
強風で大きな幕体が地面にベターっと押し付けられて、建ち上げ出来ないよ(凹

なんとかポールを建ててカタチを作ると、背側に風を受けて押される状況・・・
幕体が壊れるんじゃない?と思う突風の一瞬もあった。



風が吹く方向によって、設営する向きは一択だな。

それでも、こうして幕で風を遮ると多少居心地が良くなる・・・
今日は気温が上がっていて、強い風もやや温い。

   

その後、タープ脇にテントを張る。
次第にポツポツとキャンパーが来て、向こう側に設営が始まっている。



一式落ち着いたので野営酒をやる、安酒クリアブレンド。

ジツはさっき、今日来るときに山形市内のスーパーで買って来た当地の地酒・日本酒、早速封を開けたのですよ・・・
が、これが既に劣化していて老香(ひねか)が匂う、色もほんのり黄色い。
よく常温でひと夏置いたりするとこうなるが、この買った酒には今年2月の瓶詰めのハンコが押してあった。

どこかの過程で高温で保存されてしまって、こうして自分の手に渡ったのかと思う。
なんにしても風味が変質してしまっているので、もう捨てるしかない(怒、地面に呑んでもらう・・・
その点、安い本醸造酒で火入れしたもののほうが比較的保存には向いてるから、ちゃんとしたお酒屋さん以外ではそういう安い酒を買ってればよかったんだろうなぁ。

燗酒を楽しみにしていたんだがなぁ・・・
醸造酒の日本酒って、こうしてワイン以上にデリケートなお酒なんですよ。



気を取り直して、チビチビと蒸留酒のいつもの安酒ブラックニッカをやってる。
少しずつ風も弱まってきてるように思う。

   

今日は暖かく、タープ下で風を避ければ、結構居心地が良い状況だ。
西側の日射しも色付いてきたようだ・・・

夕陽が凄く綺麗だった・・・

   

日が暮れると風が止んで善き状況、ようやくの焚き火だ。
気温も下がってきて吐く息が白い、周囲が結露で湿っている。



今朝は冷えた、先日の牛野キャンプ場ほどではないけれど昼夜の寒暖が大きい。

   

昨日からずっと快晴で、放射冷却もあっての今朝の冷え込みだったのだろうね。
しばらくして日が当たってくると暖かい。

今回は思ったほど混まなかったのは幸い。
騒がしいグループも居なかった。

それにしても、この場所は昼夜を通して結構ざわついて静けさに浸れない場所だ。
広場の左右を挟んで流れる川の水音は良いとして、隣を通る高速道路のほうが車の走行音が常にゴワゴワと響いているのが原因かもしれない・・・
誰かと一緒なら気がまぎれるが、こうして独りでこの場所に没頭しようとすると非常に気になるものです。



END






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