夏井川渓谷キャンプ場(福島県)
2023年 3月

所在地:福島県いわき市小川町上小川字江田地内
料金:無料

気が付けば、もう3月になっていましたよ・・・
いろいろあって、あっという間に月日が流れている。

これはイカンなと、このところの煩わしい用件が一段落したタイミングで出立しようと思う。



冬季には利用できるキャンプ場や野営場が格段に少ない。
東北地方では、ほとんどのキャンプ場の開場が揃うのはGW前後のタイミングだ。

車に適宜荷を積んで出立するが、出向ける場所は限られている。
やむなく、福島・いわきの夏井川渓谷キャンプ場へ舵を向ける。

しかしまぁ〜車が花粉で黄緑色に見える(汗
確かに今年の花粉は凄いかもしれません・・・
アタシは生まれてこの方、花粉には全く不感症で今年の状況でも全然なんともない、キャンプ向きの体質か?(笑。



現地到着。
何張りも建ってるかと思えば珍しく空き空きの状況、こうゆう状況が非常にイイね・・・

   

広場下の渓流側も良き状況だ。
どの一角でも良き状況で、どこに落ち着いても良い。

せっかくなので、この下段側のこちらに荷を運ぼうと思う。



トイレから離れるが水場には近い。

   

Ogawaの傑作テント、Shanty(シャンティ)・・・古っ!!。
昨年の最後にも張ったこの幕体をそのまま持参した。
・・・に、してもコレまだ使うんか…汗

こんな老幕になったのに引退を許さずムチ打ってこき使う非道・・・笑
かなり劣化しているけど加水分解してないのが幸いで、剥がれているシームテープを補修すれば延命するかもしれない。
もう16年?17年?くらい経っている。

広い前室に2段フラップでタープ要らず、このカタチはソロには最強ですよ。
この名品、だいぶ昔のテントですが、今年2023年に”シャンティR”ってのが出たんだそうで・・・
金が無いから買えませんが、スタイリッシュで良さげですねぇ。
あ、でも二回りほどデカくなってるし大枚11枚超ではなぁ・・・



やはりソロで使うにはこの寸法が絶妙でしょうよ。
さて今は風が強く吹いていて、あおられ気味だ。

   

風があるので注意しながら狼煙を上げる。
野営酒はビールから・・・
狼煙の匂いと一緒に呑む野営酒が美味い。



まったりと過ごす・・・
いつもは次々に人が来るのだけれど、今日は全然来ない。

人が居ないのでとても静か、良き状況だ。

   

周囲はとっても善き情景。
脇の渓流は水量が少なくほとんど無音。

ただし、チョッと風が強まる時もあって、テントが軋む。
予報ではこの後の風は弱まるはず。



静かな情景の中に、焚き火の爆ぜる音だけが響く。

   

福島・二本松の地酒、奥の松を燗でやる。
燗酒は美味いね・・・



日が傾いて薄暗いくなってきます。
燗酒がススむ・・・



酒肴にフライパンで魚を焼いたので、ついでに焚き火でメンテナンス。
強い炎でフライパンを丸ごと焼いてから、再度油でコーティングし直す。

そういえばこのフライパンはどこで拾ったものだったか、もう覚えてません(笑
たしかハンドルも一緒に捨てられていたんだっけな。

拾った当初は全く油が馴染まなくて、食材がこびり付いて全く使えなかった。
その後、こうして焚き火の業火で焼きOILでシーズニングを繰り返すうちに、今では油をひかずに目玉焼きが出来るようになりました。
結構、使い勝手も良くて役に立ってる(笑、拾った道具が活きてる・・・



すっかり風が止んでほぼ無風状態。
先の焚き火も充分に堪能、燗酒も美味い。

先の奥の松、スルスルと四合瓶一本を呑み切って空となってしまったので、まだ宵の口で早いけれど寝ることにしますか・・・



翌朝・・・

明け方のまだ暗い頃に目を覚ました時、遠くでトラツグミが鳴いていた。
そんな季節なんだなぁ・・・

   

今朝は重々しい曇り空。
今にも雨が落ちそうですが、静かでとても善き。



桜が咲き始めてます。
今年は全国的に開花が非常に早くて、この地もあと一週間もすると本格的に開花するかもしれません。



しばらくマッタリ過ごしたの撤収。

福島・いわきの夏井川渓谷キャンプ場でした。
今回はいつもの混雑ではなく、ほぼ貸し切りでとても良かった。

このキャンプ場は通年で利用できる、いわゆる都合の良き貴重な場所だ。
他の多くのキャンプ場が利用できるようになるまでの間、ありがたいね。



END





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