タイマグラキャンプ場(岩手県)
2022年 10月

岩手県宮古市江繋第5地
\520/一泊
公式HP:かわい元気社

秋が深まってきました、いい季節の到来。
あちこち紅葉のニュースも出てきてます。

そんな紅葉も拝めたら言うこと無しではありますが、紅葉あるところ人多し、キャンプ場もどうなんだろうか?
キャンプ場も、この先10月末には営業終了するところが多いと思う。

ともあれ、まずは目についた道具類を車に押し込め出立する。



さて本日の行き先を思案するが、先日は福島・喜多方であったので、今回はまたまた岩手方面とする。
北上ルート、この前と同様に三陸道の無料区間を進む。
前回行かなかった岩洞湖へ向かうつもりだったが、ふと途中に良いところがないか思案する。

早池峰の麓のエリアに、笠詰野営場とタイマグラキャンプ場があったな、と思いつきます。
いつもはあのヒッソリ感が堪らない笠詰に行ってしまうのですが、思いついたタイマグラキャンプ場はかなり懐かしい名前だ。
およそ20年位前に行ったことのあるキャンプ場だ。

今回はその懐かしいキャンプ場へと向かうことにします。

   

釜石〜遠野〜荒川牧場を通って行く。
さっきまでは海も見える道が、内陸に来ると本当に山深い風景に変わった。

やがて、県道25号へ出て右へ少し行くとタイマグラキャンプ場へ着く。

   

キャンプ場は綺麗な芝生広場と、薬師川に沿った場所に分かれる。
キャンプ場の上に早池峰山荘があって、そこで受付する。

受付にあったステッカーがカッコよさげで、一瞬パタゴニアのステッカーに見えたのですが(笑・・・でもつい買っちゃう¥100。



ちなみにパタゴニアさんのはコレね↓



「タイマグラ」とは、アイヌ語で「森の奥へと続く道」という意味だそう、早池峰山の麓のここは標高500mほどの高地で夏の避暑にも好適地だと思う。

   

場内に入ります。
場内には3組ほどのテントが点在してます。

   

広々した綺麗な草地広場は開放的で良い場所ではありますが、個人的には薬師川沿いの奥側のほうがお好み。
その川沿いのほうを物色。
森の奥へと続く道・・・タイマグラにちなんで(笑

   

程よい場所に決める。

そこにはイイ具合に大きな石で囲ったファイヤー・スペースがあった。
ただ、中を覗くと残炭や燃えカスなどの捨て場になっており見苦しいので、あとで燃して綺麗にする。

   

その近くに幕体を張る。
今回はコレで・・・寝室も完備(笑

   

場内入り口にある管理棟には水洗トイレ完備。

水場と水洗トイレにはチョッと遠くなりますが、運動がてら通う。
ただ広場の端、ここから近くに古いぽっとんトイレがある。



清流・薬師川、その川沿いなので周囲が水音があふれてます・・・
とはいえ、慣れてくるとさほど気にならない、それどころか何か周囲に溶け込んだような清々しい気分にさせてくれる。



更に奥側、どん詰まりのほうもありますが、今日はちょっと湿気っているのと道路の直下なので入り込まなかった。

   

さて一式揃って、落ち着きました・・・
野営酒を始める。



大きい石で囲われたファイヤースペースのなかに、さらに石で囲った小さい火処を作る。
見苦しかった燃え残りや捨て炭などをかき集めて、焚き火でちゃんと灰にしようと思う。
ちなみに言うまでもないけれど、草地内やこうしたファイヤー・スペース以外にかまどを作ったり直火は禁止。



珍しく、コールマン#290A Limitedを持ってきた

今年3月の地震で物が当たってガラスグローブが割れており、それを先日ダメもとで接着剤でくっつけてみた(笑
なんだかイケそうなので、今回同伴してきました。



夕刻を過ぎ、暗くなってきました。
既に吐く息が白くなっていて、一段と冷え込んできています。

   

先のランタンを灯します。
2マントルはダテじゃなく直視できないほどかなり明るく、充分に周囲を照らす。
このところOILランタンのほの暗さの情景に慣れていましたが、加圧式コールマンを久々に使うと文明の利器を感じる(笑

   

岩手の地酒、南部美人は安価バージョンでもかなり美味い。
燗酒が美味い季節になったなぁ・・・。

   

こうしたゴツゴツの岩の上でも安定して置ける簡易な明かりも、すこし手元を照らすのには便利
焚き火に鍋を載せて熱々の鍋にする。



夜更けまで焚き火の世話を続けて、まったりした晩を過ごしてます。
やがて火も落ちて見届け、寝ることにする。

結構冷えて寒いね・・・



翌朝、すっきり目覚める。
森らしい匂いを感じるような、そんな雰囲気。



相変わらず、川の水音に浸っている。
なんとも・・・好い雰囲気・情景だ。



ファイヤー・スペースは、昨日来た時よりも綺麗になったと思う。
何事もなかったかのように整えておく。
残炭や焚き火の燃えカスの捨て場などにしないでほしい。



タイマグラキャンプ場でした・・・

ここはもう昔の約20年前に来たきりだったキャンプ場でした。
ここはなんといっても早池峰の山奥深い、自然豊かな環境に囲まれた素晴らしいロケーションを再認識させられました。
特に今時期は夏と違ってアブやブヨなどに悩まされることもないので、快適に過ごせて堪能できる。

さて、名残惜しいけれど撤収してしまった・・・
本日の天気は気になりますが、さしあたり行き先を決めないまま車を進めてます。



つづく





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