−天空の野営地− 石蔵山林間広場(石蔵山村民憩の森)(岩手県)
2022年 5月

住所:岩手県一関市川崎町門崎字石蔵地内
料金:無料

ゴールデンな週間が終り、巷の状況は落ち着きを戻していると期待したい^^)
ひっそりと静寂を取り戻した野営地の情景に浸って、マッタリと過ごしたいです・・・

そんな事を思いつついると、本日の天気は非常に好天、まさにお出かけ日和となった。
よ〜し、どこに行こうかね?



岩手・岩洞湖家族旅行村ピクニック広場・・・
GW中は人出が多いだろうと遠慮していたのですが、そろそろ今年のピクニック広場に行こうか。

おっと、問題発生!

宮城から岩手への県境にさし掛かる時点で、時刻は既に昼過ぎの1時前。
だいぶペースが遅い、これでは岩洞湖到着はpm5時頃になるかもしれない。
原因は出立時刻がだいぶ遅かったことだ・・・失敗したな〜。

岩洞湖へ行くには我が方からはなかなかの遠距離なゆえ、出立時間を早めて早朝にするか、高速道路を利用して向かう必要があったのだ。
さらには主要道路が今日はどこも渋滞気味で、進みがのろい。

やはり思い付きの出立ではスムーズさに欠ける、せめて前日に決断しておかねば。
そんなこんなで行き先を変更。

岩手への県境を越えてすぐの、一関エリアを目標として考える。
そういえば先月、石蔵山で知り合った方から、千厩(せんまや)の「飛ヶ森キャンプ場」が整備されかなり良くなったと情報を聞いた。

よっし、何年振りになるのか・・・最後に行ったのは、もう6年も前のことか。
今回、久々に行ってみようか。



やっと到着。

   

聞いた通り、なんとトイレが立派なものに新設、かつての近寄りがたい便所は2ヵ所とも解体撤去されていた。
東屋や水場はそのままだが、あの怖い便所が無くなっただけでもかつての暗い雰囲気がだいぶ明るくなり、普通に利用しやすい簡素な広場の風情となっていた・・・。
これならファミリー・ユースでも問題ないだろう。
ただ、マムシ注意の標示が目につく、爬虫類はイヤだなぁ(汗。

新設トイレがあるメインの下段の小さな広場だと、車乗り入れができて便利。
さて、と観察するも、もうすでに先客テントが数張りあって広場が埋まってます・・・汗
上段広場は車乗り入れ不可、駐車場から遠くて上って行くには荷運びがかなり大掛かりとなるので諦める。



こうなると次は、ここから近くの野営地ならば・・・
先月行ったばかりだけれど、また石蔵山と言うことになるかな・・・
大のお気に入りの場所であってむしろ嬉しいかもね、でも結局、今回は遠回りになってしまった。

   

一関市川崎に来て、石蔵山への取り付き道路を往く。
ひと月前に比べ、だいぶ周囲の樹々が繁って緑が鮮やかになっていた。



現地到着・・・
夕刻には、まだまだ間がある頃合いだ。

囲いのツツジに花が咲いて彩を添えている。

   

下段の草地側には、既に先客テントあり。
ひと月前はこの草地広場のほうが密集してたなぁ、ここからの夜景の眺望が良いことが理由なのかもしれない。

一方のこちら広い芝生広場は貸し切り状況なので、こちらにする。

   

非常に善き状況だ。
さずがに一ヶ月前よりは雑草が伸びていて、足元に触る。

   

そんな雑草が薄く、居心地のよさげな場所に決める。

いやーそれにしても快晴で、日があたると暑いな。
タープで日陰を作ったところで、いったん休憩(汗



暑さに堪らず、汗拭き用のタオルを濡らしに水場へ。



おんや・・・?!アンケートですか。

はいはい畏まりました、と率直にアンケートを記入して投入しときました。
いろいろあるでしょうが、こちらとしては昔から長年にわたり愛着・思い入れのあるこの場所を、大変ありがたく利用させていただいてます・・・
キャンプブームで利用者急増の昨今ですが、この先も良いカタチで存続、お願いしますね。

   

人のいない静かな芝生広場、快晴の空、周囲の新鮮な緑、風も清々しい・・・
今日の野営地の情景に浸る。

持参の家で呑みかけの酒、情景を愛でるように一献遣る。
上等な甘い香り、濃い旨味が広がる。

あ〜最高だね、今日はこうして野営地をゆっくり愛で過ごせる。

   

これまた久々の同伴となる幕体ですね。
かなり古いゴアテックス生地のシングル構成品ですが、シームテープも浮いてないし穴あきも無くまだまだイケる(笑
久々に出したのでシリコンスプレー塗布など軽くメンテして、大タープ下にコンパクトに納める。

登山するでもないのにこのような山岳向けテントはおこがましいけれど、もう何十年も前の古い幕体で今では主流でもないので許してもらいたい^^)
ちなみに、ゴアテックス生地でのテントはさる事情でどこのメーカーでも姿を消しており、復刻版など一部を除きもう将来的には出てこなくなるらしい。
こうして使っているのは、結構貴重なのかもしれない。



レインFをセットするとこんな具合。
10年も昔は山奥に入って、こんなこともやってたのか・・・なんだか楽しそう(笑

   

まだ明るいけれど、焚火を始めます。
たまには小さい焚火台で。

キャンプやバーベキューなどでの火事騒ぎは、よく聞くようになりました。
確かにこうした小型の焚火道具の普及は、軽量コンパクトの利点の反面、火がついた破片が芝生にこぼれやすい危険があります。

メーカーが、受け皿や防炎シートなどを焚火台に付属しないで販売するのも問題かもしれないが、それ以上に扱う側の意識の問題もある。
少なくとも、こうした防炎シートの上で行うなどは今やキャンプでの焚火の常識であり、火事防止や焚火跡の防止の一助となるはずです。



焚火の薪は持参しているクルミ材。
家にあるクルミ材の薪も備蓄が底をついてきた。
クルミ材の次には、春先に割っていた杉の薪になるが針葉樹の薪はイマイチなんだろうなぁ、パッと燃えてパッと燃え終るような、情緒薄いな。
ただし、焚火用薪材としての不平不満を我慢すれば、遠慮なく燃しても材料費0円の気軽さは結構嬉しい・・・



西側向こう、栗駒の山脈に夕陽が落ちて来てました・・・。

   

夕陽で影が伸びてる。

   

日が沈む前に、オイルランタンを灯し炊飯する。



夕陽ショーを眺める。



山々のふちが茜色に染まっている。
素晴らしい夕陽ショーの一部始終が観られた・・・。

こうした風景を見ることが出来るのが、ここ石蔵山「天空の野営地」だ。
素晴らしい情景・・・

   

夕餉どき。
簡素に独り焼肉、焼き肉丼を頬張る(笑



日が暮れました。
冷え込んで来ている、吐く息が白い。

   

今日も一関の街灯かりが夜景として煌めいて一望、素晴らしく綺麗だ。
西側の樹々の葉の繁りがまだ薄いので、陣取ったところからでもよく夜景が眺められる。



風も止んで、焚火をあやしながらウィスキー。
氷もあるが、気温が下がったので氷なしの水割りで遣る。

小さな焚火台のイイところは、薪が少量で済むこと。
コレはコレで充分だね・・・
ただ、やはり細い薪でないと煙ばかりなので、適宜、細く割る必要がある。
今日はこの芝生広場は貸し切り、周りに誰も同宿していないので遠慮なく薪割りできる。

至近距離に人が多いと、結構気を使うことになってしまう・・・
だから、なるべく人のいない空いた場所が良いよね。

   

善い夜を、まったり過ごせています・・・

今夜は半月が上がってきて輝いている。
メインの明るいランタンを消灯、フェアハンド一つで十分明るい。
この善き情景に浸り、しばし夜の更けるのを過ごす・・・



気持ち良く寝れました・・・

   

日が射してきたので、周囲を散策。
気持ちのイイ朝です。



早朝の眺望・・・
遠くに栗駒の山々、麓に一関の市街地の眺め。

   

散策の後は、ランタンやシュラフなど夜の道具類を仕舞いながら動く。



作業が一区切りついて、朝ラー(笑

   

最近、灰捨て場の設置が無ければ、基本は焚火の灰を持ち帰るようになった。
袋に入れる際、ちゃんと消火しているかの心配はある、炭消し壺として何か流用出来ないか検討中。



後ろ髪引かれるように撤収。



ツツジの花が美しい・・・
GWも既に終わり、初夏へとまた季節が進んだのを感じるね。

石蔵山林間広場でした。
今回は非常に居心地が良く、本来この野営地が持つ情景に浸って過ごすことが出来て素晴らしかった。
また来たい、と思わせることはなんとも嬉しいものです。






END




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