石蔵山林間広場(石蔵山村民憩の森)(岩手県)
2021年 10月

住所:岩手県一関市川崎町門崎字石蔵地内
料金:無料

ここ数日の好天予報に惹かれて、今回は岩手・一関の「石蔵山 林間広場」へ向かいます。
このところ朝晩はめっきり冷えこむようになりましたが、期待の紅葉は平地のほうではまだ見られずで秋らしさの感じは薄いですね。

それにしても、季節はもう秋か・・・
年々、時候の流れが益々早く感じるような気がする。



宮城から北上して岩手への県境を越えると一関市となり、その市街地手前から東方へ向かい川崎町へ。



正面に見えるところが石蔵山、あの山の上までをいつもの道順で細い坂道を上がって行く。

   

無事に到着。
場内には3組ほどのテントがあって人も多く賑わっている。



さて、どこに張ろうか・・・

   

作業を始めるが結構風に煽られる。
風が収まってから全体の張りを整えようかと思う。

今回は大きなシェルターを持ってきた、一人で入るには持て余すかな・・・笑。
まぁ、広いのは贅沢ではありますね。



シェルタ内の寝室にどうか?と試しにドームシェルタをセットしてみると、コレはなかなか良いかもしれない。
ポールがあるので出入りするのに邪魔ですが、まぁ、なんとかやれる感じ。

   

久々に大型の焚火台を出す、これだけでもなかなかの重量物だ・・・
多少風も弱まっているので焚火開始。
このところ持参していた軽量小型のソロ用焚火台にくらべて、大きい焚火台は安定感があってイイね。

   

トイレと水場はいつも通りに利用可。

   

さしあたり一段落ですが、また後で再レイアウトします。

   

好天、爽やかな陽気で心地いいです。
賑わっていた人たちも2組が帰って行き、広場は更に広く感じてます。

   

快晴の空に旅客機が進む、すこし遅れてジェットの音が届く。
目の前には、風に巻かれる焚火の煙と匂い。
のんびりと、そんな風景を眺めてます。



周囲の紅葉の色付きは薄いのですが、日の長さはしっかりと短くなっていて季節の進みを感じます。



だいぶ風も弱くなってイイ感じです。

   

夕陽が西側の山々にたなびいている厚い雲に沈む。



日が沈んでゆく・・・



日が沈んで、徐々に暗くなってきます。
周囲は静寂で好い状況です。



日が沈んですぐ南の空に一際明るい一番星、「宵の明星」金星です。
南東の方角にはこれまた明るい木星も見える。



眼下には一関市街地の夜景が輝きだす。
西側の低空を覗けばほぼ快晴の空で、今夜は星が煌めく満天の夜空になりそうです。



まもなくすっかり闇夜。

   

畔が収まってほぼ無風でなんとも心地いい。
山の上ながら、寒さも程々。

   

日が暮れての頃合い、そろそろ燗を一本つける。

この季節になると、ついこの短歌を思い出します。
「白玉の 歯にしみとほる 秋の夜の 酒はしづかに 飲むべかりけり」
よく知られた歌人・「若山牧水」の名歌ですが、こうした独り野営キャンプでの酒もまた、この歌の風情を思わせることがあるやもしれませんね。



焚火をあやしながらいると、東の空には明るい月が上がる。
漆黒の闇がうっすらと明るくなり、夜空の星々も月明りで霞んでしまった。

   

静かな晩を過ごしてます。
夜露もまだ気になるほどではなくて動きやすいです、と言ってもほとんどチェアに座って呑んでるだけで動いてないですよ^^)
日ごろ全くの運動不足・・・なんとかしなければ(汗



そんなこんなで夜も更けて来ています・・・



相変わらず贅沢に広いシェルタ内、風も無いので本当に快適。
しばらく小シェルタに潜ってラジオを聴きながら寝酒。
寝るときは、DIETZの灯油ランタンを極小さな炎に調節して常夜灯に。

おやすみなさい・・・



翌朝



快晴の気持ちのイイ朝模様。

   

それにしても、石蔵山林間広場は非常に良い場所だと思います。
確かその昔の今頃に来た時は、一面が長い枯草が多く歩くのに邪魔だったような気がする・・・
今はこうして足元も快適で開放的な雰囲気、イイ場所です。



西側に栗駒山の遠景、山頂には雪を被っている。
眼下には一面の雲海。
こうした情景になることで昔から自分的にこの場所を、雲上にある「天空の野営場」と呼んだものです・・・チョッと言い過ぎか^^)



好天に誘われ、昼頃までゆったり過ごす。



後ろ髪を引かれる思いですが、ゆっくり撤収。
また来ようと思います。






END




掲示板に、ご感想をお寄せくださると大変嬉しいです。
新掲示板

home | back | next