野営キャンプ旅−1日目
石蔵山林間広場(石蔵山村民憩の森)(岩手県)
2020年 10月

住所:岩手県一関市川崎町門崎字石蔵地内
料金:無料

秋深まってきました。
朝晩は冷え込みもキツくなっており、10月中旬のこの週は更に冷え込むようになった。

東北の高い山ではチラホラと冠雪の予報も出始めています。
季節は着実に進んでいるのだな、また冬に向かうのか・・・。



天気予報では好天続きとはいかないまでも、それを待ち構えていては一向に埒が明かないので、今回もそそくさと出立する。
さしあたり天気の良さげな岩手方面へ・・・

順調に進むが、宮城から出立し県境を越えて岩手に入ったのは昼過ぎとなった。
今日の目的地・・・もう一度花巻の笠詰野営場での野営はどうかな、なんて思い始めていました。
先月の訪問が非常に心地良かったので、今年中にもう一度・・・と。

一関市街に入ろうとする頃合いで、花巻の笠詰までの遠さに気が付く。
今時期は日が短く、夕方は暗くなるのも早くなっているのだ。
そうとなれば、今回は手前の一関エリアでの野営地にしようと決める。

結局、一関市川崎町の「石蔵山林間広場」を本日の目的地としました。
今回は昨年12月以来であるが、その時はたしか氷の張る寒い日の野営だった。

その野営地は個人的に「天空の野営地」と名付けて呼んでおり、もう十数年以前の通い始めの時からだ。

   

門崎あたりから目的地となる広場のある山周辺を見上げる。
山腹にシルバー色の鳥居が見える。
これは熊野神社の参道入り口の鳥居だが、実はその神社は山頂直下にありこの鳥居から登山道が上っているのです。



頂上付近には無線施設が建っており、遠目に確認できる。

    

標識に従い大船渡線の線路を渡ると、いよいよ現地への取り付き道となる。
ここからは坂道だ。

   

前述した熊野神社の鳥居の下を通る。
舗装路ではありますが非常に細く、車同士のスライドは結構キビシイもので対向車の無いことを祈るばかり。

    

いよいよ頂上へと辿り、熊野神社前に来る。
いつもの様にこの野営旅の安全を祈願し、柏手を打ち礼拝する。

   

さて、本日野営の目的地の林間広場へ到着!
今回も非常に良き状況。



開放感抜群で清々しく、風もほぼ無風で心地良い。
真夏は木陰も無く日に焼かれて居辛い場所ではありますが、それ以外は日が照っていても心地良く感じます。



張るのは2度目ですが、だいぶ古い幕体です。
幕体は稼働せずとも経年劣化は進む、3年前の入手時は新品だったがその時点でもう既に結構な年月を経っていた物品だったのではなかろうか。
経年劣化を少しでも遅らせるようメンテしておかねば・・・。

   

ともあれ、今日はコレで・・・
帰ってからメンテしておきましょ。



一式完了(笑
いやー、好い天気じゃないの。

   

天然岩、コレの呼び名が判らないですけど。

   

好い天気でしたが雲が広がる。
秋らしい雲の模様です。

   

水道とトイレ棟のみの簡易な設備、野営には必要充分です。
通い始めの15年くらい前から見れば老朽化もやむなし。

   

芝についた見苦しい丸い燃え痕、薪割りだろう木屑の残渣の散らばり・・・
前利用者の残り香か・・・誰しも気分の好いものでは無いでしょう。

キャンプにしろBBQにしろブーム拡大中ですけれど、基本マナーの啓蒙も一式セットでブームになって欲しいものと思うのです。



先の木屑を拾えるだけ集め、持参の薪で野営の狼煙上げ。

   

西の空のぶ厚い雲が切れて、夕陽が覗いてきました。
場内広場にパッと日が射して一気に明るい。

影が伸びる・・・。
秋の夕刻時はなにか物憂げだ。



素晴らしい情景だなぁ・・・

   

野営のお楽しみ、独酌。

本日の野営酒は宮城の銘酒・一ノ蔵、今回のは特別純米酒。
大変、美味しゅうございます・・・
一ノ蔵は間違いない、香味が素晴らしい。

   

夕餉は取り合わせを凝らさず雑多な持ち合わせの食材をグツグツさせて煮る。
こんなものでも燗酒なら好い相性だろう・・・。



すっかり日が暮れた。



日が暮れての楽しみは、この眼下に望める一関市街の夜景です。
本日も眺めることが出来ました。

まったく・・・なんとも素晴らしい野営地です。



そんな頃合いで、キャンパーさんお一人到着。
しばらくの後、酒肴をご馳走になり燗を酌み交わして、好い晩となりました。



翌朝



曇天。
眼下には雲海。

   

周辺を散歩・・・
思ったほどの結露には見舞われなかったが、しっとり濡れています。

さて、いつもながらマッタリもせずに早々に仕舞い作業に掛かってしまう。
今日もドライブ野営旅に出て行きたい。

目的地はまだ決まらない・・・
まぁ、さしあたりここ岩手一関からお隣の県、秋田方面へと振れて流れて行こうと思う。






つづく




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