野営キャンプ旅−2日目
七戸町森林公園キャンプ場(旧・天間林村森林公園)(青森県)

2020年 9月

所在地:青森県上北郡七戸町字志茂川原
料金:無料(コロナ対応のため現地表示先まで申請必要)

今朝は、岩手県花巻の早池峰山の麓である「笠詰野営場」にて、なんとも心地良いソロ野営での朝を迎えたのでした。
今日も天候が良く、あちらこちらに移動してみたくあり、早々に撤収してしまったのです。



野営場入口の祠で再度お参りをしてこの野営旅の安全を祈願、車を進める。



どの方面へ舵を採ろうかは今のところ無計画であります。
ただ、大きな道つまり国道はなるべく避けるように、ヒッソリした道を選んで進んでゆく・・・



いつしか、こんな山道を走らしている・・・
どこなんだ、ここは??



やがて峠と思しき所に表示板が出ていた。
盛岡市との境界上に来ていたのだった・・・

ここは「長野峠」というところだった。

   

その後はR4へ出され、しばらく北上して進む。
やがて田子(たっこ)町との表示を目にしてR4→R104へと道を変える。

思いついた立ち寄るスポットに行くことにする。
ここもだいぶ昔に来たことがあった。



にんにくが特産で有名な田子町の、みろくの滝へと来る。
スヌーピー滝とか、ソーメン滝とも言われる観光名所だ。

駐車場から遊歩道を歩く。



ちょっとだけ・・・スヌーピー?(笑
水の流れは・・・まぁソーメンにも見えるかな。

なかなかイイ滝の風景です。
ドライブ休憩にもちょうど良かった。
森林の中を歩くのは気持ちイイね。



R104を進み秋田県への県境を越える。

そうなると小坂町も近いな・・・
かの有名な野湯の奥奥八九郎温泉に行ってみるか?
昔、現地に行ったもののアブの大群に見るだけで撤退した記憶がある(笑

ところが・・・
R104の途中、R103での分岐に行くまでのだいぶ手前で十和田湖への近道があった。
田代〜十和田大湯〜R454へ出る道だ。

なんだか、そっちの山間のヒッソリした道のほうがドライブが楽しそう・・・
車に一台もすれ違わない、当然、人っ子一人いない(笑
う〜むイイ!街よりひと気のないこういう山間が好い。

   

やがてR454は十和田湖へ出る。

多くは無いが結構、観光客も歩いている。
紅葉時期ならスゴイ人出だろうか。

う〜〜む、どうするか?

   

R102で奥入瀬渓流へ寄ることにした。
まだ人も少なく車も止めやすい。

車を降りてしばし散策。
いやー気持ちイイね。



写真集で見る奥入瀬渓流の紅葉は見事だ。
ただ、その時期の混雑は凄いんだよなぁ、昔、入り込んだら延々渋滞で一歩も車から出られなかった思い出もある。

さて、散策でゆっくりしてしまった・・・
そろそろ今日の寝場所を見当しておかねばならない。

戻って秋田県側へ下りてゆくか、このまま青森県側へ下りてゆくか・・・
十和田湖周辺にもキャンプ場はあるが、いま一つジャストフィットしない感じだし、コロナで営業してるかどうなのか・・・。

その辺りが考えるのも面倒なので、いっそのこと、このまま大間崎まで一気に向かうか!
よっしゃ、と気合を入れてR102を進み十和田市に下りると、また再度のR4へ出会う。
それを下北へ向け北上する。

しかしだ、今は既に午後2時を過ぎる頃合い、ここから下北・大間崎に着く頃には暗くなるな。
さすがに大間は遠いなー(汗



やがてR4は七戸町。
おぉ、そういえばこの辺りに2,3ヵ所のキャンプスポットがあるよ。

   

まずは、清水目ダムにある無料のオートキャンプ場。

  

管理棟は開いていなかったが、トイレ棟も炊事棟も利用可能でサイトも問題なし。
いいんじゃない?



オートキャンプ場かぁ・・・
仮にこの小さめなサイトすべてにテントが張られたら、実生活以上にお隣さんが近いことになるんだろうなぁ?
想像しただけでもチョッと・・・汗

まぁ、今日は誰も居らず良いかもしれないが。
清水目オートキャンプ場でした・・・無料が嬉しいね。



R4に出て少し下がって、今度は懐かしい野営スポットへと向かう。



昔は「天間林村森林公園」と言った場所で、今は七戸町森林公園である。
手前の採石場を横切ってくるのだが、運搬トラックの往来と荒れた砂利道がある。

   

表示の通り、管理先にTELして受付してもらう。
ちなみに施錠は無かった。

   

トイレは和式水洗、給水できるが飲用不可。

   

入口から入って左側は広大な芝生広場、開放感抜群。
木々の向こうには渓流が流れる。
少し入って右手中央付近には大きな東屋。

あぁ、ここは懐かしいね。

さてこうも広く貸し切りでどこにでも張れるが、自由さが逆に何処に張るかが悩ましくもなるね、贅沢な悩みだ。
奥の方の渓流沿い、林の中もいいし・・・開放感抜群の広場もイイ。

  

結局は右手の奥地のほうに決める。
好い雰囲気だ。

  

脇を渓流が流れている、瀬音がする。
森林公園らしく木々もあって素晴らしい雰囲気。
小さな池もあるが、真夏時期を過ぎたこともあってアブやヤブ蚊も退いていて居心地もイイ。

やはり、ここに来てよかった、最高な場所だ。

   

本日の幕体を建てる。

8角形のモノポール・テント、定番のテンマクPANDAより一廻り大きくその分居住性もいい。
ただ、自分独り使いには大きいかな(笑
今日はコレに地べた寝とする。



非常に良い雰囲気だ。
早速、狼煙上げ。

   

ほぼ無風。
燃す薪は持参品なり。

こうしてみると、まるでプライベート・キャンプ・サイトの様相ではないですか!
いやーイイですねぇ。



やがて夕陽が射し、周囲を朱に染める。

   

炊飯して簡易な夕餉をするうちに、一気に暗くなっている。



夜露が降りているが、テントの中はまだ濡れていない。
早々に寝床を整えてしまう。
シングル幕で幕の内側も結露で濡れるので、触れないように動くにはこのくらいの大きさのほうが楽でよかったかもしれない。



焚火を前にまったり過ごす・・・。
イイ時間だ。

岩手・花巻の山奥の野営地から、青森・七戸町か・・・
それも田子町〜十和田湖・追良瀬渓流を経由という、不思議なルート。
今日も結構ドライブしたな。

   

満月にはあと数日先というところ。
昨夜と同様に月光が冴える。

寝るのが惜しい・・・

到着して夕方までは隣の採石場の騒音と脇の有料道路の走行音があったが、夕方からその後は全くの静寂。
その静寂に包まれた晩である。



冷え込み程々、昨日の笠詰野営場での明け方ほどではない。
ただ、やはりの結露、朝露の凄さよ・・・。



すぐに乾くことはないな。



しばし散策。

   

東屋より奥の方にある炊事棟。
そのさらに奥は渓流、その辺りも真夏には好い一角と思う。



今日もたっぷりドライブしようと思う。
だいぶ早いけれど撤収に掛かる。



濡れた幕体を丸めて車に押し込める。
名残惜しいのですが、車を出す・・・






つづく




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