とことん山キャンプ場(秋田県)
2020年 8月

所在地:秋田県湯沢市皆瀬字新処106
料金 ¥830/大人 ¥415/子供
(宿泊者は温泉入浴料無料)
とことん山キャンプ場公式サイト

今年の梅雨は長かった。
自分の生息地である東北南部・宮城は8月にずれ込んで遅い梅雨明け・・・北部は梅雨明け宣言あったっけ?

東北南部の太平洋側は、やませの影響もあって梅雨寒が続きました。
それが梅雨明けで一転、強烈に暑い夏日なんです。
もうここ数年、同じことばかり言っていてひんしゅくを買うのですが・・・暑い夏は嫌いなのです(凹

昨今はコロナ問題と豪雨災害のニュースが溢れていて、生活にも閉塞感が漂っていてねぇ・・・
日々を重ねていても、一向に問題の出口に向かっている風には感じないし。
誰もが思うように、一刻も早く平穏に向かってくれないだろうか、と切に願っています。

そんな閉塞感の反動と折からの大キャンプ・ブームとが合わさり、それまでマイナーなキャンプ場でさえ軒並み大賑わいだという・・・
まぁ、もっともなことだなと思います。



さて、梅雨明け直後の暑さの到来にゼーゼーと呻いている情けない自分なのですが、なにか気晴らしにどこか行きたいわけです。
岩手の岩洞湖や石蔵山、蔵王・坊平などの各所を想定していたのですが、当日の朝にあっけなく秋田・湯沢のとことん山キャンプ場へと決まりました。
それは単独行のつもりが、急遽二人連れとなったからです・・・そっちに行きたい、との希望で。

宮城~山形~秋田へと県境を越えて入ってから、途中、非常に懐かしい”じゅんさい沼キャンプ場”を覗く。
お客さんも居るみたい、名の通りに場内の沼では小舟でじゅんさい採りをしてました。
かなりの昔ここに泊まったことがあるんだなぁ、その当時は温泉もあって賑わっていたものだ。

こんどは久しぶりに、ここで張ってみようと思う・・・
テントが林立するような賑わいさえ無ければ、沼畔は結構イイ感じの営地だ。



さぁきました、現地到着はpm3時の頃合い。
蒸し暑い、場内もすっかり夏模様。

キャンプ利用受け付けは、以前のキャンプサイトに上がったところではなく、雪中キャンプなどの受付をしていた旧スキー場ゲレンデ前のところになった。
そこは昔スキー場があった頃は食堂もあったが、今は受付のみの役目となった。
8月上旬、真夏時期のためかキャンプエリアにはキャンパーも結構居て、既に大小の幕体が建っていました。
そんななかで良き場所を決めかねているうちにも次々にキャンパーが到着しており、場所決めに少し焦る。

   

都合よく広く空いているところがあって、そこに決めましょう・・・。
あぁ木陰の涼しさが嬉しいな。



デカいタープ幕体は今回が初張、いつ買っていた品物だったのかもう記憶にない(
いつか使おうと用意しているも、いつしかあるのを失念してしまうという悪い癖の一つ(汗



はい、建てましたよ・・・今回は面白味も無く普通に張りました。
気が向いたらアレンジ張りもしようとは思うも、そこに拘ってるよりは冷たいGINを一杯遣ってしまうかな・・・笑

もうこの時点で汗だく、玉の汗が流れ落ちる・・・いや~なんだべなぁ?!
でもこの後にシャワーができるのは助かる・・・。



そんな状況に堪りかねて作業を一時中断、冷たいのをキュッと遣る(汗
思わず一気飲みしそうになるのを、なんとか踏ん張る(笑

   

GINを呑みながら作業・・・
酔いで暑さの不快をごまかす。

暑い時期なので、寝処はゆったりめの幕体にしてみた。
この状況に換気が弱くて室内も狭い山岳用テントでは厳しかろうな、と思う。

   

相方のほうもいつもの幕体で設営完了したようです。
両側のドアをメッシュにして効果的な換気、安価品ながらこういうスタンダードな構造のテントが一番快適で万能なのかもしれません。



この温泉棟のある林の中は、雨さえなければ木陰があって心地良くイイ場所なのであるが・・・
一旦、雨で地面が濡れるとヌルッと滑るわ排水で小川ができるわで、歩くたびに泥も跳ねあがってイマイチの状況に様変わりする。
今はウッドチップもあったりで多少はマシになっている。



我が方のテントのフライ装着は後回しにしておき、汗でびしょ濡れの身体を温泉棟のシャワーで清めてきた・・・。
温泉棟、一段目の半露天の湯船が以前までは木の湯船でした、それが石タイルの湯船に変わっていて驚いた・・・
前回のレポ・・・

    

相方は早速、肉焼いてました^^)
炭火での焼肉は美味いよね、久しぶりだな・・・。

そういえばもう夕方で、夕餉の頃合いでした・・・

   

少しづつ気温も下がってきて、気持ちイイです。
焚火もイイ感じでやることが出来ます。



OILランタン、前回につづき持ってきました。
今回はちゃんと灯してみます・・・

   

普通に灯油で灯すならかなり燃費が良いのですが、今回は防虫ハーブ成分入りパラフィン・オイルを奢る。
少しばかり爽やかなハーブの薫り漂う・・・

たしかに好い灯だ、この小さな灯りの雰囲気を肴に酒が呑める・・・のかもしれない(笑



すっかり日が暮れて、涼しさもイイ感じ。
もう一回、落ち着いて温泉に入ろう。

   

幸い、誰も入っておらず貸し切り。
昨今は多々感染防止に気を遣わねばならず、営業側の対応努力には頭が下がる思いです。



pm9時ごろになると、周囲は話し声さえなくすっかり静か。
寝酒モードで呑みつつ、小物を仕舞う。

さて、早めだけど寝るか・・・
こういうのも気持ちイイんだよね^^)

   

夜は涼しくて寝心地も良くて、ここに来た甲斐がありました^^)
やはりこうした山の森の中に滞在すると、真夏でありながらもイイ寝心地ですね。



それでも、夏時期の朝はすぐに日が射して夏日らしくなってくる。
今日も暑くなるのかな・・・。

   

清掃が入る前に早速の朝風呂。
以前の半露天はご覧の通りタイル張されて綺麗になりましたが、下の野天風呂のようにだいぶ浅くなってしまった。

  

個人的には以前のほうが、とぷ~っと肩まで浸かれて良かったなぁ・・・

    

野天風呂はそのまま。
夏なので、このぐらいヌルいほうが気持ちイイ。

撤収のあともう一度ここで汗を流してから車を出せるのは、他のキャンプ場ではなかなかできないことでここのキャンプ場のメリットですね。
それに、いまだ利用料金も据え置きなのも素晴らしい。

新興のキャンプ場のようにグランピング一辺倒的な流れでなく昔からのキャンパーの利用が多く、未だその雰囲気が色濃いキャンプ場です。
昔から”いつ来ても混んでる”感が変わらない、人気のあるキャンプ場ですね^^)



END




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