野営キャンプ旅−2日目−
奈曽川河川公園(秋田県)
2020年 6月

住所:秋田県にかほ市象潟町本郷字上の平
料金:無料

旅の2日目・・・

山形・寒河江いこいの森キャンプ場を後にしました。
混んではいましたが、木陰のもとの静かな場所は居心地が良かったです。

さて今日は秋田・象潟(きさかた)に行き、日本海に沈む夕陽の情景に酔いしれてみたいと思っています。
行き先の当てとしては「飛の崩れキャンプ場」を目指す。
幸いに好天続きであるし、今日は間違いなく素晴らしいSUNSETを見ることが出来るだろう、久々にワクワクする。



寒河江いこいの森から下りるとR112に出て西へ舵を取り、月山花笠ラインを往く。

察しの通り、象潟方面に行くのであれば、寒河江〜大蔵村へと上がり最上川沿いに戸沢村〜庄内町〜酒田市へ辿り日本海へ出るのがいいのでは?と思われるでしょう。
実はいつもの塩屋さん「ミネラル工房」へ寄り道するために、R112を進み鶴岡市に出てそこから象潟とは逆方面に一旦南下して、新潟への県境を跨ぐのでした^^)
わざわざ目的地とは逆方向へと、大きく寄り道するわけです。

  

久しぶりに寄ったミネラル工房さんでした。
店主、富樫さんも元気でよかった^^)
いつもの塩、白いダイヤも仕入れました。



さて、だいぶ遠回りしました、いよいよ象潟方向に向かいます。

時間も押してきたので、鶴岡まで日本海東北道に乗って戻る。
鶴岡でR7に乗り酒田を通過、さらに海岸線沿いを進み、いよいよ秋田への県境を越える。

象潟、金浦と来て本日の目的地、飛の崩れキャンプ場へと着く。
天気は快晴、波も静か、風も無くイイ感じだ、ここで決まりだ〜と思った・・・のだが

キャンプサイト芝生広場へと急坂を上ると、場内には盛大にBBQを楽しむグループ。
だいぶ盛り上がっていてチョッと退く・・・暗くなるまでは終わらなさそうにも見える。
1基、キャンパーのテントも建ってはいるが・・・

しばし様子を見てみるが、もう早いところ落ち着きたく待てない(酒、呑みたい)・・・
なんにせよこの場所はなにぶん狭い場所であるし、地元の方を優先した方が良いから、今回こちらは諦めることにする。
名物である夕陽情景のコンディションは万全な日和であったけれど・・・まぁ、仕方ない。

さて、次の手としては奈曽川となるか・・・それが駄目なら三崎公園へ戻ることにする。



飛からは移動約30分程度、鳥海ブルーラインから少し外れたところです・・・
それでも結構、事前に場所を知らないと行き着けないようなマイナーな場所ではある。
初見、夜道では迷うだろう。

ここも炊事棟脇には大勢のBBQ開催中。
他にキャンパーが数名。

ただここは広い公園なこともあって、今の雰囲気も穏やかでホッと胸をなでおろす・・・。
離れた一角に落ち着くことはできそうだ。
時間も夕刻前の頃合いでもあり、ここに決める。



広々した芝生の場内に聳えるモニュメントは「EARTH VIBRATION 龍神」。

ここ奈曽川の歴史は、かつては大雨や雪解け時に発生する急流によって土石流などが多発していたという。
それにより下流の集落や田畑へ大きな災害をもたらすような荒れる乱川だったらしい。
それの治水として砂防ダムなどの建設事業が始まったのが昭和8年1933年のことだという・・・。
この地はそのような歴史的な背景がある場所なのだった。

さて、場内は賑やか。
好天のもと、向こうにいる家族連れグループのBBQも楽しそうな雰囲気だ。

   

さて我が方は、人のいない一角、木陰を利用して場所を決める。



タープで遮蔽した後ろ方向に、先の大勢の賑わいがある^^)



すぐ脇にはラウンドゴルフのコース。
この夕刻になる時間ではもうPLAYには来ないだろうから、邪魔になることもない。



さて一杯、と・・・
今日も結構車を走らせた、そりゃ山形・寒河江から一旦、新潟への県境を越え、そのあとここまで北上の大回りしてきたのだから・・・^^)

昨晩のカシャッサがまだ残っているので炭酸で割り、これにシークワーサーで風味をつける。
爽やかで美味い。

   

向こうに鳥海山の頭が望める。
木々の影が伸びてくるにしたがい、先のBBQグループは撤収に掛かりはじめた。



夏至の日・・・夕刻と言ってもまだ暗くならない。
こちらはユルユルと呑みながら、好い時間を過ごしてます。
この5ヶ月ほど野営キャンプやってなかったからなぁ・・・しばらく忘れていた外で過ごす感覚ですねぇ。

弱いが風がやや冷たい。
夜は放射冷却でグッと冷えるのかもしれない。



酒のアテに焼き肉。

   

そろそろ何を張るか考え始める。

ジツはもう気分的に面倒で、張っている小さなタープを下げてそのままタープ下での地べた寝にしようか、などと思い始めてます^^
ただ、足元の芝生はフカフカで好いのだけれども、そこに蠢いている大きな黒蟻が気になるのだ(汗
ここの蟻はデカい!

そんな気分であるので、今日は手間を掛けずにテントではなくシェルタにて寝ることにしよう・・・としてコレを取り出すのでした。
コレも新規で、今日が初張りだ・・・昨日に続き初張の連荘(笑。

山行での前泊用に携行したい、との長男の希望もあって購入(させられた)した品でありました。

   

こんなシンプルな構造でありながら、2本のポールの設置に手間取る(大汗
あぁ、そうだった外から入れ込むんだった・・・忘れている情けない。

手間を掛けないでちゃちゃっと、なんて思ってたのに裏腹である。
なんとも情けない・・・

   

シェルタと言いつつボトムもあってまるでテントに見えるが、1人用シェルターです。
通気性の問題か幕の薄さでシェルターの区分なのかもしれないが、前後に通気ベントもあるし出入りドアもメッシュとの二重部分もあり、通気性は充分と思う。
薄い生地、超軽量でコンパクトであり、携帯性は抜群だと思う・・・



シンプルなドーム構造、次回からは2、3分程度でカタチに出来るハズです^^)



ようやく日が落ち、暗くなり始めてきました・・・
日が長いですね、今日は。

   

日が暮れると予想通り冷え込む。
すこし露も降りているようだ。

   

今日の夕餉も炊飯、米は宮城の「だて正夢」
昨日消費しなかったホタテ・エビを入れて炊き込みです。

   

さすがに米1合食べるには量が多いので約半合か1/3合ほどを勘でテキトーに炊く、それでも焦がさずちゃんとうまく炊ける、大したもんだ^^)
ホタテは小さくカットしたほうが良かったかもしれん、しかしこの海鮮炊き込みは旨味が米に染み込んで相当に美味かった。
バターがあればもっと良かった^^



気が付けば静かな場内になっており、その静寂な夜を過ごしている。
空を見やればきれいな星が煌めいている、素晴らしい星空だ・・・久々に見たなぁ。

手元の小間物を仕舞って、しばらく寝酒モード・・・
頃合いで消灯、シェルタに入るとシュラフを身に包んで寝る。



寒暖差が大きい、周囲が露で濡れている。



今朝も良い天気。



奈曽川の親水エリア



場内全景

綺麗な芝生地が広々としていますが、約面積半分ほどはグラウンドゴルフのコースが占めている。
キャンプは炊事棟脇やトイレ棟周辺など、コースの邪魔にならないような場所に限定される。

    

炊事棟は大きく立派で綺麗、使いやすい。
トイレ棟は少し離れるが、こちらも水洗で手入れされており使い良い。



モニュメント「EARTH VIBRATION 龍神」を真近で見上げる。
どっしり、存在感ある迫力。



なかなか濡れた幕体が乾かず、気長に待つ。
やがて設営した周囲の確認をして撤収を終える。

さて、今日は3日目となる。
この先をどうするか・・・と思案しつつ、このキャンプ場を後にします。



3日目へつづく




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