岩洞湖家族旅行村/ピクニック広場(岩手県)
2019年 8月

所在地:岩手県盛岡市玉山区藪川亀橋
料金:無料(オートサイトは有料)

今年の夏も酷暑でした・・・
お盆時期も過ぎて夏も終盤、このあとは少しづつ秋めいてくるワケでようやく夏から解放される・・・笑

約ひと月前に岩洞湖ピクニック広場で野営したのですが、短期間でまたの再訪です。
とにかく、自分的にはこのピクニック広場での野営キャンプが何より好きなのです。
叶うことなら何度でも、毎週でも来たい場所です。

この場所との付き合いは遡ること13年ほど前からで、このwebサイトでも定番レポの野営キャンプ・スポットであります。



朝、車に適当な荷を積み宮城の自宅を出る。
好天です。

いつもはR4をまっすぐ北へ行けばいいのですが、もう何度となくそうして移動するのに飽きているので、どうにかして移動のバリエーションをつけたいのです(笑

   

そんなワケでいつものR4を逸れて、奥松島から無料の自動車専用道路の三陸自動車道(復興道路)へ乗ります。
これで岩手・宮古まで行く。

確かに三陸道はスムーズ、快適です。
結構良いルートだと思っていたのですが、肝心の目的地の岩洞湖は宮古から結構遠いんだね・・・。
宮古からR106に乗り西へ向かい、茂市でR340に分岐。

茂市、刈屋・新里方面とくれば懐かしいのは源兵衛平高原の野営場ですね。
このタイミングで分岐すればそちらへ向かうこともできる・・・昔は何度か来てました
こんな遠くまでよく来てたものですね〜>自分

   

さて、自宅を出て沿岸ルートにて宮古まで既に6時間ほど費やしたドライブです・・・遠いなぁ。
R340は山間を縫うような細く寂しい道路・・・途中の寂しげなトンネルを通ったりする(変なものが映ってなくて安心・・・笑)

R340はやがてR455に重複し、R455で早坂峠の長いトンネルを抜けてしばらく行くとようやく岩洞湖へ達す。
予想外に遠かった・・・

家族旅行村の管理棟で受付をしたのはpm4:30

休憩タイムを除いても約8時間の移動でした、やっぱり遠いなぁ。
小細工せずに普通にR4を直に北上のほうが近かったかもしれん。



ついひと月前に来たばかりですが、いつ来ても何度来てもこのピクニック広場は最高です。
到着すると場内には数組のキャンパー。

前回あれだけいたアブはすっかり居なくなってます。

     

やや風がありますが、もう夕方でもあるので張りやすい幕体にて素早く建てます。
すでに日が傾き始めてきて、ひと月で確実に日が短くなっているのを実感する。

涼しい風のせいもありますが、もう夏の恰好では心なしか肌寒いです。

     

丸一日の移動ドライブの疲れを癒す一杯・・・
白樺林に囲まれて、その素晴らしい風景を眺めつつ一杯やれるという贅沢、もうこれ以上の歓びはないですね。

今回のGINはゴードン・ドライジン。

ビーフィーターもそうだけれど、コレもやや物足りない風味・・・軽いんです。
軽い飲み心地でも、ボンベイ・サファイヤだと華やかな香りだけでも満足する・・・
残念ながら普通の店に置いてないので、今日のドライブ中の買い物でもサファイヤを買いそびれてしまう。

まぁ、安酒に文句言うな、と言うところですか。
野営酒の味というのは、酒質の優劣よりもその野営地に浸り感じる情景、侘び寂びの情緒を酒を通して感じて味わうことにつきる・・・などと思うのです。



野営酒で落ち着いたところで、ようやく寝どころの幕体を建てます。



夕刻・・・



夕陽が野営キャンプの主役たる白樺林を照らして茜色に染め、昼光での純白とはまた違う優美さを見せてくれる。
静かにこの情景を眺めています・・・。

     

遅くなってしまったけれど、本日の野営キャンプの狼煙(のろし)・・・

     

少しばかり日本酒もあったので、燗酒を挟みます。
気温もイイ感じで涼しく、燗酒も合う。

露もなく周囲が濡れないのはありがたい、心地良いです。

     

すっぽりと日が暮れて・・・夜。
見えるのは焚火だけ。



明るい灯はどうしても小さな虫が集まるので、なるべく消す。
この夏に行った蔵王坊平やあだたら高原野営場では、その小さな虫も居なかったのは快適だった・・・たまたまだったのかもしれませんが。



夜も更けたのでタープを下げて寝る。



翌朝は無風で、白樺林はシーンと静まっている情景・・・。



もうね、こっち側の白樺林の風景は素晴らしいんですよ・・・。
まるで物語の世界みたい(って何の??笑)

朝の爽やかな時間に観る白樺林の風景。
ただ、ただ、この風景に浸ってます・・・あぁ、素晴らしい。



本日も連泊いたしますので時間はたっぷり・・・
この白樺林の情景にどっぷり浸りたく、隅々を散策してます。

   

驚いたことに、場内あちこちにこの赤いキノコが出てます・・・
歩いた先に容易に目に入るくらい、あちこちに豊富に出てます。

このキノコは「タマゴタケ」と言って、食用可で非常に美味しく結構高級の部類のキノコだそうです。
根元に白い袋があって、突き破って出てくる前が白い卵に見えることからタマゴタケと言うらしいです。
よく登山道で見かけてはいたものの、こんなに豊富に出ているのは見たことがありませんね。

ちなみに翌朝には地元の人が場内のこれをほとんど大籠一つに全採取して行かれました・・・今年は出るのが遅かったとも言ってます。
出汁が出て非常に美味いキノコなんだそうです・・・これまで色味で敬遠してましたね自分、あぁもったいない(汗。



最高の情景です・・・。

   

時折、色付いた葉が風で落とされ舞ってきます。
この地には徐々に秋が迫っているのですね・・・



先の7月より周辺エリアは全面禁煙だそうです。
愛煙家の方にはツライでしょうが、しょうがないですね・・・ご時勢です。

    

特に何をするわけでないのに時間が早く感じる・・・もう昼の頃。
昼食に簡易なパスタを作ってみる。
生トマトを煮込んでソースにして、炒めた茄子を合わせた簡易なものです、レモンの酸味でサッパリとさせて自分的にはイケル(笑。



食後のまったり・・・



丸一日ずぅーと、この白樺林の風景に浸ってます(笑
本当に素晴らしい場所です・・・

盛岡や近郊の方々はイイですねぇ、こんな素晴らしい場所が近くにあって気軽に来れるなんて。
本当にそう思いますよ・・・私など毎週でも来たいですもの。
片道7,8時間移動にかかる程の遠距離、なかなか頻繁に訪問できないもどかしさ・・・です^^)



隣においでになったBBQのファミリーと白いダイヤの取り持つ縁で楽しいひと時を過ごし、あっという間に夕刻近く・・・。
今日も日が傾いてる。



日が暮れる前に、持ち合わせていた液燃ストーブをいじって遊ぶ・・・
ちょうど燃料が灯油になっていたので、それに合わせるセッティングにするだけの、いつもの作業です。



⇒YouTubeチャンネル


   

場内には自分独りだけの最上な状況になりけり・・・。
まさに贅沢です。

   

風は無風。
物音もせずシーンとした状況です。

焚火の火を眺めてGINを遣る・・・
とても好い晩です。



灯かりは必要な時だけ点灯させ、あとは焚火の火の灯かりだけで過ごします。

気が付くと吐く息が白くなるのですが、ランプの灯かりにカナブンや足長バチ(!)が元気よく飛来して来るので明かりを消しておく。
それに暗いほうが雰囲気があってイイものだしね・・・。



夜もまだ早い頃合いですが、昨日からの酒瓶が空になった・・・。
酒の切れ目がその夜の切れ目・・・と(馬鹿)。
好い頃合いで就寝。



3日目の朝は多少どんよりの空模様・・・

露は降りてなくて濡れていない。
この先の季節になれば、日が沈んで露に濡れたりもしくは朝方の露濡れなど、雨の日でなくとも盛大に濡れる・・・。
そんなことを思うなんて、いよいよ今年の夏も終るんだなぁ・・・と。



相変わらず好い風景であります。



静か・・・シーンとしてる。

気が付くと、地元の方が籠をもって近くにいる・・・
例の場内にたくさんあるタマゴタケを採っていて、少しばかり色々教えてもらう。



タマゴタケ・・・豊富に出てました^^)



さて、名残惜しくてしょうがないワケですが、帰り支度ですね。



最後に管理棟に寄ってお礼を。

今年も営業は10月4週目の週末までとのこと。
なんとかあと数回は訪問したいものであります。

     

管理棟までは施工されないものの、その手前までの砂利道が拡張して舗装されるということです。
結構荒れた砂利道でしたので、相当通行しやすくなることでしょう・・・
11/15には工事完了予定だとのことです。




⇒YouTubeチャンネル



END




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