達居森と湖畔自然公園(牛野キャンプ場)(宮城県)
2019年 3月

所在地:宮城県黒川郡大衡村大瓜牛野9
料金:無料

この冬は暖冬の影響なのでしょうか、こちら宮城エリアでは大雪のニュースは聞かなかったように思いますね。
今回向かった牛野キャンプ場の周辺は、大抵、冬時期には積雪があってキャンプ場の核心部まで車で入り込むのは困難になるものです。

そんなキャンプ場ですけれど、昨今はキャンパーによる利用者の急増と雪が少ないことが重なって、まさに一年中を通して賑わうキャンプ場となった感があります。
そんなこんなで、宮城の”牛野キャンプ場”と言えば、いまやキャンパーの間ではすっかり名の通った場所と言えるでしょう・・・。



さて、今日は風の強い日でありましたが牛野へ向かっています。

   

牛野ダムの入り口へ上がる・・・右から入り込むか左の山側から入り込むか。

平日にもかかわらず、周回道路沿いにも既にキャンパーがチラホラ居るようです。
週後半でもあるので、今日〜明日にはかなり増えるのではないでしょうか。

   

さて以前から来るたびに感じていますが、牛野キャンプ場のあちこちにこのような燃え残りを捨てたのが多くなっているのを実感してます。
推測するに、白い灰になるまで燃やしきらずにまだ火が残っているにもかかわらず、そのまま地面に捨て、そしてそこに上から水を掛けて消火したんだろうと思います。
途中消火するにしても、その炭の残骸はそこいらに捨てずに片付けてから立ち去ってもらいたい。

   

冬季はトイレ棟中央の身障者用のが開いており使用可となりますが、入口引き扉が破損したままです。

施錠ができない状態のうえ、重ね戸が外れているので用足し中に戸が動いてしまうと隙間が空いて中が丸見えになってます。
殿方にはまだしも、女性にはこの状況での使用はムリなのでは?と心配になります。

一応、使用中/空き表示の木札が下がってはいますけど・・・
この先、花見などで更に人が集まる時期までには改修されるのを期待したいですね・・・。

   

たぶんこの先、混みあってくるんだろうと見込んで、いつもの端のほうの桜の木々の隙間に張る。
風が強くて煽られ、やや難儀して張る。

ふと見ると対岸にはテントが見える。



牛野ダムには水が満々で、水位を上げてます。
まだまだ春らしい暖かさではなく、吹き付ける風は結構冷たい。

    

こうして改めてみると、場内のサイトって広くて結構大きなキャンプ場なんですね。

    

焚火の煙に当たりたい・・・
ただ今日は風が強いので、小さな火にしておきます。



今日は早めの時間に来ているので、まぁ、どこにでも張れたのですが・・・手っ取り早くいつもの場所であります。



日が高いうちからビール・・・という贅沢。

”男は黙ってサッポロビール!”(その世代ではないですが、古くてスマン)のサッポロ赤星・・・サッポロ・ラガービールであります。
美味いです、コレは大好きなビールなんですよ。



マッタリ〜とビールを飲んでいると、風も徐々に弱まってきているようで・・・
このまま天気が落ち着いてくれるとありがたいね。



夕刻を迎えつつあります。
離れ離れでキャンパーは居ますが、全体には閑散としてイイ感じの野営場です。



周囲で拾った小枝が燃え尽きたら、今夜の焚火は終わらせて幕体に入ることにします。



幕体に入り、燗を遣ると心地いい時間です。
富谷の地酒、純米吟醸でひやで飲めとあるので味見の結果、自分的には人肌燗にて風味を立たせて遣ることにします。

程好く酔った頃合いで就寝。



翌朝は冷え込みましたね。
テントを出ると地面が凍ってました。

そして今日の空模様は素晴らしい快晴。
昨日の強風は完全に治まり、最良の状況です。



気持ちのいい天気ですねぇ。
風も無く空気も澄んでいて、景色も輝いて見える。



天気の良さのおかげでしょうか、気分も好く散歩に出る。
ダム湖を一周、ゆっくり歩く。

足元の準備をして来ていないので、ダム脇の達子森(たっこもり、262.7m)の遊歩道を登るのは別の機会とします。



今日は、本当に素晴らしい風景が見られる。
空気も澄んで彼方のほうまで視界が広がる。



正面には雪化粧の船形山。
山々は未だ冬山ですね。

なんとも素晴らしい風景ではないですか!



ダム湖を一周してサイトに帰宅。
風も弱く明るい雰囲気、まさに野営日和。



周囲に捨てられて放置されていた無残な燃えカス・・・
拾って処理します・・・。

   

テントを張ったところの木の根元に、無残に捨て放置されていた燃えカス・・・
拾って処理します・・・。



燃えカス、捨て炭を回収して目立たなくしました。
たとえ多数のうちの一ヵ所でも、捨て炭された場所はキャンパーとして綺麗にしておきたいです。

炭は炭素、つまり非常に安定した元素ゆえにそれ以上の分解はされず、いずれ自然に戻るという言い訳は思い違いで幻想です。
捨てた後いずれは土になることはありません!
何百年も何千年も永久に残ります!
必ず白い灰になるよう最後までキッチリと燃やし尽くす、もしくは消し炭にするならば持ち帰りです。



自家製の薪のおかげもあって、回収した燃えカスはすべて燃やし尽くして処理。

通常の焚火に興じます。
焚火も適切に弄ることで、最終的にはすべて白い灰になるはずです。



焚火の爆ぜる音・・・

香ばしい匂い・・・

柔らかな弱い風・・・

酒は旨口、人肌燗に限る・・・



焚火に興じている頃合い・・・

周囲には続々とテントが多く建って、自分のいるダムの堤体以外の隅々にテントが建っているほどの賑わいです。
花も無い時期においてもこの賑わいとすれば、この先の花見の時期やGWの連休時期にはどうなるんだろう、などと老婆心。



夕刻、陽が翳る頃になると無風になり、水面が鏡のようです。
あちこちの焚火の煙が水面に漂う・・・”SMOKE ON THE WATER”状態?(笑



水面が鏡となり、綺麗。



すっかり無風になり、ダム湖の水面は全くの鏡面となりて達子森を映し出しており、とてもキレイな風景。
牛野キャンプ場に来て、この状況の風景を見ることができたのは初めてのことかもしれません。

野営に来ての楽しみは、折に触れてこのような素敵な風景に出会えることです。



今日は焚火がイイですね。



日が暮れて来てます。
快晴の西の空には三日月が冴える。

   

灯がともって、キャンパーの居所が判る。



すっかり夜の帳が下りましたよ。



寝酒を遣って寝る準備。

今日は温かい日でした。
夜になっても寒さを感じない、心地いい一日でありました。

さて、周囲は盛り上がってますが、マイペースの早寝。(笑



早寝すれば早起き・・・笑
朝日どき。



シンとして、静かな情景。
そっとテントから抜け出る。



薄曇りの朝ですが、朝日が神々しい。



引き続き無風下のダム湖が鏡面で周囲を映してます。
良い情景。

しばらく過ごしての後、日も高くなって徐々に周囲は撤収の動き。



こちらも簡素な道具を仕舞い始めて撤収。
しかしまぁ、たかだかこんな装備しか出し入れしてないのには、我ながら笑う・・・今時のブームの情景には程遠いなぁ!?(笑

やはり今回も大勢のキャンパーで賑わった牛野キャンプ場でしたが、それでも独りずっとまったりして過ごしていました。
このキャンプ場は周囲に桜の木々も多く、開花の時期にはなかなかイイ花見の場所・・・いわゆる花見のメッカですね。
できれば花見時期も混みあいの無い野営をしたいものですが・・・まぁ、無理ですかね〜(笑



END





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