峠の森自然公園(福島県)
2018年 4月

福島県伊達郡川俣町飯坂字上切伏地内
料金:無料

4月も中旬、この週末は一気に気温が上がる見込みだそうですネ・・・。
既に花見シーズンは終了していて、街中で観る桜はほとんどが葉桜で緑色。

そんな時期、今回の野営先は・・・

もう何年も以前からここは視察していて良く知ったところで、こちら方面での野営の帰りに来ては昼寝していた場所であります。
野営というと、大抵はなるべく遠くへ移動したがってしまうので、その帰りに立ち寄りはしても泊まりには来てなかったんです・・・。



この日は昼前でないと出立できなかったこともあって、今回思い付きの野営地は泊まりに行く目的地として都合がよかったんです。

道すがらの気温表示は既に30℃を表示、イヤー暑いよ。
・・・もう夏の匂いさえしそうな錯覚を覚えます。

やがて車は川俣町に入り、スーパーの駐車場に車を置くと町中を軽く散策して町の雰囲気を味わう。
こじんまりとした小さな町だ。
古い商店などもあってなかなか良い風情も感じるし、特に細い路地には小さな呑み屋さんも見受けられイイ感じの一角もある。
そんな一角でゆっくり呑む機会があるといいですが、いかんせん、なかなかそんなことには成らないものです(笑



さて、頃合いで目的地への分岐に進み、細いとりつきの道を上がって行く。
小さな標識がなければきっと迷うであろうと思う。
細い道の分岐が所々にあるし、なにより山の中に上るような感じのためです。

   

公園入口には、大きな水車が目印の蕎麦打ち体験施設。
その前の斜面に野外炉があり、キャンプ場所となっており、道路向かいにはトイレ棟があって使用可。
その隣にはシャワー施設があるが、体験施設にしろそれなりのイベントでもない限りほぼ稼働はしていないのだろうと思われます。

更にこれを過ぎて上がっていくと、炊事場とトイレが設置されたキャンプサイトがある。

    

山の斜面に狭いキャンプエリアとして造られている。

   

大きなテントは無理、小さなソロテントで挑む必要がある。
給水もトイレもあり過不足は無く充分で、ひっそりした野営気分で山中の雰囲気を味わうには非常に適した一角ではあります。

が、今日の野営スポットはここではなく、さらに上のほうだ。



総合管理棟のある場所へ着く。
明るく開放的な広場が広がっており、まるでここがファミリー用のキャンプサイトに見まがうほどです。

が、目的の場所はこの広場でもない。

   

広場の先にある展望台。
ここが本日の目的地だ。

   

先の広場も含め綺麗な場所で、ゴミも少なく直火の痕は一つもない。
モニタリングPもある山中という場所柄かもしれないが、マナーの悪い人等の痕跡のないのが非常に良い。



非常に良い風情であり、これが何年も前からお気に入りになっている場所なのであります。

    

東屋から下のほうにも広場があり、給水と野外炉がある。
ここも野営スポットとして適地ですが、やはり、先の展望台の眺望の良さとコンパクトな収まりの良さには劣る。

     

管理棟は立派、無人。
脇にあるタヌキさんは破損もあってチョッと哀れ。

後ろのほうにトイレあり和式水洗、でも水は出たものの数分すると枯れた。
今日は先の水車小屋向かいのトイレ棟を使うようにするしかない、あそこは水の出も問題無く正常に使用が可能であった。



ちなみにモニタリングPの測定値は、0.108μsv/hです。
震災後にこの測定値が設置され何度か見てきたが、だいぶ数値が小さくなった。



自然公園の山では伐採整備作業が行われていて、この日はpm3時頃に作業が終了したようで周囲は無人になった。
さて、そろそろ落ち着くこととしましょう。

それにしても、まるでドライヤーの風でもあるかのような暖かい風が吹いてくる。
しかもすごく乾ききったような空気感です。



今日のこの状況であれば、このようなタープ一つのスタイルで楽しめると思う。
最高の状況だよね、コレは。

     

弱く風が吹きつけて幕に張りを与えています。

     

西日になるにつれて、東屋の屋根下にも日が射してきて、まるで夏の日のように暑い。
少しでも陰のある場所に移って、冷たいハイボールで一息マッタリと・・・。

眼下には小さな町が一望となり、周囲には騒音は一切なくただ野鳥の声と樹木に当たる風の音だけが聞こえている。
管理棟の脇あたりにある木々にキツツキがいるようで、先ほどからずっとココンと鳴っている。

本当に素晴らしい状況、情景ではないですか・・・来てよかった。

    

春キャベツをトマト缶で煮込み、夕餉を仕込んでおきます。
こんなんでも手間をかけているほうですヨ、いつもは酒のつまみで充分なんでねぇ(凹



夕日が吾妻連峰の山々に沈む行く・・・
しばらくは、正面に望むこの夕日の素晴らしい情景に浸っている。

     

気が付くと、さっきまでの森の鳥たちの声が鳴りを潜めていました・・・
夜に向かっているんです。



強くはないけれど風がある。
夕日が沈んでからもまだ、暖かくカラッカラに乾燥した風が吹いています。



薄暮、暑い日だったけれど、幸いにまだ小虫が湧いていないので居心地は最高だ。
今夜はコレで寝る。

    

静かに、そしてゆっくりと、日の明るさが落ちて行く。
風の音の中に、焚火のはぜる音が混じる。



暗さが増してふもとの町に明かりが灯り始めた。

   

小さな町に灯る、こじんまりした夜景。
それを眼下に独り占めで見ているという贅沢さ、なんと素晴らしい野営情景であろうか。

   

焚火にかけていた煮込みは良い具合になっていて、夕餉を始める。
ウィスキーハイボールにも合うんです。



快晴の夜空には満点の星、弓形の月。
北斗七星がくっきりしており、北極星も確認できる。

   

やがてすっかり風も弱まり、無風の時間も長くなって安定している。
それにしても、何から何まで素晴らしい晩に野営ができている。



寝るのが惜しい。



いつもの時間にスッキリと起きる。
寝心地も良かった。

しばらくまどろんでいるうちに日が出てきた。
今朝も柔らかな暖かい風が上がってきて、時間とともに気温もあがってくるのがわかる。



一切の湿気がなく凄く居心地がいい。
また昨日のように周囲を野鳥の声が響いて、森に居る情景を味わせてくれます。



まだ早朝。
周囲を散歩・・・



散歩のあとは昨晩と同じメニューの朝食。
素晴らしい眺めを一望で最高の朝食、こんなのは久しぶりだ。



名残惜しくてうろうろしていると、近所の方が散歩に来ており、挨拶がてらの世間話をしばし。
震災後のことや周囲の除染のことなどを拝聴する・・・

今年であれからもう7年を過ぎた。



世間話を終えると撤収にかかる。
またじわじわと気温が上がり始めている。

好い野営だった・・・
又来ることにしようと思います。



END





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