殿渕園地(鵜養緑地広場)(秋田県)
2017年 9月

所在地:秋田県秋田市河辺鵜養地区
料金:無料

今回向っている野営先は、先日の8月にも視察した秋田・鵜養地区にある場所です。
この場所を最初に野営スポットにて利用したのは2011年のことで、以来、6年ぶりの訪問です。

当時の呼び名は何だったかもう記憶も曖昧なのですが、「(鵜養)緑地広場」と言ったような気がする。
この鵜養地区は、秋田の中央に位置し「日本の原風景」が今なお残る集落とのことです。

この地区の周囲には岨谷峡などの景勝地もあり、今回の野営スポットのある鵜養(うやしない)も歴史の深い渓流が織り成す景勝地にあるのです。



出る時のいつもの習性で、直近の天気予報を確認するとどちら方面も良好、晴れマークがあった。
自信をもって順調に向かう(笑



快晴のもと、気分良く車を走らせますよ。
宮城を出て山形、秋田へと北上。

自宅を出て約6時間ほど。
R13を秋田市に向い、協和船岡で県道28に分岐して協和温泉方面へ走る。

   

あとでここまで戻るのもなんなので、四季の湯にて温泉に浸かる。
温泉でドライブでいたくなった右足を癒し、その後、いよいよ鵜養地区へ。

   

遅沢トンネルを抜けると、へそ神社を通り過ぎ杉木立を抜けると鵜養だ。

      

T字路の脇に見えるのが目的地だ。
到着。

場内を見やるに先日寄ったときと同様に、とてもイイ感じ。
まだ明るいのでここの名所を散策しますよ。



園地の奥のほうに沿って名所がある。
周囲の情景と言い、素晴らしく良い雰囲気。

   

まずは殿渕(とのぶち)



吸い込まれそうな水の色。
綺麗な翡翠(ひすい)色をしている。

   

お次は伏伸(ふのし)の滝です。

      

滝は水に流れに勢いがあります。
滝から下りた水は幅広の川床に広がって緩く流れていく。



紅葉時期、この渓谷はさぞかし美しい景色となるんだろう・・・。

   

最奥は舟作



川の流れが溝を掘っれ削られた岩盤とある。

駆け足で見て回ってしまいましたが、もっとゆっくりと時間をかけてじっくり散策するのも楽しいと思う。
この先の紅葉時期はそんな散策を楽しむ人たちで賑わうと思う。



さて、周囲の散策を満足したところで、件の殿渕園地(旧・緑地広場)の駐車場へ車を止める。

     

以前、この駐車場には使われなくなった施設の建物があった。
そこに真新しく立派な公衆トイレが建てられた。


↑これが以前あった建物。

さて、今日の状況は上々でここに落ち着くことにします。

  

先の渓流に居た釣り人も帰り、駐車場に止まっていた車も出ていき、この場には一人となる。



水場も問題ない、綺麗でゴミもない。
水道の水も勢い良く出るし、表示がないので確信は無いが飲んでも嫌味はなく問題ないと判断。



駐車場脇の白樺の下あたりにしようかと思ったが、コンクリートが施工されておりこの辺は無理。
すこし奥に離れるとOKだ。



8月より草が伸びて青々とした広場になっており、格好のテン場だ。
うまい具合に木陰も出来るのも暑い時期には好い。



いやはや・・・なんとも嬉しくなる情景なんです。

こういう場所の不確定要素としては、BBQグループの襲来や車・バイク集団の深夜の会合などである。
このような山奥の地であっても安心できないのですが、こんなのどかな集落の一角にそんなことは有ってほしくないものだ。



必要なバックを運んで、ひとまず珈琲で落ち着き、周囲に馴染む。



すぐ脇を車が通るのですが、それも邪魔には感じない。
そもそも、車もそんなに往来しない。

このアングル、東屋と白樺の間のところに張りたくなるが、残念ながらコンクリートがあって駄目だ。



このまま貸し切り状況であろう、となれば東屋脇に隣接して寝どころを設置したい。
目前には広々した清々しい広場があるのに、こんなわずかな場所にサクりと建てる。



まだ日が暮れないでいる。
明るく暖かい。



広々した東屋は贅沢で居心地もいい。
まったり・・・

   

広場のほうは非常に開放的で、そこもまた居心地がよさそうだ。

     

さて、そろそろ酒に切り替えましょ。
先週に続きNIKKA・ウィルキンソンGINだ。

来るときの買い出しで「すだち」を見かけた、いつも入手難のライムの代わりにどうかな、と試してみた。
結果、ライムほど鮮烈な香味ではないが、なかなか合うんじゃない?

この場内の景色と雰囲気、情景、そこにこのGINの香味が良く合っている。
爽やかです。



火を熾す。
以前に買ったままで未だ納屋で待機中の道具も乗せてきたが、開封・検分しただけで今回も出番がなかった・・・(笑
いつになったら野営投入となるか・・・。



てなわけで、狼煙。

   

先のかまども良いけど、焚火がしたいときはやはりこっちか・・・。



スダチの個数が杯数である。笑



焚火はやっぱりイイね・・・。
最近、この焚火台が使いやすくて再評価。

    

その焚火にフライパンをかざし、夕餉をつくります。
まったく簡素なメニューなんです。
それでも、焚火使うとその雰囲気が良いよね。



好い夜・・・周囲はいたって静かで心地良い。



夜空は快晴で星がきれいに見える。
マッタリとして寛いでいたが、突然、携帯がエリアメールを鳴らした。
同時にわずかに揺れる・・・地震。

エリアメールは少し大きめの地震で通知されるが、今居るここは震度1もないくらいに思えた。



ラジオで情報を確認して、特に問題なさそうなので最後の寝酒と出ている小物を仕舞い、テントへ入る。
名残惜しい夜ですが、今夜はもう寝る。



朝を迎えました。
スッキリの目覚め。



気持ちいい朝ですね、露も下りなかったので幕体も濡れていません。
カラリとしてイイ感じだ。

周囲を散策。

   

朝になると、脇の道路には結構車の往来があった。

今回はこのように非常に状況が良く、騒ぐグループにもかち合わず静かに過ごせた。
がしかし、真夏のお盆の時期や秋の紅葉のレジャーシーズンなどでは人出も多く、今回のように静かで恵まれた状況では無いかもしれませんね。
特にこのような集いやすい場所ではなおさらだ。

さて、今日はどうするか・・・

この気持ちの好い場所、もう一泊で連泊もアリだね・・・。
だいぶ迷ったが、結局次の場所へ向かうことに・・・。



END





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