久川ふれあい広場キャンプ場
2016年 10月

福島県南会津郡南会津町(旧伊南村)青柳字滝倉1080
料金:¥500/1ヶ所+¥200/一人

今回の野営は南行きです。
野営の行き先は・・・福島・南会津方面。

週末の天気はこの秋一番の好天で快晴、文句なし。



好天の朝はやはり気分がイイものです。
こんな日はどこに向かっても間違いない。

先日は北方面であったから、今回は南方面ね・・・
安直というか、単純というか。

猪苗代湖の湖畔をかすめてR49に乗り、会津若松〜会津坂下(ばんげ)、そこでR252への分岐を見送り西会津まで行き、そこからR400(西方街道)へ分岐した。
わざわざ遠回りしたあげく、やがて会津宮下にてさっき見送っていたR252へと出る。

金山町にてまたR400へと分岐。
八町温泉/玉梨温泉へと着く。

ドライブ休憩します・・・。



保養センターへと新装なった、日帰り温泉施設「せせらぎ荘」にてここの名物の温泉に浸かる。



ここでは、2つの泉質の温泉に浸かることができる。
大きな湯船の玉梨温泉は乳黄色笹濁りの湯、小さなほうの湯船(大黒湯)には含炭酸の温泉でツルっとして細かな泡が体につく。
先月9月末に新装オープンしたばかりという、ピカピカな施設ですが温泉は本格派。

たっぷり、とっぷり浸かりました。
素晴らしい温泉でした、施設も新しく気持ちがイイです。

さて、次へ・・・



お隣、ここへ渡って来る橋のたもと。
玉梨温泉共同浴場です。

ちょうど脇の川の護岸工事中で、やや騒がしい。
その川向い側には八町温泉の共同浴場(亀の湯)が見える。

   

玉梨温泉、その共同浴場にてすぐに連湯。
小さな湯船の熱い湯に静かに身を沈め、赤褐色の堆積結晶や壁の染みをじっと凝視していると、なにか水墨画の世界にでも入ってしまいそうな幻想を感じてしまう。
風情だ・・・寂びた温泉の風情だ。

先の新装の温泉施設の輝く見事さを見た後は、ことさらにこの共同浴場は貧相で素朴過ぎて見える。
しかし、わたしには決して貧相でみすぼらしいものとは思わない。
作ろうと思っても作れないような、歴史を詰んでこそ醸し出される侘びて寂びれた素晴らしい温泉風情だと感じ入る。
ちょうど新旧の対比が、お互いにその感を強くさせるように思います。



さて、たっぷり連湯でのぼせ気味ですがドライブを再開します。



道すがらは2ヵ所ほどキャンプ場所があるが、今回も素通りしてしまった。
一度は泊まらなければ、と思いながら・・・。



さて、奥会津の旧・伊南村の青柳地区へ着いた。
今日の野営地は結局、ここにした・・・馴染みの久川キャンプ場。

しかし、場内の芝生地にはすでに数張りのテントが建っており、隙間はあるもののゴリ押しするように入るのは遠慮すべき。
そうなると、奥のほうの林の中しか残っていない。



芝生地ほどの居心地の良さはないものの、一晩の寝処にありつけた。
テントが設置できたことで、ここは有料キャンプ場ですからトイレ脇の緑のポストへ料金を投入する。



ひとまず今日も野営地に落ち着いた。
ただ、ちょっとこの場所には問題が・・・歩くたびに足元に粘つく穂がくっつく。



静かに夕刻に向かっています。
このキャンプ場は日が陰って当たらないので気温が上がらない。

   

向こうのほうには団体さん組。
こちらは離れた所にいるので、いつもの様に静かでマッタリしている。



まもなく日没。
早々と幕体に籠って温まった。

簡単な夕餉を済ませたあと、晩酌にウィスキーを少し。
途端に眠気で、そのまま就寝です・・・。

翌朝、外はやや騒がしかった。
キャンプ場の周囲で草刈り作業があった。



朝露に濡れている。

何はともあれバーナーで湯沸かし、その熱でテント内は一気に温暖になる。
お湯が沸けば、インスタントなスープとパンで朝食。



しばらくゆっくりとお茶をすすりながら過ごす。
それから撤収。



馴染みのキャンプ場ですが、ちょっと場所を移すとまた違った感覚がありますね。
ゆっくりと車を動かして出立。



久川キャンプ場を後にして、朝風呂へ。
木賊温泉。



看板にある、この先1.5kmにあるキャンプ場はシルクバレー・キャンプ場で、聞いた話によると今年限りで廃業するらしい。
奥まったところのなかなかイイ雰囲気で、ライダーさん達に人気のキャンプ場と思いましたが、残念なニュースです。



細い階段を下りてゆき、清流脇の湯小屋へ。
この佇まいが素晴らしい。



湯の香が漂う。

    

適温。

とぷんと湯に身を沈めます。
一緒になった方と温泉談義となりました。



やがて、団体さんが下りてきたのをタイミングに、長湯を切り上げた。
車を出した後は、湯の花温泉を通り南会津から東へ動きやがて那須塩原へ出る。
そのあと、また福島へ入り直し、放浪しながらの帰路でした。




END





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