姫神山一本杉園地キャンプ場(岩手県)
2016年 10月 東北野営旅 その三

住所:岩手県盛岡市玉山区馬場前田
料金:無料

東北野営のひとり旅・・・三日目のつづきです。
この日の野営地は、秋田・能代〜青森・弘前を経由して岩手・姫神山一本杉園地に流れてきました。

現地に到着できたのは夕刻の頃になってしまいました。



本日は結構なドライブの量でありまして、それなりに充実感。



一本杉園地のキャンプサイトから姫神山が望める。
今日は天気も良く、登山も最高だったことでしょう。



上のほうの駐車場には多くの登山客の車があり、時刻的に山から下り次々と帰路に発っています。
こちらのテン場には誰もおらず、いつもの場所に決める。



手間のかからないシンプルな幕体を建てます。
わずか5分。

吐く息が白いですが、風もなくいい感じです。

     

今日も野営での、くつろぎの時間だ。
状況がイイので、狼煙(のろし)を立てて湯沸かし・・。

まったりしています・・・

     

日が落ちて暗くなってきます。
天気の荒れた昨晩と違って、今夜はすごく状況がイイです。

こうして小さな火があると、野営がそれらしく感じて良いものですね。
お湯が沸いていると何かと便利です。
拾い集めた小枝ならば、湯沸かしの燃料費は¥0。



この野営中の主食は炊いたご飯。
一食分のみ炊く。

今年出会ったキャンパーや愛読者さんの炊飯の話がもとで、こちらの炊飯魂(笑)が起こされました(笑。
以前は飯盒と焚火でよくやっていましたが、独りだとついパック品の利便性に頼ってしまいがちです。

先に食事してしまうと酒を呑み過ぎずに済むかもしれません・・・野営中はつい気が大きくなって呑み過ぎてしまいますので(笑。
いずれは普段と同じように、野営でも普通の食事メニューとなり酒も飲まなくなるかもしれません・・・うーむ、それは楽しいのか??(笑



しばらく経って、寝酒に燗。
しみじみ旨い。
焚火が終わるのを、ゆっくり燗酒を呑みながら眺めています。

本日の旅程を振り返り・・・一気に走ってきてしまった。

いつものことながら、もっと丁寧に丹念に各地を巡るべきだと反省しきりです。
気が向くまま、とはいえあまりに無計画だ・・・。



空には半月、雲間から差し込む光は明るい。
好い夜です・・・

風雨に曝されるような荒れた日もあるし、こうして穏やかで居心地の良い時もある。
野営はそれを肌身で感じることができる。

依然吐く息が白い、風はなくともシンと冷え込む夜だ。
今日は季節の変遷を感じる・・・



火が終わったので、焚火道具もテーブルも車に仕舞う。
テーブルを触るとまるで氷のように冷たくなっていた。

そろそろ寝ます。



まだ薄暗い・・・

上の駐車場のほうで車のドアの音がする。
やがて鈴の音。
日の出の前、こんな早い時間にも姫神山への登山客が到着している。

こちらのキャンプサイトのほうには人が来ないので平穏だ。
目が覚めてはいますが、そのままシュラフの中で温もって野営の朝の至福を感じている。



しばらくしてもう日が上がって、だいぶ明るい。
幕体のドアを開ける。
一瞬、冷たい空気が入り込む。

周囲には依然、誰もおらず静かな野営情景。
上を見上げるともう多くの車が並んでおり、今日の好天での登山客が集まっていました。
自分も、山道具を持ってきていれば登りたかったな。

  

今回は山に登らないのに、山用の幕体・・・しかもだいぶレトロだ。
ミスマッチなお道具立て・・・ダメですねー!
でもこういう幕体は、設営/撤収と帰宅後の乾燥作業が楽でつい利用してしまうのです(笑

    

よくよく見ると、このキャンプ場も意外にテン場は多いですね。
あちこちに晴れる場所がある。



以前はこの上部、登山口の手前部の見晴らし/眺望の利く場所がお気に入りでしたが、こちらの炊事棟周辺もお気に入りです。



今朝も手慣れた炊飯、味付け飯にて朝食にする。

ちなみにこのガスバーナーはお気に入りです。
以前、似たような点火装置付きの某シングルバーナーをを使っていましたが、3個を新品に交換してもすべて点火装置がすぐに故障しました。
その後、このシングルバーナーになりましたが、点火装置は故障するどころか、すでに何年もきちんと作動し100%実用になっています。
今のところ自分的には信頼している道具です。



さて、さらに登山客で賑わいを増してきましたので、こちらは撤収にかかります。
時間があって、山道具もあったら・・・このまま山歩ができればなぁ。

撤収の後は、岩洞湖家族旅行村のピクニック広場に立ち寄り・・・相変わらずのイイ雰囲気だ。
数組のキャンパーが居た。
あぁ、もう今年は再訪できないかなぁ・・・



帰路中に雄大な岩手山が望めました・・・
岩手のマストアイテム、岩手らしさを存分に感じて・・・

秋の東北独り野営旅・・・帰路でのこの素晴らしい風景は、旅の良いエピローグとなりました。




END





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