梅雨の中休み−某野営地−
2016年 6月

梅雨入りしました。
この先約一ヶ月続く。

数日の雨模様の後、この週末は天気回復との予報でした。
梅雨入りとは言ってもまだ本格的な感じはしないので、早々にこれを中休みと言ってもいいのかは疑問です。

しかしながら、こと野営の話になれば天気が良ければそれに越したことはないでしょう・・・。



このところ、野営には朝一番での出立が出来ないでいるので、お気に入りの遠方の野営場へ向かうのも難しい。
どこに行こうかな・・・さてさて。

独りでのんびり野営で過ごせるところ。
自分のこのWEBサイトで探る・・・笑。



ということでやってきました、この野営場。
天気は良いけれど、強風の状態です。



周囲の緑が奇麗。
小規模なキャンプ・サイトです。

木陰もあってイイ。

      

設備はやや古さを感じるものの、充分に使用可。
トイレはポットンですが管理もよく、手入れがされている。



山奥にヒッソリ、ポツンと佇んでるような独特な雰囲気は、こうしてサイト自体が小振りなことによるものかもしれません。
こうしてみると、清々しい情景で好感をもつ。



さて、強風に煽られながら幕体を出す。

もう一つ持ってきている小型の幕体のほうがこの強風下では適しているのですが、今回の野営はゆったり贅沢に・・・と目論んでいたもので。
マッタリするためには今回は山歩はしないことに・・・(ジツはザックそのものを家に置き忘れ・・・って凹)



この強風では、楽しみにしていたこの焚火サークルでの焚火は無理かもしれない。



やや熱風気味の暑い風が吹く。
幕体に掛かる木陰がありがたいが、日差しが動いて一旦は木陰から出そうだ・・・。



風があるので虫も居ないし、日影の下は涼しくてわりと居心地が良いです。
草の匂いも悪くない。



とはいえ、いやー暑い。

涼しい日陰部分に居ないと、すぐ日に焼けてしまいそうですね。
まるで夏になったかのような一日・・・。



日が傾く夕方が待ち遠しい頃、一人のバイクキャンパーが入ってきた。
荷を運びながら挨拶を交わしたあとは、買い出しか風呂であろうか一旦この場を出て行った。
バイクは2サイクルのオフロード・・・。

持ち物など、なかなか手馴れている感じです。
今日は同宿者がいる野営となった。

     

あれこれ動いて汗が噴き出る・・・。
冷たい氷が嬉しい。
せっかく張った場所ながら、計算が悪いので日が動いて斜めから射してくるため、その幕下から抜け出て涼しい木陰に居る。



夕刻へと時が進み、日にも色が付き始めて来た。



相変わらず風は強く吹いていて、ファイヤーサークルでの焚火は遠慮せざるを得ません。



日が陰り、陰も濃く長く引いてきている。
いよいよ夕刻だ。
野営場も時間とともに情景を変えている。



先のライダーさんが戻り、寝処を設えた。
だいぶ遣り慣れているような雰囲気だ。



いよいよ日が落ちた。
ようやく夜を迎える。



完全に日が暮れてやや涼しい・・・。
珍しく焼き鳥など炭火で焼いていたので、先のライダーさんと合流する・・・。

何と驚いたことに、この方・・・二十歳の青年、まだ大学3年生のバイク好き&野営好き。
しかも私と同じ宮城県の人だった・・・。
今日はバイクのサークルでオフロード競技に参加し、近くで泊まれるところを探してやってきたとのこと。
コンロで小枝を燃やしそれで飯盒のご飯を炊き、そのあと同じ火を使ってコッヘルで肉を焼いていた・・・なかなかヤル、遣り慣れてる。

親子ほどの歳の差なのですが、同じ野営が好きな者の間には歳の差、つまり年長者も若者も関係ないのだ。
其処にいるのは立派な一人の野営人(やえいびと)です。

お腹がいっぱいになれば今日のバイクの疲れが出るとおもう・・・
まだだいぶ早い時間ですが、寝酒のハイボールを御馳走してそれぞれのテントへ戻った。

いつの間にかピタリと風も止んでいた。
でもしかし、もはや大きな焚火はしなくともいい。

森の奥から響くトラツグミ(夜鳴き鳥・・・鵺)の音に誘われて就寝。



夜明け前の一時、野鳥の声が響くのは、森の中での野営の恒例的な情景だ。



爽やかな朝だ。
隣の彼は早くも行動しており、枯れ枝をパキパキさせて燃料を調達して昨日同様に炊飯しているらしい。

     

今日も朝から天気がいい。



やがてこちらのテントに木陰がかかり、心地良くマッタリと朝の時間を過ごす。
やがて先にライダーの彼が先に発ち、こちらは引き続き居残る。



そろそろ日が強くなって来るので、こちらも撤収。
場内周囲を散策。



この、こじんまりとした感じがこのキャンプ場の魅力だ。
今時期も良いが、秋の紅葉時期はもっと好い場所だ。




END




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