某・・・”キャンプ場”と言う野営地
2015年 7月

梅雨時です・・・

・・・ですが、このところ毎日晴れ続きで気温も上がります。
本日の最高気温予報は32℃とか・・・。

もう夏到来、と気分を切り替えたほうが良いかも知れませんよ!?
これもまた異常気象の一つだとおもいますけれど、それにしても台風の集中とか、地震の多発とか・・・もう災害のないことを願ってやみません。



さて、今回の野営はお気に入りの野営地へ向かおうと考えています。
キャンプ場とは表されているけれど、キャンプ場というより駐車場?的な一角です。
そんなところの何が好いんだ?・・・と、普通の感覚では理解し難いのですが、たまに無性にそこでの野営に浸りたくなることがあるんです。

運動不足を少しでも解消したいと思って、一応、山歩の準備もして車を出します。

宮城を出県し順調に進む。
朝から好天、雲ひとつない青空・・・ジリジリと暑さが迫り始めてますね。

ドコへも寄らずにきたので早めに着く・・・とは言っても、もう昼になってしまったけれど。



「キャンプ場」という野営場であります・・・(冗
未だにしっかりと表示しているのはとても好い。



ダレも居りません。
木陰に車を置いて・・・やはりここはキャンプ場というより駐車場か?(自爆



野営の酒を美味いものするために山を歩いてくる。
低山ながら、結構な急登の連続で大粒の汗を落としました。



頂上からは眺望があって楽しめる。



キャンプ場の上部へ下山、山を周回してきた。

   

場所は、方角的に北西側が開けている。

写真左がワンフロアのサイト、木陰が濃くてなかなか好い。
写真右がここに上がってきた道で、砂利の荒れた坂道が駆動力のない私の車にはキツイ。

イイ感じの平地に見えますが、実際には緩い傾斜があってテントに寝ると片方にずり落ちるのが難点。



一応、簡易トイレはある。



名物の獅子威しは水が枯れており稼動せず。
普通の感覚なら、この時点で大抵はこんなところでのキャンプなどするはずも無く、引き返すと思われる(汗
しかし、野営的な嗜好が強くなると困ったことに、それらの悪条件がストッパーとはならなくなってしまう。



ここはうまい具合に木陰の恩恵を受けられる。
しかも、風も涼しく麓の町は30℃を越えて暑さを感じていましたが、ここでは汗が出ないくらいに快適。

   

夕刻前の頃合、持参の水が貴重なのでまずはノンアルコールから・・・。
ふなぐち菊水は、だいぶお久しぶりの口合わせですな・・・これはコクがあって美味いんだ。



梅雨時なのにこの快晴、空の青さ・・・。

この風景を飽きずに眺めながら、菊水を遣る。
爽やかな旨味がいっぱいに広がる。

すぐ近くには集落も国道もあるものの大きな街は無く、この山深さのために雑踏の音は皆無で、周囲には野鳥の声しか聞こえない。
素晴らしい野営の状況なんです。



お約束のハイニッカ・・・
夏日の夕暮れに合わせて好い風味。

   

それにしても、この木陰に覆われる位置関係は最高に好い。
木陰のおかげでタープ要らず、開放的で気持ちが良く、サラッとして涼しく居心地が良い。

石で作られた立派な特製のテーブルとイスは、ヒンヤリして気持ちよくて、こうした暑い季節には使い勝手が良いものですね。
完全に無風ではなく、ホンの僅かに涼しい風が一定に流れていて気持ち良い。
虫も沸いてこない・・・。

こんな場所だから熊も居ることだろう・・・昼間の登山道にはソレらしい黒い糞があったし。
お願いだから、ヒョコッと出て来ないでほしいものです。

   

夕暮れ・・・。
相変らず場内の雰囲気は素晴らしい。



夕餉(ゆうげ)を作る頃合。
まずは火を熾して湯沸し。

   

オリーブオイルとバジル、ニンニクが良い匂いを放ってます。
日本海の海塩、白いダイヤが良い仕事をするんです^^)。

   

ワイン代わりにハイニッカを垂らして風味付け。
良い煮詰まり具合になったところで、一旦火から下ろして休ませたら完成です。



日が落ちて綺麗な夕焼け、明日も好天だな。



本日のディナー(笑・・・いただきマス。
どうしてもトマトの酸味が薄いので、レモンを振りかけて調整・・・味が締まる。



こんな素晴らしい夕焼けを見ながらの夕餉でした。
非日常的なヨロコビでしょうねぇ・・・これは。

   

今日持ち合わせの燈器でした・・・。
ここはロウソクとか灯油ランタン(ハリケーンランタン)でしょ!とか聞こえそう・・・笑。

とっぷり日が暮れた頃合で、小物はあらかた仕舞って寝酒の時間。
この野営の夜を味わう・・・。

善い野営地だ・・・。



暑くも寒くも無く、本当に心地いいな・・・今夜は。
山の奥のほうでホーホーとフクロウ・・・まるで子供の頃に見た絵本にある情景。

さて、寝よう。



目が覚めたのはam5時過ぎ。
空は明るいが、日差しはまだ届かない。

   

7時を過ぎてようやく山の上から日が出てきた。
相変らずこの場所は、木陰のおかげで直射日光から逃れられる。



カラスのガーガー声がないのがイイね、野鳥の弾む鳴き声が爽やかな朝模様。
お茶を啜りながらマッタリ・・・。



もっと暑い時期、真夏には、この一段上の完全木陰の下の場所も涼しげでイイかもしれない。



さて名残惜しいのですが、この野営を閉じる。
年に何度かはここに来たくなる野営地、その名も「キャンプ場」です^^)

過去のレポ・・・その1その2





END




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