東北 山歩と野営の旅 その1 (1〜2日目)
2014年 9月

   

〜 第1日目 〜

天候不順、大雨災害続きの夏が終焉し、少しは天気も安定し始めたような9月の入りです。
タイミングよく、今回は長旅が決行できそうな様相でした。

まずは休暇の1日目は用事をこなして、午後から旅への出立。
したがって遠くないエリアへ・・・。



宮城の自宅を出立し、針路は南下して福島入り。
行き先はあれこれ考えず、二本松のあだたら高原野営場へ向かう。

現地へ着てみるとまぁビックリ!
大賑わいの状況・・・



それでも張る場所を厭わなければ大丈夫でしょう・・・。
しばらく見ていると、撤収組もちらほらいて場所もあちこち空いてきてます。



西側の入り口付近が丁度イイ感じで、そこに落ち着く。



夏草が長く生い茂っている場所もあって、有効的な場所は少ないのかもしれない。

     

ともあれ、賑わうキャンプ場の情景が漂う。
次から次に、バイクのキャンパーが到着してくる。



ユルユルと遣る。

さぁて、この先はたっぷり休みがある。
ドコに行こうか・・・とこの先の成り行きがどうなるものかと思い巡らせて見る。
がしかし、なかなか具体的なプランが思い浮かばないんだな。



気がつくといつの間にかこんな混みようとなっていました・・・。
長雨の続いた最近でしたが、ようやくの好天となりキャンプ場も賑わいますね。



駐車場も満杯!
今日は賑わう特異日だったのかもしれませんね^^)

   

日が暮れると偶然一緒となった大将サンとyama*toサンも来たものの、この混み様にビックリの状況でした。
自分のテント脇に張ってもらい、一献交わす。



翌朝は雨に降られていた。

昨夜の酒も残らず、すっきり起きられたので早めにテントを畳む。
とは言っても今日の行き先はまだハッキリしていない。

とりあえずは秋田方面だろうか・・・。

第1日目はテント泊の野営・・・このキャンプ場としては珍しい大賑わいの状況であった。
しかし、思いがけずも野営友との合流となり、幸先のイイ野営旅のスタートですね^^)!

さて、そんなわけでR113へと戻り、旅を続ける。
小国町を離れて西に向かって進むと県境を越え、新潟・村上市へ入る。

久しぶりの海岸風景に見とれながら北上してゆくと、いつもの塩屋さん「ミネラル工房」へと着く。
工房へ車を乗り入れると、とがしさんに出迎えてもらえた。



私個人的にも、ここの天然塩のファンなのですが、やはりここの「白いダイヤ」と「金色」は傑作だと思う。
塩は本来、料理の引き立て役のはずですが、ここ天然塩になるとその塩のうま味は主役のようで、食材が脇役なんて錯覚させられる場面もある(笑
その点では野営スタイルにも、まさにぴったりの「塩」なんだと思う。

野営では普通のキャンプのように手の込んだ料理などはほとんどやらないわけで、食材をいかにシンプルに味わうかに掛かっている。
例えば取れたての新鮮な野菜・・・ざっくり切って、この「白いダイヤ」をパパッと振るだけで何倍もの野菜の旨味を味わえる。
そういうやりかた、味わいが、野営においての情景のひとつだ。

工房へは年に数度も訪問することのない自分なのですが、それでもたまに訪問したときには親身に応対してくれる。
とがしさんとは、そのうちゆっくり酌み交わしたいものですね^^)・・・ヨロシク(笑。



さて、ミネラル工房でしばしのドライブ休憩をしてまたR113へ戻って走る・・・。
日が傾いてきている。

今日の宿営地はどうしようか・・・?



秋田への県境を先に見据えてドライブしつつ、チラチラと目に入ってくるのは山形・秋田の県境に聳える「鳥海山」だ。

おぉ・・・鳥海山だなぁ。

う〜〜む、いいかも!

     

自然に舵は鳥海山の麓へ・・・
まずは登山口へ行ってみるか・・・。



山形・酒田の湯ノ台温泉を過ぎて上っていく。

登山口の駐車場まで来た。
もう夕方だ。



このハイラインの途中でも道路脇に引っ込んだイイ感じの広場があって、そこを今夜の野営場所と目論みながら来た。
そして、到着した駐車場はこの時間で混んでおらず、悠々と空いている。

状況がいいので、もう今夜はここで寝ることに決めた。
そうと決まれば缶ビールを啜りながら、今朝、雨撤収してきた濡れたテントを広げる。

     

夕日が明日登る鳥海山の山魂を照らしている。
反対側には月が上がっており、少しすれば煌煌と夜空に明るく輝くはずだ。



テントは寝るだけにして、晩酌は車の中で。
ラジオで明日の天気を確認する・・・問題ないようだ。

さ、明日の行動計画は早い。
今日のドライブと山歩の疲れもあって眠気が襲う・・・

昼間の疲れもあって何も食べずにソーダ割りのハイニッカを一杯やって寝る。
あぁ、まだpm7時半か・・・。

車脇のテントに入りシュラフに潜る。
標高も上がった場所ゆえ、夜は深々と冷えて吐く息も白い・・・夏用シュラフでは心もとないかもしれん。

夜中目を覚ますと一台、また一台と車がやって来ているようだ。
時折話し声もする・・・am1時頃
人気の山だ。

なんにせよ、明日の鳥海山は長丁場、鋭気を養って望むのだ(笑
明け方までもう一度寝る!




つづく




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