栗沢河川公園(秋田県)
2013年 9月

秋田県大仙市栗沢字柏木野地内
料金:無料

昨日は姫神山一本杉園地にて野営でした。
今日の野営旅はココからスタートです。



台風18号が北上しており、その影響で今にも雨が降りそうです。
今日、明日と、このままどんどん天気は悪くなっていくはずだ。



そして、今日はどこに行こうか・・・。
アテもなく麓へ下りてゆく。



街を過ぎて、何とは無しに八幡平への道へ・・・
天気は悪いがアスピーテラインへ入る・・・笑

う〜〜む!
こんな天気では、山々など周辺の風景が全く望めないじゃないか〜(笑



標高が上がってくると風雨が強いんです・・・
周囲にも誰も居ないし、そもそもこんな状況では散策路も歩く気になれませんな〜。



やがて蒸湯(ふけのゆ)温泉へ。

     

うまい具合にココは小雨模様となっていて、野天風呂も貸切でイイ感じ。
超本格派の、私の大好きな風情の温泉。



いやー最高だねぇ〜!
周辺の雰囲気といい、まさに秘湯。

たっぷり浸かって硫黄臭を纏わせます・・・いやー温泉臭さ最高!(凹
もう2,3日は身体から抜けないよ(笑



その後は後生掛温泉に立ち寄って黒玉子を買う。
一個食べると三年長生きってことで(笑
よほど2連湯したかったが、蒸湯(ふけのゆ)と泉質が同じなのでパス。



さて、この後はあちこちの場所を見て周り、そろそろ本日の寝処を決めなければ・・・
がしかし、雨がザンザカ降りしきっている。

どうしようか・・・。

いちかばちか当て(アテ)をつけて、大仙市の河川敷の栗沢河川公園へと向かう。
ここはかつての自分の隠れ家であったところで、もう何度泊まったことか。

ココにはトイレも水場もあって、簡素な野営には条件が揃う。
もはや、今日はこの場所しか留まれるところは無いと思われる。

     

例の東屋は雨の吹き込みも少なくて、これならイイ感じだ。
強めの雨降りながら、風が吹いてないのが幸いしている。

     

雨だれの音を聴きながら落ち着く。
う〜〜む、なんとか泊まれる場所が決まって安堵した。

高清水(秋田)が美味い。
この酒は良いね、お好みです。

     

薄暗くなり始めたので、幕体を広げる。
この時間・・・間違いなく、もう今日はほかに誰も来るまい。



すっぽりテントが納まった。
やっぱり、旅には小さなテントが一番いいね。

お一人様限定だ(笑
貸切サイト!

     

日が暮れた。
大雨になるものと用心していたが、意外にもいつしか雲が晴れて月が光る夜となっていた。

マッタリと過ごせる夜だ。
幕体に入るとすぐに寝入ってしまった。

そして翌朝・・・。
雨はシトシト降り。

     

東屋の下に張ったテント・・・
バイクや自転車のツーリング旅ではないけれど、似たような旅模様となっているような気がします。

風が無かったので雨の吹込みも無く、幕体は濡れてないのがうれしいです。
この場の雰囲気が名残惜しいので、まだ畳まないでいます。

     

次第に強めに降ってくる雨。
東屋からは動けませんねー(笑

天気が悪いので、散歩で訪れる人など誰も居ない。
気兼ねが無くてとても好ましい佇まい。



こんな簡素な屋根の下の、こんな野営情景・・・

東屋ひとつを貸切に出来ると、それはそれで安楽な独り野営での味わいが醸し出される。
そんな風に奥深い旅情を演出して感じる、それは大人でなければ出来ない愉しみ方だ・・・。

     

さて、刻々と雨が強さを増してくる。
名残惜しいけれど、帰路としよう。



夕方帰宅して一息ついた後は、旅の余韻とともに土産の黒玉子と後所掛温泉の名入りの酒で一杯。
このお酒もなかなか好い。

・・・やはり北東北、秋田に岩手は好きなエリアです。
そして青森も。

今回は全く天気が悪かったけれども、こうしてみればそれなりに野営旅の風情を演出して、愉(たの)しいものではないでしょうか。




END





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