白樺林で最高の野営を・・・
2013年 8月

猛暑の夏もようやくその終わりを感じさせる週末です。
どの方面も広範囲が悪天候との予報で、野営に出かけるには不向きの天気。

そんな天気模様ですが、やはり野営行きだ・・・天気がどうだろうが、いけるときに行く。
こうした独りの気侭な野営は他には代えがたい醍醐味、愉しみだ・・・



さて、宮城の県境を越えて北上。
行く先のアテは今のところは・・・どこも無いのです(笑

何をどうしたものか決まらないまま、やがて山形へ・・・馬見ヶ崎河川敷では翌日の芋煮フェスの準備がされていた。
早いんだよな山形は、芋煮のスタート時期が。

しばらくトロトロと車を走らせているワケですが、どこに行きまショか?
う〜〜ん、と思いを巡らし昨年の今頃は・・・隠れ家にしているあの白樺の林で野営したんだっけなぁ、と思い出した。

行ってみるか。



舵を切って目的地へ進路を定めて向かう。
取り付き道へ行く手前、麓の町で温泉に寄る。

貸切の温泉小屋で、のんびり浸かった。
その後、土地の名物を買って夕食用に。

目的地付近。

深い山間へ入り、道を上っていく。
標高があるから涼しくなるだろうとの目算だったが、目論見が外れて蒸し暑い。

     

来た・・・現地到着だ。
うん、やはりココの場所は好いよ、最高だ。



人工ではない天然の白樺林だ。
当然誰も居らず静か・・・それに町からも遠く離れて人工的な明かりも生活音も届かない、エアスポットのような山間の一角なのだ。

     

しばらく林の中を散策して様子を見る。
やはり、まだ野営に来る季節が早かったかもしれないな。

そして依然として蒸し暑さに閉口する、何でこんなに暑いんだ?
麓の町で31℃だから、ここはおそらく27〜28℃程度なのだろうがそれでも暑さを感じる。

もっと秋深まって寒いくらいの頃合が好いんだ、ココは。

     

早速、いつもの場所に広げる。
もー汗だく。(笑



うーむ!この感じ。
最高ですね・・・野営の味がある。

     

空はまだまだ明るい・・・
やがて静かに夕暮れになっていくだろう。

     

少し風があるといいのですが、ほとんど無風でムッとする蒸し暑さ。
蚊取り線香の煙が真上に上がる。



日が暮れた。
来たときより多少は涼しくなって、ようやく心地好い感じになった。



いつもの小型ガスランタン一つで間に合う。
周囲が漆黒の闇であるから、小さな灯りが周囲を照らして白樺の幹をほの白く浮かばせている。

虫の音がBGM・・・。



うーん、いい夜だなぁ。

こういう雰囲気・情景に浸るようでなければ、とても野営とは呼べない。
酒飲みパーティーのファッション的キャンプしか知らないのでは、こういう愉しみは見出せないであろう。

侘寂を味わうことのできる大人の愉しみなのだ・・・こういう野営は。

さて雨も降ってきたので、幕体に入って・・・
もう寝る(笑

     

翌朝も雨がポツポツ降っている。
時折ザッと強まる。

これで霧にでも覆われたなら、更にこの白樺林の情景も良くなるだろうが・・・気温が高く、残念ながらそうはならなかった。
名残惜しいので、幕体の中でマッタリとラジオを聴きながら過ごしてます。

相変わらず、昨日からココの林道に入ってくる者が無く気を煩わされないので快適。
このエリアには自分独りしか居ないはずだ。



am10時頃、撤収。
やはり、ココは好い場所だった。

     

また季節が変わったら、このエリアを再訪しよう。
次は紅葉終わりごろか・・・野営に邪魔なキノコ採りハンター達が寄り付かなくなる頃か。
冬は積雪で車が上がって来れない場所なので、11月後半頃までは可ではないかと思う。


過去のレポ1
過去のレポ2


END




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