新堤自然公園キャンプ場(宮城県)
2013年 3月

住所:宮城県栗原市高清水字勝負ケ町
料金:無料

今回は地元・宮城県内での野営とした。

この週末は仕事の絡みで休日出勤。
すっかりあきらめていたのですが、そこは本人の頑張りようで昼頃にはなんとか終わらせたのでした。(笑

さて、昼もだいぶ過ぎて野営に出るのですが、もう近場でないと無理。

そうさなぁ・・・と思案するのでした。



とりあえず、牛野キャンプ場行きとしながら車を走らす。

しかし・・・なにかスッキリしない感じ。
牛野かぁ・・・そこしかないものだろうか?

頭の中で地図を広げてみる・・・。

加美町のキャンプ場もいいが、まだ雪が残っていて上れないだろう・・・。
県境を越えて岩手の一関まで上がるのでは遠い。

う〜〜ん!?どうするかな。
と、頭の中の地図で一点思い出した場所があった・・・。

古川を過ぎて旧・高清水町(現・栗原市高清水)に小さな自然公園があり、キャンプ場となっているところがあるのだ。
「新堤自然公園キャンプ場」だ。
これまで何度か視察した経験を思い出した。

今日のようなシチュエーションのときの行き先として、まさにピッタリではないか。



この高清水(旧・高清水町)というところは、小さな沼があちこちに点在している。
そして、このキャンプ場は比較的大きめの沼に隣接した松林の中にある。

     

砂利敷きの駐車場は、なにやら工事作業場となっているらしくプレハブが建っていた。
その隣のトイレは使える状態。

松林に沿ったキャンプ場(らしき)はずっと奥のほうにある。
つまり、キャンプ場とは言えない様な施設の配置具合です。
車の置き場、トイレ、キャンプ場内はかなり離れてバラバラにある。



がしかし、実は・・・

少し回り込むと、自然の家というのがあり、その前に駐車ができるのを、かつての視察にて知っている。
野営場所はその下の芝生広場である。

      

早速、検分する・・・とは言っても、もう今日はココに決めている。
もはや当初のプランであった牛野キャンプ場へ逆進するつもりは、毛頭も無かった。

なんにしてもこれは非常に好ましい状況、コンディションだ。
使うつもりは無かったが、水道から勢い良く水が出るし、明かりまで点くとはびっくりしてしまった。

気をよくして幕を広げる。

     

今回はコレを使う。
枯れた芝生が乾いていて非常に心地良く張れる。



それにしてもここの難点は、どこをとってもうねったような斜面だらけで、とてもキャンプ場というレベルではない。
小型テントでも適正な場所がないのだから、一般キャンパーの大きなテントやシェルターなど張っても斜めで居心地が悪いに決まっている。



誰も居ない場内なのだから、どの場所でも好きに張れる。
いい雰囲気だ。



こうしてみるとヒッソリしてそうだが、実はそうでもない・・・。
国道4号線から少し入り込んだだけの場所であるし、高速道路も近く車の音がする。
さらに、民家も近く周囲は牛小屋だったり広い畑があったり・・・だ。

     

大きなファイヤーサークルもあって、焚き火をやるならここだ。
斜面だが広い芝生広場も気持ちがいい。



うむ!
考えて来たわけでないが、この幕体はさりげなく場内の風景によく溶け込んだ・・・一体感がある。

     

散策するうちに陽が翳っていた。
ウィスキーを注ぐ。



陽が翳るととたんに冷え込む。
ハイボールはやめて、ホットウィスキーが美味くなった。

う〜〜む!!
好いね・・・ココは。



とっぷり日が暮れて、周囲は真っ暗になる。
風も無く、周囲に来る人も車も無くとても落ち着いた夜だ。

ホットウィスキーを4杯、早々眠い・・・。



翌朝。

夜中、シュラフの中が暑くて何度か起きるが、心地良く寝た・・・
しかし朝になり外に出てみると、昨日はうって変わってキンと冷えている朝だ。



いいねぇ・・・この雰囲気。
まさに最高だ。

今・・・今の時期だからこうして心地好いのかもしれない。

水辺のすぐ脇だから夏にはアブが出てくるだろうな・・・。
周囲の木々は桜の木も多いから、一月先の花見シーズンは宴客多しで野営には向かないだろう、なにせ町中の自然公園だから。



それにしても、なかなか立派な公園だ・・・野営をするには。笑

広く開放的な心地良さと、昔風の東屋の風情がいい。
反面、この場所から冒頭の公園用トイレまではホトホト遠い・・・
広場の上の自然の家が開いている時期ならそこが使えるはずだ。

さて、そんなことを考えつつも、そろそろこの最高の気分の野営を締める。
ココはなかなか好い野営スポットだ、いままで県内の近場ということで野営場所の候補にしていなかった。

県内で野営はつまらない、という思い込みはチョッと反省しなければならないかもしれない。



END





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