久川ふれあい広場キャンプ場
2012年 9月

福島県南会津郡南会津町(旧伊南村)青柳字滝倉1080
料金:¥500/1サイト+¥200/一人

今回は福島・南会津方面への野営旅に出かけました。

この週末に9月へと入ったものの、依然として真夏のような暑さが続いています。
しかも全然雨が降らない・・・。
少しでも涼しいところに行きたいもの、と思いついたのが南会津方面でした・・・。

そういえば、南会津方面へも1年振りくらいのお久しぶり・・・
いつも北東北方面ばかりを話題にしてしまうので、南東北へも目を向けたいものです。



気合(?)を入れて南下して福島入り。
いつものマンネリなルートを変えて、面白味に欠けて好きではない幹線国道4号を単調に南下。
まぁ、イイのです・・・R4の渋滞さえなければスイスイ移動して時間を稼ぐことができるのです。



やがて白河まで下がってR289へスイッチし、甲子高原道路を西へ進み会津・下郷町へ抜けR121へ出る。
このR289、数年前は下郷町へこの先の甲子峠で切れており、その先へは繋がっていなかったのです。
これが貫通したことの移動に関する利便性は大きいのではないか?
自分にとり意外にこのルートが、会津地方へ早く入りたい時には有利なのかもしれない。
以前は、宮城〜山形・米沢〜喜多方〜会津若松の経由で向かって来ていたが、コレは時間があるときにノンビリとドライブするのに良い。

会津田島を過ぎ、駒止トンネルを抜けると奥会津・南郷町。



この南郷町の特産のトマトが、今回の旅の目的の一つであった。
高原にある南郷町は、高原トマトの産地として有名で今が旬のピークです。
町のそこかしこには広大なトマトのビニールハウスが並んでおり、各々の畑の前の小屋には袋に詰められたトマトが並んでいるのでした。
強烈無比なトマト好きな自分としては、今回こそこの産地自慢のトマトを食すのを目的に野営を成し遂げたいのです^^)



今回の宿営地、久川ふれあい広場のキャンプ場・・・来たね。

     

このすぐ隣は久川城址跡の史跡がある。
看板はでかいが、ごく小さな観光スポット。

      

気になるサイトの状況・・・。
管理棟前にタープが一張建っているのみ、今は無人のよう。
ま、空いてるね。



いつもの定場、栗林の手前辺りに建てる。
いやーさすがは高原エリア、涼しい!!・・・標高5〜600mくらいはあるはずの場所なので、涼しさを期待してきて正解だねぇ。

     

え〜と・・・忘れてます(汗
タープも張るつもりだった・・・のだと思うのですが、ポールはあれど幕体無し。
持ってくるのを忘れてまーす(汗

冒頭、天気の話・・・記録的に雨が無い・・・はずが、会津地方の今夜は雨もあるとか。
既に耐用状況の低下した古ボロテントに雨用の屋根無し・・・この点は完全に間が悪いですね〜今回の野営は・・・雨無しを想定でした。



奥会津の野営の楽しみ・・・温泉・・・山奥の出湯(いでゆ)の風情・・・を味わいたいじゃありませんか。
いつもは判を押すように木賊温泉の露天風呂なのだけれど、判断をミスって檜枝岐までドライブしてしまった。

共同浴場駒の湯、¥500。
きれいな施設だし、浴槽も露天風呂も大きくていいのだけれど、無色透明無味無臭な湯が自分にとっては全然物足りない・・・
せめて温泉らしい「湯の香」くらいは漂わせて欲しいもの。
木賊温泉は渓流沿いで、今時期はアブに邪魔されてゆったり入ってられないだろう・・・との読みでここに来たのでした(笑

まぁ、こんなもんでしょ・・・と車に戻り、エアコン要らずの心地良い涼しい風を窓から入れながら久川キャンプ場へと戻った。

     

温泉で小銭ができたところで、今回の料金を払っておく。
テントサイト一箇所と言ってるが、サイトが区画的に区切られている訳ではない。

それにしても、こうして大きく立派な看板が掲示されて利用料金を払って欲しいと明示するようになったのには訳がありそう・・・
こうなったのも、昔は数多くのテントが並びながら利用料金(当時は清掃協力金)の投入が無かったのが理由だと書かれており、悲しいものだ。
キャンパーのマナーも、多くのキャンパーのブログで紹介されるキャンプ道具並にもっと向上しなければならんよね〜。



心地良い風が吹きぬけており、とても居心地が好い。
3時を回っているが、キャンプ客は増える気配がない。



お楽しみの、南郷トマト。
今朝採りの新鮮なトマト、形は揃ってないが一袋¥500だ。
これの他に3個ほどおまけに戴いた、さぞトマト好きに見えたのかな?(笑



氷でトマトを冷しつつ、これまた氷で冷えているビールを注ぐ。
週末の酒飲みタイムの始まり〜。

      

涼しい。
こうしていると、晩夏の感じがする・・・。
好いね〜。

      

タープ・・・こういう状況だと要らないね、かえって邪魔。
とは言っても、時折、頭上に毛虫やら落ちそうなイガ栗が無いかは気にしたほうがイイかも知れない(笑
夕刻、夕日が射しているけれど、木陰になって直接当たらなくて依然として涼しい。



めっずらしぃ〜!今回は普段は呑みつけないワインを持って来てるんですよ^^)
今回は白ワイン。

     

ワインはラベルを見ればその品質等級がわかる仕組みになっている。
このワインはフランスのAOCワインだ・・・円高で輸入品は昔に比べかなり安く買える。
氷を抱かせて冷してますが、開封したては美味くないので、デキャンタします^^)



このワインに付属の温度シート・・・ワインの種類毎の飲み頃温度を教えるための親切小道具だ。
テーブル上に置いてみると、気温20度ほど・・・そりゃ涼しい!

     

南郷トマトとミネラル工房の天然塩白いダイヤの出会いは最高。
バッチリ冷えた白ワインも、デキャンタのおかげでまろやかに変化し、トマト−天然塩−チーズに相性バッチリ。
美味いー!
あ、そういや、フランスパンも持って来てコンビーフもあったのだけれど、追加のトマトを切って合計3個を食するとそれだけでお腹一杯・・・笑
ご馳走様でした。

     

夕焼けが広がってきた・・・夕刻も深まっている。
明り点灯。
たまに白ワインも好いもんだね〜相変わらず美味いです。



夏のテント内は、発熱しない電気の明りがイイですね。



夜も更けたし、テントの中で寝酒モード。
外は風が止んでしまったが、気温が低くテントの中でもとても過ごし易い。

外は明るい月が出ており、明るい夜空。
うむ!雨は無いな、好い感じ・・・
ってことで、寝る・・・zzz。



目覚めは雨音・・・やっぱり降ってるのね(笑



それほどの雨ではないようで、涼しさもあってゆっくり寝続ける。

     

雨が上がってようやくテントから這い出る。
どんよりした朝模様。
まずは熱い茶でも啜る。



向こうに居たタープ組のお二人が撤収したあとは、一人貸切になった。
せっかくだから、もうチョイゆっくりしよう。

      

トイレは水洗、以前ほどではないが綺麗なほうだ。
テーブルが3箇所あって、BBQ用のグリルも内蔵されており大変便利。

     

晴れ間も出てきたので、こちらも撤収。
なかなか好い時間を過ごせた野営だった。



そのまま帰るもの勿体無いので、昨日悔やんだ木賊温泉に向かう。



周辺には多くのそば畑があって、白い花がとてもキレイだ。
あー新蕎麦、楽しみだなぁ。



来ました、木賊温泉の露天風呂。



ん??
なんだ?あのデカイ石は?



なんでも、昨年の集中豪雨で湯船が沈んだときに川から流されて入ったというが・・・信じられない状況。



幸いなことに渓流沿いに付き物の、あの嫌なアブが全く飛んでいない。
まったく心配なくマッタリできる。

あぁ〜いい!
このトロンとしてスベスベの湯、硫黄の匂い・・・「湯の香」がしっかり香って情緒感最高。
コレだよ!

     

隣の川の水のキレイなこと・・・
しばし湯を楽しんでまったり・・・最高な気分ですよ。

さて、伊南を離れてR401で昭和村方面。

   

時間に多少の余裕があるので、適当にヒッソリの林道を行く・・・これがワクワクして楽しい。
その後、昭和の森キャンプ場、高清水キャンプ場など覗き行く。

     

途中の風景は、未だ残る日本の原風景と言いたくなるような村々の風景が、なんとも好いんです。
それに、特に謳われて無い場所でも、そこかしこに謳われるような景勝地と同等の風景の場所がたくさんあることに気が付かされます。

     

仕上げは八町温泉、亀の湯で。

     

熱い湯が好い。
鉄成分の金気臭がして、少し硬い感じの湯。
手前のパイプが八町温泉の源泉で温めの湯。
向こうの太いパイプのが対岸にある玉梨温泉の源泉で、熱めの湯・・・二つがブレンドされた亀の湯です。



その対岸の玉梨温泉の共同浴場・・・は今回はパス。

     

湯上りの道すがら、もう一箇所覗く。
例の「坂井地区多目的活性化広場」。

案内看板も無くなり、完全に廃墟状態になりましたね・・・。
草も生え放題で、チョッとキビシイ状況です。
依然は好い雰囲気の時もあったのですがね〜。

さて、時間も押してきた・・・今回の旅も帰路とするか。
会津方面は好いエリアですね〜秋の紅葉も最高なエリアです。

紅葉、新蕎麦、温泉・・・!!
次はコレだな(笑





END





掲示板に、ご感想をお寄せくださると大変嬉しいです。
掲示板

home | page top | back | next