相野々ダム自然の森キャンプ場
2011年 9月

秋田県横手市山内平野沢
料金:無料

今回向かうのは、相野々ダム自然の森キャンプ場への再訪。
つい2ヶ月前の7月にも幕ったばかりです・・・。
今かなりお気に入りになっている野営地であります。

大変好い野営地です・・・個人的な思いとしては。
「くるみ台キャンプ場」や「竜ヶ森キャンプ場」と似たヒッソリ野営場なのですが、こちらのほうもまた独特な感じの好い野営地だ。
そんなことを話すうちに、この週末の行き先をミニととに決められてしまった・・・笑
遊び盛りの小学生が、こんな辺鄙で誰も居ない寂しげな野営場で野営したいなどと言うのには、チョッと問題な面もあるのではないか?
少し将来が心配になってしまう(汗。



てな訳でそんな一抹の不安を抱きながらも、スイスイっと横手入りです。
昼前の早い時間。

突然だけれど、町中にあるカー用品店イ○ローハ○トに立ち寄ります。
車のエンジンオイルを交換しようと思いたったのです。
なにせ、前回交換したのは昨年12月の車検のとき以来・・・いつかやらねばと思いつつ、幕営にかまけて後回しであった。
幸いにも混んでおらず、すんなりやれて約30分で終わった・・・。

あとは簡単な買い物。
野営場までは横手の街中から約20分程度で着ける・・・結構便利のよい野営場ではありますね。



野営場へ分岐する前に、あいのの温泉 鶴ヶ池荘で温泉に浸かる。
たしか、かなり昔に大松川ダム公園キャンプ場に泊まったときに、ここで入浴したことがあるのですが、どんなのだったか全く思い出せません〜。
で、入ってみたのですが・・・ナルホド、無色透明無味無臭の三無温泉であった・・・自分のお好みではないってことでしたね(笑

まぁそれでも、野営場に行く前に地元の温泉に浸かるのはいいことで・・・。
自分にとって、その日の野営地は聖なるもの・・・聖なる野営場へは、まず温泉で身を清めて入るのが礼儀との思いからであります(冗笑。
ま、冗談はさておき、なんにしてもこの雨模様の日には温泉でサッパリして野営場に向かうのも、気持ちの良いものです。

さて、相野々ダムへの看板のところで分岐、細くて崖沿いの道を進んでゆく。
ここはスピードを落として慎重に進みたい・・・ハンドル操作を間違うとがけ下に落ちる。
まぁ、日が暮れたら車の運転はやりたくない山道であります・・・だから、夜には車一台来やしないヒッソリでとても善い野営場所なんですよ。

          

野営場に到着!
前回来た時より場内の草が伸びている。

天候は依然として雨模様・・・シトシト降っている。
しばらく様子を伺うものの、すぐには止みそうも無いです。
天気予報では曇り予報であったが、ところにより雨と言っていた・・・この場所がその「ところにより雨」ってこと?笑



さて、そんな予報に合わせて今回は大きな屋根とするための幕を持参してきた。
雨降りだが、風の無いのが幸いしており幕下には吹き込まないので落ち着ける。
まだ暖かい時期は、極力オープンな幕体でもって過ごすのが善いと思う・・・景色が見られるから。

     

この野営場はこじんまりとして、決して大きな野営場ではない。
ですが、周囲の森に囲まれた一角、この野営場の佇まいがなんとも好いのです。



簡素な設備しかありません・・・
炊事棟はちゃんと水が出て、カマド付き。
広場の反対側に簡素なポットン便所。
ま、そんな場所だからしていくらこのhpでレポしようが、ファミリーキャンプやグループキャンプには不便なだけのツマラナイ野営場と思います。

         

雨は時折強い降り・・・。
雨で大きな幕の屋根の外へはあまり動けない・・・幕体を叩く雨音を楽しむ。
ミニととに鍋の仕込をお願いして、自分はマッタリと何もしない(笑
いつもの、ミネラル工房とがしさんの白いダイヤがあればちゃんと味が仕上がるから不思議だ・・・。

     

雨の日、湿った時には周囲に漂う炭火の乾いた空気がいい・・・夜は多少冷えるので丁度いい感じだ。
しばらくこの鍋を煮込んでから、パスタも添えての夕餉・・・
少しの間に日が暮れるのが早くなったなー、もうすっかり暗いもんね。



多少、雲が薄くなったようで、月が透けて覗くようになった。
この野営場、夜には一切の明かりは無い・・・今夜のように月あかりが射さなければ本当に真っ暗、漆黒の闇になります。
そこがまたイイとか放言しつつも、実際に照明器具を忘れるとか故障したら、ちょっと焦るだろうな(笑

ソロキャンプなら混み合って溢れたキャンプ場ではなく、前回ここで自分が幕ったように、こんな簡素極まりない野営地に滞在しての独営をオススメしたいです・・・。
こう言うところには、野営の「味」があります。
もっとも、自分の場合はこんな場所ばっかりがお気に入りでレポの主体なのでありますが、およそ万人向けではないと思います。



翌朝はすっかり雨も上がっておりました。
次第に晴れ間が広がってきております。
それに連れて、昨晩の湿気った風がすっかり乾いた心地良い風に変わっています。



森が野営場の周囲を取り囲んでいる感じ・・・これがイイ。
昨日は愚図っていた地面も、既にすっかり乾いていて清々しい。



昨日がこの状況だったら最高だったのにね・・・笑
などと二人で話しながら、またまた昨晩の残りナベを温めてパンと一緒に啜る。



10時を過ぎて、まだなお立ち去り難い・・・。
とは言え、遠くに来ているので、そろそろ帰路に発たねばいけませんね。

ふむ・・・
やはりイイ感じの場所ですよ、ここは。
秋深まる頃に、また野営に来たいと思っています・・・秋の枯れた頃合もまたイイ雰囲気なんだろうなぁ。




END




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