三ノ倉高原キャンプ場(福島県)
2011年 5月

福島県喜多方市熱塩加納町米岡字梨木平地内
無料

二日目です・・・。

奥会津・・・旧・伊南村(現・南会津町)の久川ふれあい広場での幕営を閉じ、今のところアテもなく車を走らせています・・・。
R289を駒止バイパスで来た道を戻るか、それとも只見から入広瀬を経て新潟方面へ出てどこか幕営地を探るか・・・。
これも楽しそうではあるし、久々にワクワクする気もする・・・

が、しかし待て・・・。
もうGW直後の週末なのだし、明日帰ってからの都合もあるので、前出の放浪ドライブはまた別の機会に考えよう・・・。



そんな訳で・・・
期待を持たせながら(笑・・・あまり深く考えず、普通に会津若松を経て喜多方へ。
喜多方といっても、話題のラーメンを食しに向かうわけではない・・・たかがラーメン、並んでまで食いたくない。

私の眼中にあるのは幕営場そのもの・・・どんな風景、雰囲気が味わえるか、それが全て。
旧・熱塩加納村の三ノ倉高原キャンプ場へ舵を向ける。

今朝から天気は上々。
昼をだいぶまわったころには着いて、場内検分・・・貸切の様相、雰囲気も上々で問題なし。
ただ、小さな虫がいるな・・・顔先に寄ってきて煩い、刺されないよう注意しないと。

     

いつものお気に入りの一角へ入るところ、これまで建っていた看板が倒れていました・・・。
まぁ、この看板も以前から結構朽ちてましたからね。
これで決定的に、表札というか、つまりこの場所を表するものが無くなった・・・

     

まだ草が生えていないので、ご覧の通りのスッキリ感!
普段は草の丈のおかげで、両方の広場に区切りがあるように思えています。

さて・・・どのように幕を設置するべきか。
今の三ノ倉・幕営場の情景を最大限に味わうには、どう建てたら良いか・・・。



広場の端に立ち、新葉の出ていない白樺の樹のはるか向こうに望める、残雪の連峰山景。
この風景がとても好いと、自分は気に入った。
この風景は今の時期で無いと味わえないのではないか?



素晴らしい・・・
岩洞湖のような、大きな林となっている白樺の場も素晴らしいが、こうして凛とした白樺の樹も綺麗だ。
そのはるか先に残雪の山々。

     

これはもう、最高ですね・・・
テント前に落ち着き目前に広がる風景・・・その素晴らしい風景と対峙して過ごす。



風も無く、日が当たってポカポカと温かい。
見飽きない風景をじっくり味わい、この幕営場の雰囲気に酔う。

さて夕刻までには少し早い頃合で、一旦キャンプ場から下りて温泉へ・・・夢の森
ゆったり過ごして、明るいうちにキャンプ場へ戻ってきます。

     

夕刻が迫ると、さすがに雲が出てきて垂れ込んできた。
飯豊の反対側には磐梯山が望めた。

     

車は一台も上がってこない。
やはり今日の幕営場は独り貸切となり、贅沢な幕営気分で過ごせそうだ。

     

喜多方の街のほうを見下ろすと、街灯りが点き始めている。
幕営場はピタリと風が止んでおり、ゆっくりと日暮れてきて物憂げな夕刻の情景。



すっぽり日が暮れた・・・。
林の向こうで、フクロウが鳴いている。
と思うと、か細く鳴く、鵺鳥の独特の金属的な声が耳に入った。

情緒満点だ・・・
この雰囲気が勿体無いので、できる限りテントの外で晩酌を啜っています。



明け方は雨で、幕体を叩く音がしていた。
雨音が心地良くて寝続けていました・・・。



明るくなると、雨は上がっていて、霧も晴れてきている。
しばらくゆっくり過ごして・・・



やがて頃合・・・。
車に荷を積んで幕営を閉じる。

今回の三ノ倉キャンプ場・・・
非常に好い感じでした。
毎度こんな雰囲気で過ごしたい場所です。




END



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