三株高原キャンプ場(福島県)
2011年 2月

福島県石川郡古殿町大字松川字三株
料金:無料

この週末は好天の模様です。
2月中旬、まだまだ冬の季節のはずなのですが、このところは結構暖かい日が続いています。

今回もそう遠くへは出られないので、とりあえず猪苗代湖・秋山浜辺りを目論む。
朝からの所用を済ませると、独り車を走らせるのでした・・・。



さて、猪苗代湖を目指していたはずですが、この青空を見るうちに夕陽を見たくなってしまった・・・(笑
針路変更!・・・夕陽を眺めるために、三株高原の野営場に賭けてみよう。
まだこの季節だ・・・三株で幕営出来るか解らない。
駄目だった場合、そこから猪苗代へ・・・大変な事態になってしまうかもしれない。

そんなことで一路、南東方向へ下る。
福島・いわき方面・・・古殿町だ。
う〜〜ん、なんとも遠出になってしまった(汗

夕陽に間に合うだろうか。
秋山浜ならもう到着して、温泉にも浸かれていただろうに・・・。



三株高原への上り口だ。
残雪・・・カチカチでツルツル。
うぅ、こ怖い・・・車が上れるだろうか。

なんとかこの場所を上ると、あとは所々残雪はあるものの、華奢な軽自動車でも進むことが出来た。

         

キャンプ場到着。
場内を見渡すと、なんともスカッと開けている。
一面ススキの状況を想像していたのですが、思いもよらず開放感があってなかなか好い感じ。
三株高原キャンプ場の、この状況は初めてだ。

風も穏やか・・・。
貸切状態。
うむ、いいね!
今回はここで決まりだ。

さて、テントを張るぞ。
とはいえ、こうもスカスカだと、給水所の前にある広場ではチョッと落ち着かないね。
やはり・・・いつもの場所かな。



広場から上がってきて振り返ったところ・・・
すっかり周囲のススキが刈られていて、スッキリと広々と見えますね。

     

いつもの「ひっそり松の木サイト」。
今回もここにする。



テント設営完了。
なんとも、スッキリと広々・・・気分イイ。



野営場から望める山々の風景。
うむ、今日は夕陽が拝めるのではないかな?

     

一息つくと、巡視員のTさんと世間話。
この場内の状況は、昨年の11月にあったラリーイベントの際に、キャンプ場を一面のススキを刈り取り駐車場にしたのだと言う。

さて、日も傾き始めて、そろそろ飲み始めるか。



英字新聞に包れてお洒落な日本酒。
会津の地酒・羽賀泉というのは、初めて飲む酒だ。



包みを取ると、綺麗な青色の瓶。
ミニとと作の不恰好な焼き物(笑・・・に注ぐ。
おぉ、素晴らしい豊かなコクと香り・・・善い酒だ、旨い。

     

そろそろ夕陽が見頃となっている・・・。
風もピタリと止んで、絶好の居心地。



素晴らしい夕陽・・・。
絶景です。



日が沈むところのやるせないグラデーションに、ひと筋の飛行機雲。



寒さはそれほどではないので、しばらく灯りを吊るして薄暮の時を味わいつつ、先の地酒をゆっくり呑む。
あぁ、いい感じですねー!
こんなひと時が最高です。



すっかり暗くなって、ようやく寒さが来た・・・ここは高原で標高もある場所だから、スッと冷気が迫る。
テントに入って寛ごう。

     

羽賀泉・・・旨い!善い酒だ。
簡素な肴で一杯進めてます。

・・・しかし、毎度ながらこうしてやってる事と言ったら、いっつも同じ内容でマンネリ極まってますね(汗

ラジオから時報が鳴った。
何時かな・・・丁度イイ酔い加減だし、シュラフに半身を入れていたら心地良くて・・・
灯りを消してもう寝る。



翌朝は、風の朝だった。
強風ではないが、時折テントが揺れる。
まだ暗い時間に一度起きて外を覗く・・・東の遠い空がうっすらと明るくなりかけている。
まだ早い・・・もう一度寝る(笑



目が覚めると、すっかり明るくなっていて、冷風が吹いているのに日が当たる温室効果でテントの中は暖かい。
今日も快晴だ。

風が吹いたおかげで、幕体は全く結露しない。
撤収も楽、帰ってから干さずに済みそうだ。

三株高原キャンプ場・・・本当にここでの幕営はイイね!
簡素で何も無い場所だけれど、こうして夕陽が拝めたりできる。
そして、ひっそりと自分だけの幕営を堪能できる・・・そういう楽しみ方が出来る野営場というのは、結構少ないものです。




END



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