県営松川キャンプ場(岩手県)
2010年 10月

岩手県八幡平市松尾寄木松川温泉
受付:峡雲荘
料金:¥500/張 ¥300/大人 ¥150/子供

気が付けば、もう10月になっちゃいました・・・。
めっきり涼しい昨今じゃありませんか・・・
あの酷暑、烈夏と言わしめた殺人的な灼熱の夏は、もう懐かしい思い出なのかな?(笑

季節の移ろいに、人(ひと)の気分も体も変化するものではありますけれど、今年の季節の変化にはキツイものがありはしないでしょうか?
そんなことを思いながらも、ここのところの長雨の・・・秋雨の肌寒さに思うのは熱い温泉が恋しくなると言うことですね(笑
濃い温泉、ツンと鼻を刺激する硫黄の湯の香、熱くてガツンとくる温泉・・・仕切りの無い野天風呂なら言うことなし!
あぁ〜、行きたい!



そんな訳で進路は一直線に北上・・・八幡平エリアであります。
ココまで上がってくると、候補は一杯あって困る。
姫神山一本杉園地・・・今日は夕陽が岩手山に沈み絶景が見られるに違いない。
岩洞湖白樺林の広場・・・夜は冷え込んで白樺の薪での焚き火が恋しくて、薫香がたまらなく良い。
後ろ髪を惹かれるが、今回はお初処・・・「県営松川キャンプ場」だ、ココに行く。

いやー、今回も遠いなぁ(汗



pm2時半、松川温泉の「峡雲荘」到着。
今回のキャンプ場は有料なのです。
この峡雲荘でキャンプ場の利用受付をします。
ミニととと二人の利用で、¥950・・・う〜〜む普段は無料野営場に入り浸りなので、ちとビミョーか?!

        

峡雲荘から下って、地熱発電用の蒸気管に沿って行くと松川荘。

         

松川荘の駐車場を横切って渓流の橋を渡り、狭い舗装路を奥へと登っていく。



上った先にキャンプ場。
立派な管理棟だ。



まずはサイトを検分。
炊事棟が上下に2箇所あり、その周囲がひな壇上に整備されている。
テントサイト・・・と言うよりは駐車場のような体裁で、自然に車を脇に置くオートキャンプスタイルとなるようです。

      

上部エリアの最奥にしようと思いましたが、ちょっと草丈がありすぎです。
炊事棟下の平地・・・見下ろす感じですが、なにか落ち着かない感じ。
ミニととのお見立ては、下部エリアの奥・・・管理棟の正面のずっと先に位置する。



うむ!コレは好いね、さすが百戦練磨の賜物か(汗



場所が決まれば、あとは早いです・・・さくっとね(笑
周囲に漂う、硫黄の温泉の匂い。
あぁ、いいね・・・最高だね。



赤のテントと白のタープ・・・紅白ってことで、縁起イイでしょ?(笑
これが白黒の組み合わせだと、こんな人気(ひとけ)の無いひっそりな場所、お葬式みたいで笑えないかもよ(汗

さて、一息ついたらお楽しみの白濁温泉にGO!
松川荘にするか、峡雲荘にするか、はたまた松楓荘の洞窟岩風呂にするか・・・う〜〜む、迷う!

     

ってことで、峡雲荘です(笑



紅葉が始まっています・・・彩が嬉しいです。
硫黄の匂いといい、湯の温度加減といい、野天風呂の雰囲気といい、文句のつけようがないですね。
あぁ〜〜コレよコレ、イイ湯だなぁ!



広い湯船にデカイ岩が置かれて、うまい具合に目隠し効果・・・
なにせこの湯船は混浴なんです。
家族で来ているファミリーが数組、当然、奥様達はバスタオル巻いて浸かってますので御心配なく。
たっぷり、湯ったり・・・存分に浸かりました、あぁ満足。



キャンプ場に戻ると、夕刻。
管理棟の中は、綺麗な水洗トイレと避難用の小部屋。
管理人さんからは、天気が悪いときなどには自由に部屋を使うように、と言われてます・・・が、今日は大丈夫でしょう。
他にキャンプ客は居らず貸切だ、嬉しいねぇ。



日が暮れていないのに、もう、吐く息が白い。
さすがのミニととも、寒さに備えて着込んだ。
そういえば、ここは標高1,000m近くあるんだった・・・そりゃ冷えるわな。

      

色付始めた周囲を眺めながら焚き火の匂いに誘われて、一杯遣りはじめる・・・。
地酒の日本酒をジンジャーで割ってみる・・・う〜むこれはビミョーだな(笑



それならば・・・京焼きの酒杯、これで遣る。
チョッとした楽しみ、安いコップ酒もこれなら・・・(笑



焚き火が嬉しいです。
風も無く、落ち枝は無尽にあって、焚き火には絶好だ。



周囲の落ち枝は桜の木のもの・・・
燃え付きも良くて、焚き火の材料にはとても合う。
好い感じだ。



すっかり日が暮れた・・・
灯りを燈そう。

      

焚き火はミニととに任せて、遠目で眺めてマッタリ・・・好い時間です。
パチパチと小気味良い焚き火の音・・・こうでなくては。



チビチビとウィスキーを舐めてます・・・
ジツは、もう早々と眠気が・・・(汗



焚き火を囲んで眠気覚まし(笑
白濁の温泉、気持ち良かったなぁ・・・
明日もどこかで入れると嬉しいね・・・などと話してます。



さて、焚き火もそろそろ、お終いにしよう。
テーブルを少し整理して、特に食料はきちんと片付けなければ・・・
テントに入ると、これまた外の焚き火前とは違った心地良さ。
しばらくLEDの灯りのもと、ラジオに聞き入る。
pm8時半頃・・・眠気の限界(汗
おやすみなさい・・・シュラフに入ると気持ちイイ。



翌朝、風が強い。
この下部サイトにしていて正解だった・・・。
上部サイトにいたら、風がまともに当たっていた。
下にいると周囲の木々のおかげで直接風が当たらずに済んでいるようです。



風は冷たい。
管理棟のトイレはとても綺麗で快適、炊事棟も立派です。



なんといっても・・・貸切でした。
最高です。

     

上部のサイト風景。
コチラも開放感があって良い。

      

紅葉が色付き始めて来ています。
もっと全体が紅葉したら、さぞ凄い雰囲気になることでしょう・・・
ちょっと来るタイミングが早かったかな・・・。

     

さて、今にも雨になりそうな暗い空模様です。
名残惜しいのですが、早めに撤収してしまいますか。



さて、キャンプ場を後にして・・・。

     

隣には、松川地熱発電所。
もうもうと白煙を上げてます。



「松川自然休養林キャンプ場」跡・・・昨年だったか廃止となり、既に建物は撤去され只の林に戻っています。
温泉付きキャンプ場で、いつか利用しようと思っているうちに廃止されてしまった(残念

さて、岩手山をぐるりと回りこみ、もう一度白濁温泉に浸かることにする。
網張温泉だ。

      

「休暇村岩手網張温泉」の本館の裏手から山道を辿り行く、ワイルドな野天風呂だ。
向かう前に、入浴料¥300を入れる。



脱衣所、男女別・・・だけれど、湯船は混浴ね。
以前、この脱衣所が出来た頃は、受付のおばさんが常駐してましたが、今は前記の料金箱に入れて来る仕組み。

     

素晴らしい〜!
なんて綺麗な青白色の湯なのでしょうか。
野趣溢れる野天風呂です。



熱いです(汗
沢水も入れられるので、温度調節可能です。

     

正面の亀滝・・・その前の渓流にどっぷり浸かってみました。
って、冷たいなんてもんじゃないでしょ〜一瞬死ぬかと思いました(馬鹿
あ〜楽しい(笑



御年配の方々、何名かお見えになりましたが、あまりのワイルドさにそのまま引き返して行きました。
まぁ、あんまり無理するといけませんので、残念ですが無難が何よりです。

岩手・八幡平・・・
まだまだ奥深く素晴らしいスポットが満載のような気がします。
・・・特に温泉好きには、堪りませんね。
これからは紅葉時期。
山岳道路は急に冷え込み、雪模様になることもあるので、気象動向には注意したいですね。





END



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