石倉沢キャンプ場(秋田県)
2010年 9月

秋田県仙北郡田沢湖町 
田沢湖湖畔道路 県民の森エリア
料金:無料

連休二日目。

千古の森からトレッキングで荒沢自然館の駐車場まで戻ったのは、昼前になっていました。
本日の幕営場をどこにしようか、特に決めてはいなかったのですが、まずは車を出す。



候補地は、秋田の竜ヶ森C、もしくは石倉沢C・・・あたりか。
鳴子から仙秋ラインで秋田へ抜ける。
午前中のトレッキングが体に響いて疲れているので、やすみつつ慎重にドライブ・・・。

天気は雨模様。
なんとも気分も滅入る。

トレッキングで大汗かいているので、温泉が恋しい。
あぁ、そうだ、こんなときにはとことん山の温泉キャンプもいいかもナ・・・
なんて思って気が付くと、既に横手を通過するところなのでした(笑

空模様は黒く、午後3時だというのにあたりは暗い・・・。
どうするか・・・疲れていて、そろそろ落ち着きたいのです。
もうこの時間だと、田沢湖で落ち着くしかあるまい。
そうとなれば、行き先は石倉沢キャンプ場で決まりだ・・・。



石倉沢キャンプ場・・・到着!
小雨程度だが、いつ大降りになってもおかしくないような空模様だ。
せかされるように、木々の中に設営する。



いつもの場所だ。
こうして見ると、森林奥深いところでの野営のワンカットに見えるが・・・
実態は、野営場の林の中・・・やぶ蚊に邪魔されつつの設営だ。
こんな時は、なにより焚き火だ・・・温泉から戻ったら狼煙を上げようか。

      

まだ、ココは訪問する時期が早かったかもしれないな。
それに雨の日でなく、カラリとした風の吹く秋深い時期に来るべきなんだろうなぁ・・・。
当然ながら、飲用水も問題なく出るし、トイレもOK・・・。



温泉に向かう・・・。
すっかり雨模様で、強い降りだ。
田沢湖高原へ向かい、「露天風呂 水沢温泉」・・・これがお気に入りです。
白濁の熱い湯、硫黄臭がとても心地良い。

大きな湯船にザブン〜と浸かる・・・。
あちこち痛む体が、白い湯に溶けていきそうです(笑
露天の湯船に移る・・・あぁ〜〜もう最高、もうこのまま寝てしまいたい(汗。

たっぷり温泉に浸かって満足。
営地へ戻ります。



テントに戻ると、すっかり日は暮れており真っ暗。
木々の中にテントを張ったおかげで、多少は雨よけになってはいるが、ジメジメしていて居心地が良い訳ではない。

焚き火・・・楽しみでやりたかったのだけれども、この雨ではムリですね。
雨なのですが、妙に気温が高くてパネルを全て開けてメッシュにすると居心地が良い。

     

外は結構な大雨状況です。
テントに篭って過ごす・・・雨の日の幕営はコレがまた楽しい。

男の愛読書・・・ゴルゴ13(笑
漫画を読みつつウィスキーをやるうちに、耐え難い眠気が・・・まだ夜の8時前なのですが・・・(汗
あぁ〜もうダメ、寝る(凹



夜中に一度目が覚めたが、依然として雨音が響いている・・・。
少し肌寒くなっており、シュラフに身を入れても暑くないので心地良い。



朝には雨が止んでくれており、シンと静まったテン場だ。
しばし場内を歩く。



キャンプ場前から望める田沢湖。
向こうの山に雨上がりの雲が漂っていて幻想的。



天気はイマイチだが、なにか去りがたくテントの中で寛ぐ。
お湯を沸かして、コーヒーとパンで簡単な朝食でも。
ラジオを聴くといつもの幕営の朝と違う様相・・・あぁ、今日は月曜なんだね。



撤収してキャンプ場を後にする。
このキャンプ場はやはり晩秋と冬が一番良い。
GWや夏季は車が多く入っていて、独り静かな幕営が出来ない。



湖畔道路をゆっくり進んで・・・
土産物屋はもう開店しているが、名所には観光客はまばらだ。

さて、帰路。

     

昨日、2年の長きを経てようやく復旧し開通されたR398、「平成20年岩手・宮城内陸地震」にて最後まで残っていた道路が通れることになった。
秋田・皆瀬村のとことん山キャンプ場の前を通り過ぎ、宮城県への県境を越える。
自然災害の恐ろしさを思いながら、ゆっくり走る。



無事帰宅の後は、幕体を広げて乾かす作業。
あらかた乾燥したところで、倉庫の中に入れて次の出番まで広げたまま掛けて置く。

初日のトレッキング幕営のようなイベントの後は、近場の所でマッタリ過ごしたほうが良かったかも知れませんね〜(笑
ま、今回は白濁の湯に惹かれたと言うのもありましたが・・・

石倉沢キャンプ場は、これからの季節が良い感じの場所です。
また来てみましょう。





END



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