石倉山キャンプ場(秋田県)
2009年 4月

所在地:秋田県山本郡三種町森岳木戸沢
料金:無料

今週も春の陽気に誘われて、遠出の幕営旅です。
今日は時間がたっぷり有るので、ゆっくりとドライブが出来るのです。
朝早く行動すると、道も混雑していないしスイスイ走れて嬉しい。

遠出が出来るのだが、自分の「隠れ家的野営場」とでも言うのか、お気に入りの北東北の某野営地はまだ冬眠中だ。
6月以降にならないと、ちゃんとした利用が出来ない。
そうは言っても、4月になれば北東北においても幕営の出来る場所はいくらでもあって、無理せずにそこへ行けば良いのです。



途中、こんな看板もあって、視察に向かうもなかなか上手くいかない(笑
てな訳で、抜けるような青空の下、あちこち寄り道しながらの北東北行きであります(笑



さて、今回の訪問地は秋田・三種町にある石倉山公園のキャンプ場だ。
三種町は八郎潟の近くにあって、キャンプ場の周囲には森岳温泉郷もあるところです。
この石倉山キャンプ場は4月に入れば、もう冬眠から覚めているはず・・・。

到着したのは、pm3時を過ぎていたころ。
ここまで、すでに約400km超を走って来ています・・・当然ALL下道ですよ。
最近、このぐらいの距離も普通に思えてきました・・・自分的には、充分に1泊幕営で楽しめるエリアとなりましたよ(汗。

      

道路沿いの管理棟で利用申請をした後、離れたキャンプ場へ降りてゆく。
このキャンプ場へはこの急坂がある。
ごく細い砂利道の急坂道で、大きな車ではかなり辛い(恐い)と思うよ。
勢いついてスピードを出すとこのヘアピンで曲がれず、落ちてしまいそう・・・慎重にね。

東屋の中に黄色いテントが・・・管理人に先客が居ることを聞いていた。
バイクツーリングのお方だと言う。
このキャンプ場で他のキャンパーと同宿するのは初めてだ。
脇にバイクが無いので、今は不在のようです。

     

それにしても、やはり、ここは良い場所だ。
綺麗な芝生に開放感がありつつも適度に囲まれた感じで落ち着く。
谷間に下りたような感じの場所なので、直接風が吹き込まずに居心地が良い。

今回はこんな感じだが、サイトには桜の木々が多くあり、あと1、2週間もすればきっと満開ですな。
桜の下、お花見キャンプが出来そうな絶好のキャンプ場です。

     

屋根付き水場の近くが幕慣れた場所なので、いつものようにこの付近に決める。
こんなに綺麗で清清しい芝生・・・テントにするか悩むが、こうした気持ちの良い芝生ならこのフロア無しのシェルタの方が良いだろう。
どうかな?と、思いつつもシェルタの方も持って来て良かったな。

さて、寝床を決めたところで付近の温泉へ。
これまたワンパターンの「ゆうぱる」である、車で5分もかからない。
しょっぱくて透明なお湯に浸かる。
時間を忘れて、ゆっくりと400kmものドライブの疲れを癒すのです。
こうしてはるばる遠くまで旅してきて、ゆったりと温泉で寛げる・・・と言うのはなんとも好いものですね〜。

     

キャンプ場に戻ると、待ちわびての一杯とする・・・コレがやめられないんだよね(笑
あ〜、気持ち良いねぇ〜。



さて、持参してきた今夜の灯りはコレであります。
ケロランタンですが、そういえば丁度マントルがバックから出てきたので、交換してチューンアップしてみよう。
以前、流行した時の名残りか・・・あぁ、懐かしいね(笑

このマントルだと、純正の#21のマントルよりもワンランク色温度が上がったような、真白い発光が得られる。
これはもう何年も前から知られていたことで、別に今始まった事ではない。
ランタンに詳しい方には良く周知されたチューンである。

この青い袋のマントル、極々微量の放射能(当然、人畜無害ね)を持つ昔ながらの作りで、たった¥73/一枚たらずの激安品である(笑
500cpの大型マントルなのでこのランタンには大きすぎてサイズが合わないから、バーナーの上部に付ける様にして上手く工夫する。

     

暗くなって点すと特有の白い光で、写真では良く伝わらないが、コレがなかなか精悍な光り方です。
ほんとに明るくなる印象・・・殆ど貸切のキャンプ場ゆえ、こうして明るく灯しても迷惑にはならない。
同じケロ#639のほうは大きなマントル(#11)サイズだから、このマントルサイズはジャストフィットであり、当然すでに装着済みである。

      

まったり・・・焚き火を前にしている。
同宿になったライダーさんと一緒に焚き火を囲む。

一緒になったライダーさん、静岡から来ておりこれからしばらく東北を回るそうだ。
いいねぇ、羨ましいね。

ホットウィスキーをすすめながら、旅の話やこうした野営場の話に・・・
バイク旅と軽自動車の旅と・・・それぞれのメリットなどを検証したり・・・。
そして、やはり独りでこうした場所でテントを張る者同士、阿吽の呼吸で幕営話が熱く盛り上がるのです(笑。



夜も更け、そろそろ寝る時間。
マットとシュラフを拡げ準備する。

フロアレスというのは、非常に便利で楽である。
こうしてちゃんと「土間」まで作ることが出来る。
この「土間」があることで、雨の時や雪中幕営の時にも靴置きやちょっとした調理場などとして、とても重宝するのです。



外見は小さく見えるが、中に入ると開放感があってかなり広く感じ、ゆったり寛げる。
なにせこのサイトは気持ちの良い極上の芝生の上なので、寝心地も上々。
灯りを消すと気持ちよくすぐに寝入ってしまった・・・。





目覚めて見えるのは、こんな感じです(笑
一枚布ゆえすぐに明るくなるんです・・・。
さて起きますか・・・。



最近、簡単便利に思うのが、安いチルドパックのシュウマイを100スキで暖めるメニュー。
朝からシュウマイである・・・昨夜の残りだからしょうがないね(笑

     

今日も天気が良いね・・・気持ち良い朝模様。

     

ライダー氏のほうが先に出立のようだ。
お互いの旅の無事を祈って別れる。
あぁ、カッコいいなぁ、ツーリングのライダーさんは。

     

さて、こちらも幕体を乾かし、撤収を終わらせる。
たったこんな幕体一枚なのだが、それでも建てて中に入っていれば、そこは自分だけの空間だ。



出立する前に、場内を見やると昨日は咲いてなかった花弁が開いており、開花を告げていた。
お花見キャンプも良いだろうが、自分的にはそうしたシーズンをはずして、混まない時期のほうが好きなのである。
さて、気分良くキャンプ場を後にした。



<太平山リゾート公園ピクニックの森キャンプ場  秋田市仁別字小水沢134  無料>

帰り道、一箇所キャンプ場を覗いてみる。
その名の通り秋田市の大リゾート地、太平山リゾート公園というエリアにある無料のキャンプ場。

ここには3箇所のキャンプ場がある。
入り口付近にあるのが、最新の有料オートキャンプ場。
そして、そこから少し上がったところにあるのが、「ピクニックの森」。
そこには、旧来の有料オートキャンプ場と、この無料キャンプサイトである。

      

看板にしたがってその先を見やると・・・
細い通路が延びている。



お、なかなか良い芝生広場!
と、思いきや、そこは運動広場で設営は禁止区域。

     

その先をどんどん上って行かねばならず、その先にやっと小振りなテントサイトがあった。
この日は丁度、ボーイスカウトが泊まったらしい。

     

テントサイトの雰囲気はなかなか良さげであります・・・。
が、駐車場からの距離が辛く、荷運びが大変であります。



と、思って戻ってみると・・・
案の定というか(笑、ちゃんとリアカーが常備されてましたね。
コレで荷運びするんですね・・・こういうのもまた、楽しいものです。
なにより車を乗り入れて混在するルーズなキャンプよりも、こうしたほうが潔ぎ良いというか、本来あるべきと言うか・・・。
まぁ、それなりに良い感じのキャンプ場ではありますね。





END



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