三崎公園キャンプ場(秋田県)
2009年 4月

秋田県にかほ市象潟町小砂川三崎クツカケ1-2
¥300/一人

今年も、もう4月に突入ですよ・・・月日の過ぎるのは早いねぇ・・・。
木の芽がほころぶ様に、もうボチボチと、あちらこちらのキャンプ場が始動し始めると思います(笑
3月、4月とこの時期は、場所によって残冬と早春との狭間を行き来する時期なのでしょうか・・・
名残の冬、雪の寒冷と、迎えた開花の春の陽気・・・という感じで、面白い時期ですね。

さて、そんな時期の幕営であります。
ふと気が付くと、日本海の方向に向かって車を走らせていました。(笑



<視察・山形某Aキャンプ場>


車を走らせ、山形へ出た。
そう言えば、と、突然思い浮かんだ場所を立ち寄るか・・・。
いつもは通り過ぎてしまうエリアだ。

      

まぁ、例によってかなりの山奥だ。
主要道から分岐して約20kmほどか・・・。
う〜む、この辺なのだが、とてもキャンプ場らしき場所は見当たらない。

目印の民宿は見つかり、間違いなく此処だ。
まもなく通行止め、この先を歩いてみるに、キャンプ場らしきは無い。
やはり、通行止めの手前の渓流沿いのエリアが野営スポットなのだろう・・・
今は一面の雪でその全容が伺えないようだ・・・と言っても、トイレ一つだけの簡素な、キャンプ場とは言えない様な場所なのだろう。
渓流沿いという場所柄、夏はメジロアブだらけでとてもキャンプには向かないらしいが、時期を選べば結構良い感じの場所と見受けた。



さて、だいぶ遠回りをしてしまった・・・
針路を戻そう。

今日は久しぶりに行きたいところがあるのだった。
早春となり、気候が緩くなると、この日本海沿いの道をドライブしたくなるんです。

     

そして立ち寄るのは、いつものお塩屋さん、「ミネラル工房」さんだ。
今年もまた、此処に寄りながらの幕営ドライブが出来る。

工房に車を乗り入れると、ちょうど、とがしさんが店先に立っていた。
挨拶がてら塩談義やら・・・^^
こうして、作り手と生産現場とを目の前にして求める品は気持ちの良いものです。
昼時にかかわらず、長話でお邪魔してしまった・・・。



<三崎公園キャンプ場>

ミネラル工房さんを後にすれば、あとは県境を越え秋田の海岸沿いへと北上するのみです。
酒田を過ぎる頃には風が強く吹いている・・・今日もまた、風、か・・・。
となれば、「飛び」はやめとこう・・・どの道今日は天気がイマイチで夕日は見られない。
4月から解禁の「三崎公園キャンプ場」、ここだ、今日の幕営地はここに決める。

     

予想通り、良い感じで問題なし。
良く見ると、入り口の柵やら場内のベンチは新しくなっている。
奥の木製テーブルは朽ちているが、柵側のベンチ椅子は良くなっている。
相変わらず場内は綺麗で、清清しい感じ・・・そして松の木の向うに海岸風景が広がる。
この風情が、三崎公園キャンプ場の持ち味、魅力である。



今年は一番乗りだー。(笑
昨年は二番乗りだったような・・・笑

      

迷わず奥の方の海側に面した場所、こんな感じに幕体を広げる。
こういう雰囲気の三崎公園のキャンプ場はとても好い。

まだ桜も開花はまだ先で、行楽には早い時期であるのでこのように貸切となる。
あと2〜3週間も経って暖かくなれば、この狭いキャンプ広場は花見キャンプの人出によって賑わうのです。



昨年もそうだったが、このキャンプ場の特典は、居ながらにしてタラの芽を採れることです。
・・・が、しかし、今回はまだ早くこんな蕾の状態でした^^
来週か再来週はきっと採り放題だろう・・・キャンプで採りたてのタラの芽の天ぷらを食べられる、最上な一品なのです。



そんなこんなで、夕刻前、雨粒が落ちてきました・・・今夜は雨。
呑む前に温泉だ・・・いつも迷うのは、県境を戻り、女鹿の湯ノ田温泉へ行くか、象潟の温泉へ行くか・・・笑
で、結局、いつもの温泉になってしまう・・・キャンプ場からは車で約15分ほどか。
小一時間、たっぷり浸かる。
ヨード臭がツンと鼻を突く、黄金色のしょっぱい温泉・・・いいねぇ。



キャンプ場に戻る頃にはすっかり暗くなっており、雨粒も勢いが増し始めていた。
今夜はテントに篭って過ごすしかないか・・・焚き火はお預け。
が、ひとりの幕営には、立派な焚き火料理を作ったところで食べ切れないし、無駄に道具を拡げずこじんまりとやるのが良い。

      

呑み始めはスタウトビール(もどき)の発泡酒から・・・どこまでももどき品、本家のギネスにすればよかった、¥100ケチってしまった(笑
テントを叩く雨音のもと、おでんを熱くして普通のカップ酒をやる・・・まったく、こりゃまさに中年オヤジの世界ですな(汗
でもねぇ、これがまた堪らない好い雰囲気なんだよね。

雨はパラパラとして、強くもならず、程好い加減だ。
こうして、雨音を聞きながら、ある物想いにふけっている・・・某国からの飛翔体のニュースではなく、この数日来のお悩み事項だ(悩

あれこれと考え込んでもはじまらない、さて、そうと悟れば、テントを叩く雨音を聞きながら寝るしかない。

   

翌朝、どんよりの空模様。
静かな波音。
スッキリとした海岸風景ではないが、落ち着いた朝模様だ。

      

このキャンプ場は、周辺の散歩も楽しい。
ふきのとう・・・コレは分かります(笑、昨日雨が無ければ天ぷらでしたね〜
写真中、右のは、可憐な小さな白い花・・・花の名前は、知りません^^、誰か教えて。
ゼンマイも其処ここにあるようです・・・良いキャンプ場だなぁ。

     

朝からギョーザですよ(汗・・・昨夜は食べる気にならなかった、その残りね。



最後に熱いお茶で〆て撤収。
天気は愚図ついたけれど、気持ちの良いキャンプでした、いつもこういう雰囲気なら良いのですがねぇ。



帰路の途中、さる場所へ立ち寄る。
ちょうど昼過ぎ、昼食タイムね(笑

      

さて、ここはどこでしょう?・・・山形のあるキャンプ場(・・・の手前)です(笑、雪でこの先に行けません。
うーむ!雪の残るうちにヒッソリ&ワイルド幕営にうってつけですね・・・と、次週の幕営地候補としますかね。(笑





END



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