達居森と湖畔自然公園(牛野キャンプ場)(宮城県)
2009年 3月

所在地:宮城県黒川郡大衡村大瓜牛野9
料金:無料

今回は近場に出かけることになりました・・・。
がしかし、今日は朝から強風に見舞われているのです。
前週末のように陽気の良い休日には出られなくて、こうして出られる日には荒れた天気になってしまう・・・。

朝一で天気概況をwebで見てみると、北に向かうほど厳しい様だ。
気圧配置を見るに、次第に落ち着いて来るようにも思える。
昼過ぎ頃、用事が済んだ頃合でもまだ風が唸っている。
いちかバチか、とりあえず近場にでも出向いてみようか・・・今回は嬉しい完全ソロ幕営だ。



久しぶりの牛野ダムです。



雪解け時期だからだろうか、満々と水を湛えている。
さて、どうかな・・・幕営できると良いのですがね。

      

状況を見るに・・・
幸いにも風はあるが強風ではなく、コレなら幕営は出来そうだ。
サイトはどこも水気を帯びていてイマイチだ。
所々に水溜りがある・・・。

冬季中のトイレは、真ん中の身障者用の部屋が使えるように開いている。
そして、照明も点く上になんと暖房用ヒーターも通電してあり僅かに暖かい。
そのため冬季でも、大雪で道路が閉鎖されずこのキャンプ場に来られれば、通年で利用が可となる貴重な場所である。
過去、一度か二度ほど、雪の為に来れない経験があった。

      

丹念に見て歩き、湿り気の無い場所を探す・・・。
サクリとテントを張るが、時折風に煽られて手間取る。

ペグを刺す直前、テントの収納袋が風で飛ばされ、危うく一気に湖面まで行きそうになり焦ってしまう(汗
袋を回収して戻りかけると、今度は固定されていないテントが動き出している(汗
こうして強風の日には苦労させられる^^

      

普段より水面が上昇しており、目の前なんかはまるでここは湿原か?といった風情でなかなか好い。
うむ、風は吹くが、まぁまぁ落ち着いて良い気分だ・・・。
風に当ると寒いことは寒いが、もう真冬の寒さではない。
もう冬も終わりか・・・今回の冬も雪にまみれた幕営は楽しめたが、どうにも納得の雪の期間が短かったように思う。

      

日暮れを前にマッタリしている。
ホットウィスキーが美味い。

やがて暗くなり東屋の明かりが自動で点灯した。
さて、テントに篭る前に熱いそばでも軽く手繰って温まろう。
ふふっ、赤札品が泣かせるね(笑・・・今回は山菜そばにでもするかな(笑
がしかし、こうした寒い日だとこんなものでも熱々にして食べると美味い(笑。

   

さて、夜の部・・・テントに篭りましょうか。
テントに入ると風も当らず暖かいし、やはり居心地が良いものです。

酒の肴に、出来合いのナンを炙って、レトルトのカレーと一緒に食べる。
コレが簡単至極な上に、結構イケルのですよ。



ふと気が付くと、夕方の風はもう収まっていて静かな状況、周囲は何の物音もしない夜となっていた。
空には満天の星。

う〜〜む!いいですなぁ〜!
こんな良い状況なら焚き火でもしたいよね・・・
と思いつつも、もう夜も更けており周囲には焚き木になるものも無いし。
今夜はこのまま気分良く寝ましょう。



朝はどんより、曇り空でした。



カラスの鳴き声以外は概ね静かです(笑。
湖面には水鳥が浮かんで、のどかな雰囲気。
湯を沸かす間、トイレのついでに、奥の方を散歩する。



キャンプ場前の舗装路を奥に進むと突き当たりになるが、実は昔、その奥には地元の老人の作業小屋があった。
雪中キャンプした際に知り合い、その作業小屋を教えてもらった。
そこには薪がふんだんに積まれており、幾らでも持って行けと言われたものだった・・・。

      

道路の向かい側は、陸自の王城寺原演習場の広大な敷地である。
このゲートのところに告知板があり、定時にジープでパトロールが来る。
今朝も明け方5時に来ていた。
見ると、告知板に最新の告知書が掲示されていた・・・今日は火器120Mの射撃の告知であった、0700時からと言う。

      

戻るとお湯が沸いていた。
昨晩できなかった焚き火を始める・・・今日はゆっくり帰ればよい、近いのだから。

と、そのとき、牛野キャンプ場名物?の、大砲?の射撃音が大迫力で響いた。
自分はもう慣れているのでなんでもないが、初めてコレを聞く人はまずビックリするだろう。
どこまで遠くに響いたのか、恐らく遠くの山で反射して来るのだと思うが、かなり遅れて音が返ってきた。

さて、風が無いのでマッタリ焚き火を楽しむ。
昼前頃に撤収とする。



ぐるりと一周して、牛野ダムを後にした。
久しぶりの牛野キャンプ場でしたが、季節的にはまだ行楽時期ではなく混み合わないのは良いですね。





END



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